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【後編】授乳中、赤ちゃんにおっぱいを噛まれる!ママが体験する授乳と卒乳の痛み

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ママスタコミュニティにある投稿者さんから「授乳中、子どもにおっぱいを噛まれて痛みがつらい」という悩みが寄せられました。痛みで授乳できずに困った投稿者さんは、やめさせようとして鼻をつまんだり低い声で怒ったりしたそうです。しかしその結果、もともとあった噛み癖がひどくなってしまい、授乳をしていないときでも肩や腕などを噛んでくるようになってしまったと悩みはより深刻なものになっているようです。
悩める投稿者さんに向けてママたちは、アドバイスやエールを寄せてくれました。なかには授乳するとかしないではなく、別の問題を心配するママもいて……。

噛み癖が心配!お友だちを噛むかもしれないので治しておきたい

ママたちからはお子さんが投稿者さんの腕や肩、手などに噛みついてしまうことを心配する声が見うけられました。

『おっぱいより噛み癖は他害につながりそうだし、やめさせなよ。おっぱいを飲ませたい欲求と、投稿者さんが子どもの成長についていけてないだけかも。遊び飲みが嫌なら断乳させたらいいし、その分抱きしめていっぱい遊べばいいだけだよ』

『もう卒乳でいいと思うし、噛み癖の方を気を付けたいね。他のお子さんに怪我をさせる可能性があるのだから。私の友だちの女の子も噛み癖があって、遊ばせるたびに子どもが噛まれて、腕に紫の歯形がついていたわ』

『自分を責めることはまったくありませんよ。噛まれるのはつらいですよね。うちもそうでした。授乳中だけでなく、思い通りに行かないときや、楽しい気持ちを言葉にしたいけどうまく伝えられないときによく噛んできました。私の両親や兄たちも噛まれたことがあり、どうにかしなきゃといろいろ調べて「目を見てしっかり叱る」と書いてあったのでやってみることに……。すぐには治まらなかったけど、「噛まれたら目を見て叱る」をくり返していくうちに噛み癖はなくなりました。子どもは噛み癖があったことも、私から叱られたこともまったく覚えていないらしいです。噛むのがダメなことや噛まれると痛いことをなぜなのか、どう痛いのか、人形を使うなどして伝えてみるのはいかがでしょうか?』

『うちの子も同じくらい噛み癖があるよ。授乳もしているけれど、おっぱいだけは噛んだことない。最後が大泣きで拒否されて卒乳は悲しいね。噛んだときの対応は、「痛いよ」って優しく注意して要望にこたえられそうならやらせてあげる。危ない場合は気を反らせる。うちはくすぐって笑わせてあげると、ケロッと忘れることが多いかな』

投稿者さんのお子さんはまだ1歳3か月なので、叱ってもまだ理解できないかもしれません。ただ他のお友だちを噛むことがないよう、ママがゆっくり教えていくことも大切ですよね。

もうそろそろ卒乳を考えてもいいかも?

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」に、離乳の完了時期は生後12か月から18か月頃との記述があります。投稿者さんのお子さんも、そろそろおっぱいを卒業する時期が来たのかもしれません。

『もう哺乳瓶も卒業して、コップ飲みの時期だよ。お母さん悲観的にならないで、前向きに行こうよ』

『そのまま卒乳して幼児食へ移行したらいいんじゃないかな? 噛むのはダメだと教えて、噛まれたところがとても痛いと言えば? 授乳に執着しているように思うけど、その年なら卒乳してもいいと思う』

お子さんは寝る前や日中に甘えて飲みたがっていたのに突然、授乳を拒否されてしまって心がついていけないと語る投稿者さん。まるで自分を拒絶されたような気持ちになって、娘を傷つけてしまったと後悔ばかりで涙する日もあるそうです。そんな投稿者さんに、ママたちはエールを送ります。

『もう卒乳の時期に来ているんじゃないかなと思う。うちの子も投稿者さんの娘さんと同じくらいで卒乳したよ。私が卒乳の流れに持っていったのもあるけど、本人的にもそろそろいいかって感じだったのかなと思う。授乳以外にも親子のやりとりってたくさんあるよ。授乳にかけていた時間や手間を他のことに回せるようになるよ。前向きに考えて』

『いずれ卒乳しなきゃいけないし、逆にいきなり終わってよかったと思った方がいいよ。卒乳したなら次は一緒に楽しく遊んで、愛情をかけてあげた方がいいと思う。いつまでも悩んでいても仕方ないです』

『考えすぎじゃなない? 少し怒るぐらいでママと子どもの関係は、壊れないと思うけどな。怒鳴ったり叩いたりしたら話は別だけど。卒乳が悲しいのは親だけで、子どもはすぐ慣れるよ』

『そこまで娘さんのこと思えて優しいママだね。私も息子が1歳ころにおっぱい噛んできたけど「いてぇぇー!」って大声出して、泣かせちゃったわ。そしてそのまま卒乳。息子もあっさり卒乳してくれて楽だった』

もうおっぱいをあげることはないのだと思うと寂しいものです。でも子どもは成長していくもの。ママとお子さんがおっぱいから卒業することは、決して悪いことではありません。

参考:厚生労働省ホームページ「授乳・離乳の支援ガイド」P31

卒乳にむかうママの痛みとは?

コメントから投稿者さんのご家庭の様子が見える場面もありました。どうやら噛み癖のあるお子さんは、3人目だったようです。投稿者さんは

『上の子が2人います。1ヶ月前から言い聞かせ、カレンダーに印をつけて卒業、と上の子は2人ともスムーズに卒乳できたので、3人目の娘もその道をたどると思っていました。でも最後の子と決めていたので、おっぱいを欲しがればずっと飲ませていたかもしれません。ただ突然の拒否に心がついていかなかったのです』

と胸の内を明かしてくれました。3人のお子さんたちにおっぱいをあげてきた投稿者さんは、きっと授乳歴も長いのでしょう。末っ子の卒乳は、ママ自身の卒乳でもあります。投稿者さんにとっては、長いママ業の節目のできごとでもあったのです。

『躾は常に試行錯誤ととなり合わせ。こうすれば必ずうまくいくなんて方法はないよ。みんな性格も考え方も違うのだもの。娘さんを傷つけたくないという考えも間違いではないけど、思いが強すぎるあまり娘さんの顔色ばかり伺ってない? ダメなものはダメとしつけられていないせいで、集団生活でトラブルになって傷つくのは娘さんかもしれないよ。卒乳は寂しいけど、もう次のステップに行く合図だと考えてみてね』

『大袈裟なくらい痛がって泣いたフリをしたらやめてくれたよ』

『心の傷って、1歳でしょう? 1歳のときのことがずっと尾を引いて、親と関係が悪化している人なんている? 考えすぎじゃないかな。1歳のときの記憶なんて、ほとんどの人はないのだから、投稿者さんのしたいようにしたらいいんじゃない?』

『これから長い長い育児。もっといろいろ大変なことがありますよ』

出が悪かったり量が足りているのかわからなかったり、噛まれたりするなど、授乳には多くのトラブルがあります。それでもなお、わが子におっぱいをあげたいのは母親の本能なのかもしれません。

卒乳はママにとっても子どもにとっても大きな1歩

おっぱいを吸っていた子どもは離乳食を食べるようになり、いろいろなことを自分で考えて成長していきます。おっぱいからの卒業は子どもにとって、大きな1歩です。母として寂しい気持ちもあるかもしれません。しかし前向きにとらえて、歩き出す子どもの背中を見守っていくタイミングと考えてみるのはいかがでしょう。

文・岡さきの 編集・藤まゆ花 イラスト・んぎまむ

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