固定資産税、修繕費……「戸建てのマイホームが嫌になってきた」と悩むママさんに同意の声
戸建てのマイホームを建てることが夢でその夢を叶えたママさんたちも少なくないはず。しかし憧れのマイホームに実際住んでみると、意外とお金がかかったり庭のお手入れが大変といった賃貸ではなかったデメリットが起きたりと「想像していたよりも戸建てのマイホームにメリットを感じない」と落胆しているママさんもいるのではないでしょうか。あるママさんもその1人のようです。
『一軒家が嫌になってきた。賃貸にしたい。固定資産税、外壁塗装、防シロアリ、庭の手入れ、経年劣化の家の補修……なんか結構お金がかかる……。賃貸だったら壊れても入居者負担ないんでしょ? 固定資産税もいらないよね? いいなぁ』
税金や維持費が想定よりもかかることで戸建てのマイホームに住むことが嫌になったというママさん。この悩みにたくさんのコメントが寄せられました。
マイホームにかかる費用は?
マイホームにかかる費用は
・固定資産税
・都市計画税
・保険料
・修繕費などがあります。
どんな費用でいくらくらいかかるものなのか見ていきましょう。
固定資産税
固定資産を所有している方にかかる市町村税です。市区町村が税額を以下のように計算し、納税通知書が届くので納付期限までに納めます。課税標準額は建物と土地により異なり、標準税率は一律1.4%ですが地域によって変動することもあります。
「課税標準額(固定資産評価額)×1.4%(標準税率)」
都市計画税
都市計画税は街路・公園整備事業等の都市計画施設の建設・整備などの費用として課される税金で、固定資産税と一括して納めます。都市計画法で定められた市街地区域が対象です。税額の計算方法は「課税標準額×税率(0.3%)」です。
保険料
万が一の災害に備え、火災保険や地震保険、家財保険などに加入している方が多いでしょう。また住宅ローンを利用して不動産を購入するときに加入できる生命保険を「団体信用生命保険」と言い、借入者に万が一のことがあった場合、住宅ローンの残債分を完済してくれるものもあります。住宅ローン専用の生命保険と言えますが、加入するとその分月々や年間の保険料が発生します。
修繕費
きれいな新築に住んだとしても家はだんだんと劣化していきます。外装、屋根の塗装庭の手入れなどに加え、キッチン、お風呂やトイレなどの水回りの設備交換、畳の張替え、玄関やシャッターなどのドアの交換、シロアリ駆除など数えればたくさんありますね。また年齢とともに自分たちにとって住みやすい家にするためにバリアフリーのリフォームをすることもあるでしょう。
このようにマイホームに住むためにはさまざまな費用がかかってくるのです。そのため相談者さんと同じように「戸建てのマイホームを購入したはいいものの、金銭面が立ち回らない」と困るママさんもいるようです。また戸建てのマイホームに住むということはご近所付き合いやトラブルなどとも付き合わないといけないと辟易しているママさんもいました。仕事や家事、育児で忙しいママさんがこれらをすべて把握し対応していくのは大変な苦労ですよね。
『自由でのびのびなんてありえない。近所づきあい超面倒。賃貸にもどりたい』
『一軒家のゴミ出し問題がムリ過ぎ。旅行中の生ゴミ冷凍? ありえない』
『私も戸建て売却して賃貸マンションに引っ越したくて仕方ないわ。固定資産税や庭の手入れ、家の補修もそうだけど、意外とうるさい近隣の騒音と人の家の前で騒ぐ道路族。賃貸マンションなら管理会社に言えば注意してもらえるけど、持ち家だと自分でなんとかするしかないしストレス半端ない』
賃貸では得られないマイホームのメリットは?
しかしマイホームには賃貸では得られないメリットもあります。デメリットだけではなくメリットにも目を向けてみましょう。
ローンを返済すれば家賃がかからない
『その代わりローンを払いきれば老後は家賃がいらないよ』
『でもマイホームをもっている人は、賃貸のことを「家賃がもったいないよ、いくら払っても自分のものにならないよ」っていう人も多いし。自分の考えにあった住まいに住むのが一番』
賃貸は月の家賃がかかりますが、マイホームのローンを返済していけば月々にかかる費用は抑えることができます。老後の貯蓄を心配しているママさんたちは、家賃がかからないだけでもメリットかもしれませんね。
突然の“家賃値上げ”などがない
『賃貸は突然家賃を上げられたりする。あとは駐車場が遠い。その家賃を退職したあとも払えるか不安』
賃貸の場合、契約更新を機に家主から「家賃の値上げ」を言い渡されることもあるようです。想定外の家賃の値上がりはなかなか厳しいですよね。また引っ越しをするにしても賃貸の場合は敷金礼金や引っ越し代などがかさむこともあります。
旦那さんに万が一のことがあっても家賃の心配がない
『でも、旦那に万が一のことがあったとき、賃貸ならかわらず家賃負担あるんだよ? 持ち家ならローンなくなるけど。その差は大きい保険だと思っている』
「団体信用生命保険」とは、借入者が万が一死亡・高度障害状態になってしまったときに住宅ローンの残債分を完済してくれる保険です。その他にも借入者が3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になった場合に残債分を完済してくれるオプションもあるので、残されたご家族に住宅ローンが残りません。家を建てたときに団体信用生命保険に加入することで、家計を担っていた家族に万が一のことがあった場合には毎月の家のローンの返済をしなくて良くなるので、家計がだいぶ助かるはずです。
賃貸のほうが良いと思い直したら「売却」の検討も
『すごく分かる。私は家を売って賃貸にしたらとても楽』
『転勤で家を売って今は賃貸マンションだけれども、本当にお金かからずだし楽。庭の手入れもないし、ゴミ出しも24時間。もうこの生活は手放せない』
戸建てのマイホームにもメリットがあることが分かりましたが、それでもデメリットが大きいと思えば売却することもできます。「家を買ってしまったのだから売れない」と躊躇してしまう気持ちは十分に分かりますが、今後の生活を豊かにする方法としてマイホームを手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。理想のマイホームが必ずしも戸建ての持ち家である必要はないのかもしれませんよ。
文・物江窓香 編集・秋澄乃
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