子どもを怒鳴った声が、近所に筒抜け!落ち込むママに集まったのは批判?それとも?
わが子を叱るときに、心がけていることはありますか? 「ダラダラ注意し続けない」「気がついた、その場で」などいろいろあるでしょうが、ママだって人間です。理想どおりとはいかないこともありますよね。ママスタコミュニティにも、いつもつい怒鳴ってしまうというママからの投稿がありました。よくないことだと、ちゃんと理解はしているのですが、ね……。
拡散してしまった怒鳴り声に「親近感が湧く」コメントが続々
投稿のタイトルは「あーあ。また窓が開いていた……」。これだけ見ると一瞬なんのことかわかりませんが、つまりは”そういうこと”なのです。
『下の子への怒りが爆発している途中に、上の子がそっと窓を閉めてくれたんだけど、もうひとつの窓が開いていた。私の怒鳴り声、まわりに聞こえただろうなー。落ち込むわ。恥ずかしくて、もう引っ越したい。冷静なお母さんになりたいな』
がっかりする投稿者さんに寄せられたのは、励ましのコメントでした。
『「またやってるわ、あそこの家」って思う人もいるかもしれないけど、よほどの暴言じゃなければわかってくれるよ。お疲れさま』
『子育てしている(きた)人なら、「わかるわかる、やるよね、子どもって」と思って聞いていると思うよ。うちのお向かいさんもよく怒っているけど、微笑ましく聞いている。「何回も何回も同じこと言わせるな!」ってキレるお母さんに対し、「じゃあ言わんとってよ! 何回も何回も!」と返す娘さん。思わず笑っちゃったわ』
「我が家も同じ」という、共感の声も多く集まりました。
『たまに聞こえてくると、「同志よ……」と親しみが湧く(笑)。でも恥ずかしいだろうから、静かに通り過ぎる』
『親近感が湧いちゃう。おとなしそうなお母さんが怒鳴っていると「おぉ!」ってなるけど、怒りたくなるときなんて誰にだってあるよ』
『うちはもうはじめから、窓を閉めているよ(笑)。閉めていても壁が薄いアパートだから、絶対に丸聞こえだろうけど。気にしない、気にしない! みんな一緒だよ』
投稿者さんもちょっと心が軽くなるような、温かいコメントが並びました。
恥ずべき相手は近所でなく、わが子では?怒鳴り声に悩むママも
ただ一方で、投稿者さんの行動を否定するママたちも一定数いました。
『怒鳴って済ませようとすると怒鳴らないと聞かない子になり、怒鳴られても何とも思わない子になってしまうよ。上の子も今は気を遣って窓を閉めてくれるかもしれないけど、「うちの母親って恥ずかしいな」ってそろそろ気づくよ。恥ずかしいと思うべき相手は近所ではなく、子どもかもしれないね』
実際に、ご近所ママの怒鳴り声に迷惑をしているというコメントも。
『うちの近所にも投稿者さんみたいな人がいるけど、警察や児童相談所に通報されたりして近所で噂になっている。外を歩けないくらいに、恥ずかしい思いをしているだろうな。怒鳴りたくなる気持ちはわかるけど、近所の人にとっては投稿者さんの家の実情なんてわからない。かなり迷惑だと思うよ』
『まさにお隣さん。20時半くらいから毎日のように、怒鳴り声と子どものヒステリックなわめき声が聞こえる。うちの息子と同級生。我が家ではもう寝室で静かにしている時間だから、よけいに聞こえる。怒鳴りたくなる気持ちもわかるけど、早く寝かせてあげればよいのにと思うし、子どもがかわいそうで……。下手したら朝の6時くらいから始まることもあり、我が家はその声で目が覚める。窓を閉めていても、けっこう聞こえるものですよ』
コメント全体のなかでは少数派ではあったものの、世間的にも怒鳴ることに批判的な人がいるのは間違いなさそうです。
これを機に変われるかも?ちょっとずつ怒鳴り声を減らしていこう
怒鳴りながら注意すると、子どもにはその内容よりも”怒鳴られた”ことだけが印象に残る。怒鳴り声に慣れると「また始まった」と、何を言っても響かない子になる……こうした話を見聞きしたことはありませんか?
ついカッとして怒鳴ってしまうのは同じでも、気をつけているポイントがあるママたちもいました。
『ぶっちゃけ「早く〇〇しなさい!」系は、聞かれても恥ずかしくないと思っている。「いつまで寝てるの」「いつまで食べてるの」系も。「何回言わせるの!」「ダメなものはダメ!」も、もう恥ずかしくなんてない域。あ、もちろんうるさいのは迷惑だろうから、窓は閉めるし音量は調整してるよ』
『私は近所の人に会ったときや、いただきものを渡すタイミングとかで「ガミガミいつもうるさくて、ごめんなさい」と言っている。両隣りはもう子育てが落ち着いてるから、「最近手に負えなくて」って相談もしちゃう。笑って聞いてくれるよ』
『大声で怒っているのはみんな似たようなものだから、あるあるって感じ。だけど「てめぇ」とか「◯◯しろや、ボケが!」みたいな怒号だと「え?」ってなる』
多少であれば仕方がないにせよ、子どもを怒鳴り声で叱るのはよいことではない。「怒鳴ってしまって、恥ずかしい」と考える投稿者さんも、ちゃんと理解してはいるのですよね。それならば今回の出来事を機に、まずは怒鳴るのをこれまでの半分くらいに減らしていくことから始めてみてはどうでしょう? すぐに心穏やかなママにはなれなくても、”少しでも冷静になろうと頑張る”ママにはなれるはず。怒鳴りたくないけれどつい怒鳴ってしまうのは、多くのママたちも同じです。一緒に頑張っていきましょう!
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko
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- あーあ。また窓開いてた…。