【前編:妻SIDE】世間が不安な状況なのに旦那が飲み歩いて……!?ママの怒りの復讐とは
感染症が騒がれて、自粛を求められてるこの最中。ある日、夫からとんでもないLINEが入ってきました。
そこには「今日の仕事終わりに、社長と女上司に誘われたから飲みに行く」と……!
このご時世に飲み歩く!? 夫の非常識極まる連絡に、私の頭の中は大パニックになりました。全てがありえない!
とにかく引き留めようと返信しましたが、既読スルーのまま。電話をしても出てくれません。
夫から一向に返ってこない連絡に、いらだち、モヤモヤ……。
私は思わず、リアルタイムで友人に愚痴ってしまいました。するとすぐに、友人から……
友人の返信を見て私はドキリとしました。その女上司はお酒が大好きな人で、感染症の問題が出る前から度々夫を誘って飲みに行っていることは知っていました。
しかし、夫を疑ったことはなかったし、彼女はずっと年上の人。そして、(不倫ではありますが)別にちゃんとお相手がいるらしいことも聞いていたので、夫と……というのは「ありえない」と思っていたのです。
でも、よくよく考えてみたら、元々不倫をするような感覚の人なのです。“相手がいるから”という概念は通用しないのかもしれない。もしも、飲みに行くという口実で別の目的があったなら? 飲食店は開いてなかったとしてもホテルは……?
感染症のリスクを負ってでも、それでも一緒にいたいと思ったからの行動だったとしたら?
相変わらず音沙汰のない夫に嫌な思い込みがどんどん募っていきました。
「もし本当に不倫なら離婚してやるー!」
感染症の危険、不貞を疑わせるような行動。次々たたみかけてくるような夫の不誠実さに、怒りが頂点に達しかけたころ。
夜中になってやっと夫から連絡がありました。
「終電が終わったから歩いて帰る」と。
私は返信せずに、玄関へ行きそっとチェーンロックを掛けました。
散々不安にさせたことへのささやかな制裁です。
今は、さまざまな意味で“接触”したくないので、夫とはまたあとでゆっくり話し合いたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 作画・Ponko