「ママ、きらい!」きっと本心ではないはず……?子どもの「イヤ」の受け止め方とは #産後カルタ
子どもはそのときの感情だけを遠慮なく言うことがありますね。例えば「ママ、きらい!」など……。子どもの「ママ、きらい!」という言葉をどう受け止めていいのか、迷うママもいるのではないでしょうか。
『3歳の男の子。今日私の母が遊びにくる予定だったんだけど、結局来られませんでした。それを息子に伝えたら、「おばあちゃんいないと寂しい」と言いました。「ママがいるじゃん」と言ったら「おばあちゃんがいい」と言われ、その後「ママ怒るからきらい。いなくなってもいい」と言われました。ショックで悲しすぎて、出ていきたい』
投稿者さんは子どもから言われた「ママ、きらい」の言葉にショックを受けているようです。ママたちは子どもからの「ママ、きらい」をどのように受け止めるのでしょうか。
子どもに「ママ、きらい」と言われたときのママたちの正直な気持ちとは
『私も今日3歳の娘に言われたよ。「ママはいつも◯(娘)のこと怒るやん! ママきらい!」って。子どものことを思って叱っているのに、「きらい」って言われると悲しくなるよね』
『「きらい」って言われても、一緒に寝ようって言われたら、なんだよ~寂しいのかよ~って言いながら寝てあげる。本心から言ってるわけじゃないって分かっているから、言ったらいけないって話はするけど、まともに受け取ったりはしないかな』
ママからは子どもから「きらい」と言われたらたとえ本心ではなくても悲しくなってしまう、というコメントがありました。一方で本心ではないと理解しているから聞き流す、とのコメントもありました。「きらい」と言われても聞き流さなくてはいけない、となると”ママ”でありつづけるには精神的に負担がかかりそうです。
子どもの「ママ、きらい」は本気ではないのでは?
『そんなの本気で言っているわけじゃないんだから真に受けるなー! それほどおばあちゃんに会いたかったってだけだよ』
『そういうもんだよ。甘やかすだけのおじいちゃんおばあちゃんの方が好きに決まっている。でもね、ちゃんと子どもは母親が一番大切だよ』
『子どもが優しくて甘い人を好きなのは当たり前だよね。あまりのショックにそんな言葉がつい出たんだと思うよ。正直な気持ちだけど、本心ではないよ』
「悲しくなる」とのママのコメントを受けてママたちからは「真に受けないように」とのアドバイスがありました。おじいちゃんやおばあちゃんは孫である子どもをかわいがって優しくしてくれることでしょう。しかしママは甘やかすばかりではいけないことを知っていますね。厳しいママと優しいおじいちゃんおばあちゃんでは、ママは分が悪いこともあるかもしれません。しかし子どもにとってママは世界にひとりだけです。どんなにおじいちゃんおばあちゃんが甘やかしてくれても子どもはママが大好き、という事実は揺るがないのではないでしょうか。
「ママ、きらい」と言われたとき、ママたちはどう対応するのか
さてママたちが子どもから「ママ、きらい」と言われたときは、どのように返しているのでしょうか。
ママが子どもを叱る理由を説明する
『うちも昔全く同じことがあったよ~! そのときはたしか、母が息子に「ママはばーばの大事な子どもなんだよ。だからママをいじめる子はきらい! ママのことをいじめる子は、ばーばも怒るよー」みたいなことを言ってくれて、そしたら息子が「ママいじわる言ってごめんね! 仲良くしようね!」って言われた(笑)。「ママだってばーばにたくさん怒られたんだよ~(笑)」「息子が大事だから怒るんだよ」って話したら納得してくれた』
「ママ、きらい」と子どもに言われたときには、ママが子どもに厳しく接する理由を説明する、というママがいました。子どものことを愛しているがゆえに厳しくすることもあるのだ、ということを子どもには伝えておきたいですね。
子どもが落ち着いてから「きらい」と言われたときの気持ちを伝える
『うちも言ってくるけど、「ママも〇〇のこときらい」とは言わないようにしている。子どもが落ち着いてから「〇〇にきらいって言われて悲しかった。ママは大好きなのに」って言うと「ごめんね」って言ってくるよ』
誰かに「きらい」と言われたらどういう気持ちになるのかを子どもには知っておいてもらいたいところです。いくら家族で愛しているとはいえ、言っていいことと言ってはいけないことはありますよね。
子どもが落ち着くまで放っておく
『うちの子ひねくれ8歳もよく言う。女の子って口が達者で本当イライラするよね。ウチは寝るときに「きらいっ!」て言われて私が言い返したら言い争いになっちゃうから、放っておいたら娘からごめんね、本当は大好きだよって言って泣いて抱きついてくるよ』
子どもは感情が高まってしまって思ってもいないことを口走ってしまうこともあるでしょう。ママも「きらい」と言われたらムッとしてしまうかもしれません。お互い落ち着くまで待ってから話し合うと本音が聞けそうです。
子どもの「ママ、きらい」は絶対的な信頼の裏返し?
ママたちのコメントをみていると子どもが言う「ママ、きらい」は子どもの本心ではない、と考えることができそうです。「きらい」とママを拒絶しても絶対にママは子どもである自分をきらいになることはない、という絶対的な親への信頼が子どもにはあるのではないでしょうか。素直に感情を言葉にできる人間関係は親子ならではかもしれませんね。面と向かって「きらい」と言える親子関係を築いてこれたという考え方もできます。
ママだってひとりの人間です。「きらい」と言われたらたとえ本心ではないと知っていても少なからず心が傷ついてしまいますね。子どもからもし「きらい」と言われたら「ママはあなたのことが大好きだけどな。きらいって言われたら悲しいな」と傷ついたことを伝えてあげてはいかがでしょうか。「きらい」という言葉は相手を傷つける言葉であって、信頼している相手でも簡単に言ってはいけないことも、あわせて子どもに伝えておきたいですね。
文・しのむ 編集・しらたまよ イラスト(産後カルタ)・Ponko
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