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部活で志望校を選んでもいい?子どもにとっての正解は予測不可能

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受験を控えた学年になると、まずは志望校をどこにするかで悩むかもしれません。自身の偏差値と大きく離れていない、勉強したいカリキュラムがある、性格的に合いそうな校風など、選ぶ基準はそれぞれです。
やりたい部活を基準に高校選びをしたというお子さんについてのトピックが、ママスタコミュニティにありました。その話をママ友にしたところ、「部活で選ぶなんて、もったいない」と強く否定されてしまったのだそうです。

やりたかった部活で選んだ高校で、充実した毎日を送ってほしい

志望校選びは「子ども自身の意志を尊重した」という投稿者さん。

『部活動を基準に選んだから、公立は完全に安全圏の高校。併願している私立高校は特進クラスが部活動禁止なので、偏差値が下で余裕で入れるクラスを選んだ。その話をママ友にLINEでしたら、「もったいない! (偏差値の高い)◯◯高校を受ければよかったのに。(大学進学という)将来を考えてさ」と。
私が「ギリギリで合格していっぱいいっぱいで高校生活を送るより、少し勉強すれば成績上位になって余裕で過ごせるほうが気分よいじゃん?」と返信したら、その後返事なし。ギリギリで入学したら部活動どころじゃなくなるとも思うんだけど、私、間違っているのかな?』

集まったコメントに「間違っている」という意見はなく、同じように部活を基準に高校選びをしたという体験談もありました。

『上の子は、部活で選んだ公立高校。私は偏差値ワンランク上の高校に行ってほしかったけど、本人が「どうしても」と言うので。でもそこを選んで、本当によかった。部活でも結果を残せたし、引退後はしっかり切り替えて第1志望の大学に合格。よい高校に行ったからって、よい大学に行けるとは限らない』

『よいと思うよ。私立だと、部活ができないコースもあるもんね。うちの子も「やりたい部活がないから」と、トップ高は蹴ったよ。まわりからは、そこに入ると思われていたみたいだけど。私自身も、高校で部活がやれたことはすごく大きかった』

『よいと思うよ。うちはそこでの出会いがよかった。本当によい仲間に出会って、子どもがキラキラしている姿に感動した。違う学校に行っていたらなんて、今では考えられない』

子どもがやりたかったことが、存分にやれる学校。ママとしてもそんな我が子の姿を見られることが、喜びですね。

勉強が大事か、部活が大事か?すれ違う価値観

投稿者のママ友のお子さんは中学時代は「勉強勉強という感じだった」そうで、部活動はしていなかったのだそう。お子さんがやりたい部活動に重きを置いていた投稿者さんと、勉強に重きを置いていたママ友さん。そもそもの価値観が違ったのかもしれません。

『投稿者さんとママ友は、価値観が違うだけだよ。どちらが間違ってるとか、正しいというのはない。価値観の違う相手と議論しても時間のムダだから「そんな考えもあるんだね。勉強になったわ」と言って、スルーする。ママ友は投稿者のお子さんの人生に、責任がないもんね。だから好き勝手言うんだよ』

『私はやりたい部活と、苦手な水泳授業がないことで高校を選んだ。なにが大事かは、人によって違うよ。あなたは学力をそんなに重要視していないってこと。ママ友はとにかく学力が大事と思っているってこと』

「どちらの考え方もわかる」というママもいます。

『入った高校によって進める大学も大きく変わってくるから、ママ友の言うこともわかる。私も以前は投稿者さんと同じように、「偏差値下の高校なら、余裕で成績上位を狙える」と思っていた。でも学校や塾の先生に言われたのが、「最初はそう思っていても結局まわりに流されて、上位を維持できなくなる場合もある。当初狙っていた大学をあきらめる生徒も少なくない」ということ。だからどちらが正しいというのは、ないと思う。
ちなみにうちは悩んだ結果、選んだのはママ友の考え方。上位校を受験させたから、受験勉強はすっごく大変だった。でも入学したら、それこそまわりによい意味で感化されて成績上位をキープ。だから部活も楽しめているよ。投稿者さんのところもよく考えて、最善だったと思えるほうを選べるとよいね』

偏差値上位の学校を選んでも下位の学校を選んでも、それぞれ利点はあるということですね。

高校選びが大学進学にも影響?考えられる、あらゆる未来

高校選びが大学進学にも影響するという、将来を見据えたコメントもありました。

『偏差値の低い学校なら、大学入試のときに推薦がもらえるかもね。一番きついのが、ほどほど上位の進学校だと思う。推薦がない場合も多いし「一般受験で戦える」と考えていても、実際は自分で思っていたほど賢くないっていうね。一般受験は高校受験のない私立中高一貫校の子たちが上から合格していくから、レベルが違う』

『うちも大学の推薦を狙って高校のレベルを下げて、見事に成功したよ』

『下位校の中で成績上位なら、「大学に行くときに推薦がもらえる」って考えている家もあるけど。偏差値上位校と下位校、学校によって使う教科書すら違うことを知らないんじゃない? そもそも下位校で”推薦”といったって、たかが知れているし』

『本当にそれ。教科書からして違うから、一般入試では上位校の子たちに太刀打ちできないかもよ。下位校で少ない枠の推薦をもらって希望の大学に行けたとしても、そこで勉強についていけずに退学する可能性もある。よく考えてみて』

なるほど。どのコメントにも、一理あるように思えてきますね。

ちなみに令和3年1月16日・17日には、これまでの大学入試センター試験に代わり、新たに「大学入学共通テスト」が行われます。それに伴いこれまでの「一般入試」が「一般選抜」に、「推薦入試」が「学校推薦型選抜」となるなど名称も変更されます。

参考:「令和3年度からの大学入試」「3-1-2 入試区分の名称はどのように変更されるのでしょうか。」|文部科学省(※2020年6月14日時点の情報です)

”学校からの推薦を得るだけの成績が伴っている生徒が対象”という、ごく基本的な部分はそのままであろうと想像できますが、今後「学校推薦型選抜」の内容にも変化が生じるのかもしれませんね。

とはいえ上位校に入って挫折するのか、周囲に感化されて成績を上げるのか? 下位校に入って勉強以外も満喫するのか、周囲に感化されて成績を下げるのか? さらにその先の大学進学はどうするのか……? どんな結果になるかはお子さんの性格はもちろん、出合う環境などによって大きく変わってくるでしょう。つまりは予測不可能です。

お子さんにとってよりよい未来につながる学校を選択したいのが、親心ではあるでしょう。とはいえ選んだ学校からよりよい未来へつなげていくのは、子ども自身です。部活動基準であっても学力基準だったとしても、お子さん自身が希望する学校こそが”正解”なのではないでしょうか?

文・鈴木麻子 編集・しらたまよ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
高校受験、入りたい部活動で選んだらだめなの?