「カエルかあさん」の子育てあるあるに頷きが止まらない!インスタで人気のコミックエッセイが初の書籍化
鳥獣戯画風イラストで子育てや家事の「あるある」を描いた四コママンガ『カエル母さん』。インスタで人気のこの作品を描いているのは、ユウコトリトリさん。カエル母さんを通してみる子そだてや日常の生活は、どこかシュールでほっこりするものばかりで、ファンが多いのも頷けます。今回発売されたコミックエッセイ『カエル母さん』では、インスタの人気作品は本作のためにすべて描き直し。さらにカエル一家がよりわかる「プロローグ」や「入学式あるある」、「小学生男子あるある~登下校編」などが120ページにわたって綴られています。どれも思わず「あるある!」と言いたくなるものばかり。さっそく気になる内容をご紹介します!
小学生男子あるある~持ち物編~
『カエル母さん』に登場するのは、ワーキングマザーとして働くカエルの母さんと、カエルの長女ちゃん(中学生)と、カエルの長男君(小学生)、一番幼いおたまじゃくしの次男君(4歳)。好奇心旺盛な子どもたちの姿が綴られるエピソードは、思わず「あるある!」と膝を叩いてしまいたくなることばかり。
たとえば、長男君の持ち物は、三角定規は「三角ではない形」に折られ、下敷きは2枚におろされ……。なぜ男子の持ち物はすぐに壊れるのかと、怒りを通り越してあきらめの境地に達することも。小学生男子を持つママたちも、同じ悩みを抱えているのではないでしょうか。提出期限をとっくにすぎたプリント類について、担任の電話で知るカエル母さんの遠い目に思わず「わかるわぁ」とつぶやいてみたり。
おもしろいのは子どもだけじゃない!こっそり観察してみたい他のパパママたち
子そだて話とともにおもしろいのは、カエル母さんの観察眼。運動会に参加しているお母さんやお父さんの姿を描いた「運動会あるある~保護者編〜」では、ママたちに加え、普段あまり顔を合わせることがないパパたちの姿が描かれているのも見もの。また、4コマのほかにも、はみだしイラストとして描かれた、運動会のお弁当係を担当するママの苦労も垣間見えて「……わかる」と共感しまくり。運動会は子どもが主役だけど、ママやパパたちだって、実はとっても頑張っているのです。そんな細かなところが丁寧に描かれた『カエル母さん』。ほかにも、コラム「子育てが思っていたのと違った」も必見!
思わず笑ってしまう”育児&家事&ママあるある”の連続が子育ての疲れが吹き飛ばしてくれるはず! 子育て中のママだけでなく、子育て中のパパにも読んでもらいたい1冊です。子育ては驚きと喜び(たまに怒りやあきらめも?)の連続ですが、疲れた日は『カエル母さん』を見て、笑って癒されませんか。
文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ