休校中にわが子が頑張ったことはなに?勉強にお手伝い、ゲームもあるけれど、いちばん頑張ったのは……
子ども時代の1日1週間は、大人になった今よりもうんと長かったような気がしませんか? 大人にとっても長く感じたであろう、この自粛期間。子どもにとってはそれ以上に、はるかに長く感じる時間だったかもしれません。現在もまだ休園・休校が続いてる地域がありますが、この期間はお子さんにとってどんな時間だったでしょう?
ママスタコミュニティには、わが子が休園・休校中に頑張ったことを報告するトピックがありました。
時間がたっぷりある中で、勉強に集中できた!
一番最初にトピックをあげてくれたママの子は、小学3年生。漢字の勉強を頑張ったのだそうです。小中学生では一番わかりやすい”頑張り”が勉強ということもあり、多くのママがそうした回答を送ってくれました。
『小学生男子。勉強を頑張りました。自習で中学英語3年分のドリルをやって、最近は高校英語までやっている。参考書やネットを駆使して自習していて、すごいなと思った』
『小学2年生。この期間に半年分の勉強をした』
『中学2年生。1日たりとも欠かさず8時間は勉強していた。オンライン授業になっても全課題を提出して、テストも全部合格。私よりも”仕事してた感”があった。それに親の手も借りずにPC設定やトラブルも解決していた。ごほうびに新しいスマホを買ってあげようかなと思っている』
ほかにも完璧に九九を覚えた子がいれば、47都道府県をすべて暗記した子も! 年中さんでは、鉛筆の持ち方を正しく直せた子もいました。時間がたっぷりあるぶん、集中しやすかったのかもしれません。
趣味や好きなことに熱中して、スキルをアップ
子どもたちの頑張りは、もちろん勉強だけにとどまりません。
『小学1年生。まだ休校中だから頑張りも継続中なんだけど、ダンスを頑張ってるよ。家が賃貸でベランダでも部屋でも踊れないので、散歩した先でやっている。人気の少ない自治体所有の空き地とか、整地されていない原っぱで』
『小学3年生は『鬼滅の刃』に全力投球。アニメを観て漫画を全巻読んで、絵を必死に真似して描いて、工作していた。小学1年生はダラダラしそうだったけど、頑張って朝起きたらご飯→勉強→ピアノの練習。それが終わったらダラダラできるという流れを、なんとか身につけることができた』
『なわとび。3回しかできなかった二重跳びが、51回もできるようになった』
好きなものに、全力投球できた子たちもいました。ちなみにその「好きなもの」がゲームだった子も、多数(笑)。
『年少さん。自転車の補助輪が取れたよ! 小学4年生は”どうぶつの森”の開拓・料理・なわとび。勉強は、ほぼ頭に入っていませんね……』
大人にも人気の”どうぶつたちが島を作るゲーム”、ハマった子はやはり多かったようです。さらに自転車に乗れるようになった子も、ちらほらいました。
『うちの近所は、あまり自転車に乗らない地域。遅ればせながら小学3年生で買った自転車に、休校中4年生の長女が乗れるようになった。次女もこれからチャレンジ。乗れるようになればいいな』
子どものお手伝いのおかけで、ママは毎日ラクラク?
我が子の意外な一面を発見したママもいました。
『うちの子は工作かな? 私が料理や掃除中に捨てようとした空箱とかを、「それちょうだい!」って持っていって勝手にいろいろ作っている。こんなに工作好きだなんて、今まで知らなかった。創作意欲は尊重したいけど、作品が次々増えて部屋がまったく片づかない(笑)』
『小学4年生男子。ふだんのピアノレッスンではソナチネとかばかりで飽きてきたのか、やる気が低下していたんだけど。自粛でレッスンがなくなったので最近のヒット曲の楽譜を買ってあげたら、ものすごく興味を持って弾くようになった。『鬼滅の刃』の曲とか”髭男”の曲とか、教えてもらわなくてもあっという間に弾けるようになっていてびっくり』
お手伝いなどで、我が子の成長ぶりを見せつけられた家庭もあったようです。
『小学2年生の双子は九九を完璧に覚え、苦手だったピーマンを少し食べられるようになった。あとゆで卵と目玉焼きを作れるようにもなった。小学5年生息子はカレーライスを作れるようになった。お風呂掃除も頑張ったし、洗濯もできるようになった(洗濯機を回して、干してたたむ)。母ちゃん、ラクさせていただきました(笑)』
『娘はご飯を炊いてくれた。息子は以前と変わらぬ陽気さで、家族を和ませてくれた』
『毎日のお手伝い。中学2年生の娘は、食事作り。小学6年生の娘は、洗濯物を干すのもたたむのも毎日やってくれている。「ママは仕事を頑張ってるから、こんなの当たり前だよ」って。本当にありがたいよ』
『小学5年生の娘が、コロナが流行り出したころに生まれた弟の世話を手伝ってくれたよ。本当は義母が産後の手伝いに来てくれるはずだったけど、感染拡大防止のために断ったので本当に助かりました』
やさしい子どもたちのおかげで、自粛期間も快適に過ごすことができたようです。
「ダラダラ」しかしていなかった子も、じつは頑張ったことがある
集まったコメントの中には「頑張ったのは、ダラダラだけ」という子もいましたが、じつは一番多かったのはこれでした。
『遊びに行かず、ステイホームを頑張った』
『家から出ないようにしていること。それまで毎日外で遊ぶのが好きだったのに……』
『うちもまったく外出していない。友達と遊ぶのも、ずっと控えています』
『友達と遊ばない&公園に行かないことを頑張った』
なにかをすることを頑張るのも大変ですが、”しない”ことを頑張るのはもっと大変かもしれません。外出自粛が解けたあかつきには、ママから「よく頑張りました!」の表彰状をあげたいところですね!
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ