休校が明けたら宿題をしなくなったわが子。どうすれば宿題をするようになる?
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、長期に渡って学校が休校になっていました。非常事態宣言が解除された地域から順に学校が再開されていきましたが、子どもの様子が以前と違うケースもあるようです。あるママさんも子どもの宿題のことで悩んでいる様子です。
『新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、学校が休校になっていましたが、6月からは再開されています。その後で急に宿題をやらずに学校へ行くようになりました。叱っても、怒鳴っても、諭しても、放っても子どもは変わってくれません。小学5年生です。やらない理由は「眠くてできなかった」なので、「学校から帰ってきたらすぐにやればいいじゃない」と言うと、「疲れてできない」と言われてしまいます。担任に怒られないのか聞くと、「明日持ってきてくださいね」と言うだけだそうです。家ではもうお手上げなので、担任に相談してみてもいいと思いますか? それとも放っておいたほうがいいことなのでしょうか?』
学校が再開された後、子どもが宿題をやらなくなってしまったそうです。叱っても、なだめても効果がないようで、ママさんもどうしていいのかわからなくなっていますね。先生に相談することも考えていますが、ママたちの意見交換の場であるママスタコミュニティのママたちからは、どんな意見が寄せられたのでしょうか。
なぜ宿題をしないのか?子どもの気持ちを深掘りしてみよう
子どもが宿題をしないのは、疲れてしまって「できない」ことが理由のようです。具体的にどのような様子なのか、ママさんが詳しくコメントしてくれました。
『ゲームもやるしスマホで動画も見ますが、自粛明けからはとにかく疲れきっていて夕飯まで自室にこもって寝ています。それで20時ぐらいに起き出してきて夕飯を食べて、その後リビングでダラダラ過ごして、また自室に戻って寝ています。お風呂も自粛明けから入る回数が減りました』
ほとんどの時間を自分の部屋で寝てしまっているとのこと。食事の後も物事に対してやる気が出ないようですし、お風呂に入ることさえも面倒に感じていることがわかります。このような子どもの様子から、他のママたちはこんな意見を出してくれました。
『自粛生活が長くて、本人なりの生活ペースがつかめないのかも。クラス替えもあったり、苦手な先生やクラスメイトがいて学校で気を張っているとか。宿題をしなくても死にはしないけれど、心身を追い詰めないように。何かあってもお母さんに言えない雰囲気にならないよう』
『5年生だと反抗期が始まっているのかもね。しばらく手も口も出さなくてもいいんじゃない?』
外出自粛の生活が長く続いたこともあって、生活のリズムがかなり崩れてしまったのかもしれません。それを元に戻している最中で、適応ができずに疲れてしまっていることも考えられますね。またクラスや担任の先生が替わるなど、学校の環境にも変化があったのでしょう。一度にたくさんの変化があったので心身が追いつかず、本当は宿題をやりたいけれどできない状態なのかもしれません。またお子さんが小学5年生ということで、母親に叱られることに反抗心が芽生えている可能性もあります。
宿題をしない子どもに対してママさんができることは?
塾に通わせてみる
『成績がいいなら、学校の授業内容が簡単すぎてつまらないのでは? 中学受験の塾に行ったら刺激になるかも。私も子どもの頃に塾に行き出してから、学校と違う世界にワクワクしてすごく勉強をするようになったよ』
子どもが宿題をしないのは、疲れていることもあるのでしょうけれど、もしかしたら学習内容がつまらないのかもしれません。そこで塾など学校以外の場所で違う友達と一緒に勉強をしてみるのもいいかもしれません。学校とは違う顔ぶれで勉強をしますし、クラスの雰囲気も違うために勉強をする気になることもあるようです。
ゲームや動画は宿題が終わってからにする
『宿題をやらないとゲームや動画を禁止にするルールにしてみたら?』
『宿題をやるまで遊び禁止でいいんじゃない』
ママさんのお子さんは下校後は自室にこもって、ゲームをしたり動画を見たりしている時間があるそうです。スマホを使うときのルールを明確にして、宿題を全部終えないと使用できないというように制限してみてはどうでしょうか。
先生やスクールカウンセラーに相談をする
『休校になるまではキチンと宿題をしていたということでしょ? 何か精神的なものなのかな? 先生に相談してもいいと思うよ』
『学校での様子を担任に聞くのはありだと思う。返答次第ではスクールカウンセラーに相談してもいいかもね』
『スクールカウンセラーに相談するといいかもしれない。いろいろ相談にのってくれるし、先生の方には筒抜けだけれど、一緒に考えてくれると思う』
ママさんはお子さんが宿題をしないことにお手上げ状態になり、先生に相談するか悩んでいます。休校前後で様子が大きく違っているならば、休校が子どもに与えた影響は大きいでしょう。そのためママたちは先生やスクールカウンセラーに相談するといいとのアドバイスを寄せてくれました。お子さんはストレスを抱え、何か悩んでいるかもしれませんから、早めに相談をした方がいいのかもしれません。
ママさんが先生に相談をした結果……
このトピックに相談した後、ママさんは先生に相談をしたようです。
『家族で話し合った結果、旦那がこのままやらないなら学校に行かなくていい! と激しい剣幕で怒ってしまい、子どもはそれに怯えてその日は宿題とたまっていた漢字練習をしたのですが、結局その日だけでした。本人は疲れていてできないのと、面倒くさくてしたくない気持ちの半々と言っています。それで私も悩み、学校に電話をして事情を話してみました。下校から30分だけ居残りが可能ということで、今は居残りで宿題をして帰ってくることになりました』
子どもが宿題をしないことについて、家族で話し合ったところ旦那さんが怒ってしまったようですね。その日は宿題をしたのですが、これは父親から強く叱られたからのようです。子どもが自主的に宿題をするためには、先生などが見ている学校で宿題を片付けてしまうのもいいですよね。今は30分だけ居残りをしているようですから、宿題をしないという問題は解決に向かっているのではないでしょうか。
長期間の休校の影響で、子どもたちの生活リズムが大きく乱れてしまったケースも少なくないでしょう。その場合には1人で悩まずに先生やスクールカウンセラーに相談してみるとよさそうですね。ただ今回のような感染症による長期の休校は、先生方にとっても初めてのことだと思われます。そのため先生自身も戸惑いや焦りがあるかもしれません。その点を含めみんなで一緒に解決していくという姿勢が大切なのかもしれません。
文・こもも 編集・秋澄乃
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