憧れの古民家に暮らしたい!でも現実はどうなの!?経験者からのアドバイスとは
古民家暮らしについてどんなイメージを抱いていますか? 緑豊かな庭園、縁側、大きな梁、囲炉裏のある平屋……。自然豊かな環境で、のびのび子育てをしたいと古民家暮らしに憧れを抱くママもいるのではないでしょうか。
『古民家暮らし、どう思う? 築50年くらいの解体寸前の家を安く購入して、リフォーム。正直目に見えないところが腐ってそうで怖いし、防犯上も昔の窓だし、窓の数も多い設計だから簡単に入れるよね。セカンドハウスならいいけど、台風や地震が来たらすぐ壊れるイメージ』
投稿者のママは古民家暮らしに憧れるものの、現実的には難しいと感じているようです。ママスタのママたちは古民家暮らしについてどのように考えているのでしょうか。
古民家暮らし賛成! 肯定派のママの声
『いまどきの建築材料よりいい素材で作られていて丈夫な場合もあるらしいよ。しっかりリフォームしたら高いけれど、固定資産税は安いらしいよ』
『今は新建材の家ばかりだから、古民家はどんどんつぶされていく。数十年すると古民家は貴重なものになる。住みたい人がいても供給がないから今後は高くなると思うよ』
『いい木を使っているし、柱は太いし、思っているよりはしっかりしている。日本建築の広い家の場合、冬は寒いけど、リフォームで床暖を入れたりできるよ』
古民家暮らしについて肯定的なママたちからコメントがありました。古民家は先人たちが長年積み上げてきた知恵と技術で建てられているものもあるでしょう。古いとはいえ丈夫な作りになっている古民家もありそうですね。
古民家風旅館に泊まるくらいでいいのでは?否定派のママの声
『築120年以上の江戸時代に建てられた古民家に住んでいたよ。災害に冬の寒さ、メンテナンスも大変だった。趣きはあり、お客様は喜んでくださる。実家なのに幽霊がいるんじゃないかと、夜中トイレ行くと必ず振り返ってしまう。自分が新たに住みたいかと言われたら無理だわ』
『古民家は金持ちの道楽だと思うよ。外観や庭の手入れをしないとボロ屋になるし、叔母の家の外観は素敵な古民家風だけれど、中はリフォームしていて洋館風で寒さや段差などの不具合もクリアしている。詳しい金額は知らないけれど、建売二棟分は注ぎ込んでいそう』
『古民家が残っている田舎は、夏は虫が多くて冬は寒い。ついでに田舎あるあるの近所付き合いも大変だよ。それらすべてひっくるめてできるならどうぞと思う。ただTVで田舎の番組観て憧れる程度なら旅行でどうぞ』
『親戚がそのぐらいの古屋を買って畳や建具交換したり、水回りリフォームして住んでいたけれど、5強の地震で天井が下がってきた。その後取り壊して新築にしていた』
古民家暮らしは慎重に検討したほうが良い、と考えるママたちもいました。古民家を購入するときは、部屋の密度や風通し、耐震性のチェックは欠かせないようですね。リフォームをするとかなりお金がかかる可能性を示唆するママのコメントもあります。事前にじゅうぶんな下調べが欠かせないでしょう。
古民家の定義はあいまい。住み続けられる家かどうかよく考えよう
『築50年じゃ古民家じゃなくてただの古い家。ちゃんとした古民家は構造がしっかりしているから大丈夫だけど、築50年はやめたほうがいいと思うよ』
古民家とは、建てられてからどのくらいの築年数の家を指すのでしょうか。法律などで「この規定を満たすものが古民家です」などと決まっているわけではないのが現状です。筆者が調べたところ、1950年に制定された建築基準法よりも前に建てられた住宅を古民家と指すとする団体もあれば、築50年以上経った建築物を指す場合もあります。
いずれにせよ建築物の構造や劣化について、素人では判断しかねるでしょう。もし気になる物件が見つかったら「古民家鑑定士」などの専門家に査定してもらったほうが良さそうですね。専門家の意見を聞いたうえで修繕コストを洗い出し、住み続けられる家なのかどうかを判断することになりそうです。
文・安藤永遠 編集・しのむ
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