外出自粛でも休めない。在宅勤務ができないお仕事って具体的に何？
不要不急の外出自粛が求められている今ですが、お仕事でやむを得ず出かけなければならない人もいるでしょう。医療関係者を筆頭に、パッと思いつくだけでもスーパーやドラッグストアの店員さんなど、世の中のために日々がんばって働いてくれている方々がいます。
先日ママスタコミュニティに投稿してくれたのも、「お仕事を休めない」職種のひとり。ほかにどんな職種の人が休めない状態にあるのかを知りたいようです。
やはり休めない……！医療・保育・介護関係のお仕事
『世の中では外出自粛が要請されていて、私も家にいたいけど……休めない。私だって休みたい！ こども園で給食を作っているから、休園にならないかぎりは休めない。みんなふつうに子どもを預けてくる。「家にいるのがイヤだ」と言ってる人がうらやましい。休めないみなさん、職業はなんですか？』
働くママたちを支えるため、いまも開いている園があるのですね。ほかのママたちから寄せられた声でも、保育・介護関係は多くありました。
『保育士』
『私も投稿者さんと同じで、保育園で給食を作っています。ひとりでも登園してきたら、出勤しなければいけません。自粛して休園している子もいるけど、明らかに自宅保育できるのに預けに来る親もいる。そうした家庭には強制的に休園させるためのなにかあればいいのにと思います』
『介護職』
『学童の職員。子どもたちが全員は来ないから人数は少ないけど、子ども同士の距離を空けさせたり、無言でご飯・おやつを食べるように指示するたび心が痛む。つまらない思いをさせているとわかっているけど、子どもたちと自分たち大人を守るためにも、ここはガマン』
預かっている相手を”感染しない・させない”ようにと、ふだんの何倍も気を使う日々。想像するだけでも大変そうですね。
ほかにも「病院事務」「病院のソーシャルワーカー」「調剤事務員」など、医療関係の方々がいました。
ふだん以上に大忙しのドラッグストアやスーパーなど。店員さんは毎日ヘトヘト
ドラッグストアやスーパーなどの店員さんも、少なからずいます。
『ホームセンター。コロナ騒ぎが起きてから、本当忙しい』
『コンビニ。売り上げはむしろ伸びている』
『書店員。親が勉強用のドリルを買いに来る』
『ドラッグストア。「自粛って知ってる？」って聞きたくなるくらい、カゴいっぱいに買う人が多いから混みます。密になるのはスーパーだけじゃないです』
『ドラッグストア。毎日激混みだし、品薄でお客さんに申し訳ない。品薄のわりには忙しいから残業続きで疲れが溜まってる。ここのみんなもがんばってるね。私もがんばろう！』
これまたふだん以上に忙しそうなのが、ドラッグストアの店員さんです。「営業時間の短縮すらない」という、悲鳴にも似た声がありました。物流倉庫で働くママからは「ウイルス対策グッズがバンバン出てるわ」という声も。
『税務署の受付』
『歯科医院勤務』
『ごみ収集と汲み取りの会社の事務。うちの会社でウイルス感染者が出たらどうなるんだろう？』
『宅食の配達員』
なるほど、たしかに「休めないよね……」と納得せざるを得ない職種が並びます。
どうして休みにならないのか？意外な理由のある職種も
一方で地域によっては自粛要請の出ているようなところで働くママたちもいました。
『カラオケ店。いいかげん、閉めようよ……』
『ネットカフェ。今日も仕事だよー』
『飲食店。なんでこんなにお客が多いのか……？』
『居酒屋。今は20時閉店になっているけど、なんで仕事帰りのおっさんたちは飲みに来るの？ 自粛中なんだから寄り道しないで帰りなよ。私も休みたい。本社もなんで休業にしてくれないのかな……？ まわりの店はほぼやってないのに』
ママたちのお住まいは定かではなく、自粛要請が出ていない地域なのかもしれませんが……。ともかく雇われている身としては、自主判断ではお休みできないわけですね。すべては上の判断次第。つらいところです。
また、さらには意外な理由で休めない職種もありました。
『アパレル。布マスクを作り出したから、忙しい』
『水族館勤務。休業中だけど、生き物相手の仕事だから休めない。ショーがないからとはいえ、やらなければ合図も伝わらなくなる可能性がある。1日2回は一緒に泳いで、コミュニケーションを取っているよ』
休みたくても休まず、不安を抱えながらがんばっているママたち。投稿者さんも、みんなからのコメントに元気をもらったようです。
『みなさん、コメントありがとうございます。お仕事お疲れさまです。世の中のために本当にありがとうございます。一緒にがんばりましょうね！』
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ
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