ベビーカー選びはなにを重視する?軽さで選んだママの7割が走行性に不満を感じている
ベビーカーは外出時にも欠かせないマストなものだからこそ、使い勝手の良いものをと考えるママもいますよね。小さめで畳みやすく、軽いベビーカーなどが続々と登場し、ベビーカー選びの選択肢も増えています。だからこそ悩むベビーカー選び。先輩ママたちはどのようにしてベビーカーを選んだのでしょう?
ベビーカー「MELIO」などを展開する、ドイツ生まれのベビー用品ブランド「サイベックス」が、0~3歳の子どもをもつ20~40代のママ500名に、ベビーカー選びに関する調査を実施しました。
多くのママがベビーカー選びで重視している点は?
はじめに今使っているベビーカーは、どんなポイントを重視して購入したのかを調査。ママたちからの回答では、
「扱いやすさ」(62%)
「安全性」(58%)
「デザイン」(54%)
このような特徴があがりました。「軽さ」を重視した理由について7割以上のママが、「持ち運びしやすそうだったから」と答えています。
しかし実際に使ってみると、軽さを重視したことで難点が出てきたと感じるママも少なくないようで、「使いにくさを感じたことがある」と答えたママは71%にものぼりました。軽さ重視のベビーカーを使っていて、走行性に不満を感じたことがある人は65%という結果に。
街のいたる所にベビーカーの移動を難しくする走行トラップが……
具体的に走行性の悪さを感じたことのある場所について聞いてみると、「段差があるところ(乗り越えられずにつまずく)」(72%)が第1位に。
その他には、
「通路が狭い店舗(小回りがきかず通りにくい)」(44%)
「人混みの中(力がうまく伝わらずぶつかりそうになる)」(33%)
「公園(でこぼこして安定性がない)」(31%)
などの回答がありました。ベビーカーあるあるとも言えそうなシチュエーションばかりですね。
またスーパーや駅の改札、玄関扉の2センチくらいの段差など、日常生活のなかで避けては通れないポイントを挙げるママも。自分1人が歩いているだけではわからない、街中の走行トラップに遭遇するたびに、「もっとスムーズに走るベビーカーを買えばよかった!」と後悔してしまうママも少なくないのではないでしょうか。
ベビーカー選びは「持ち運び」よりも「走行性」を重視したほうがいい?
今回の調査では、「ベビーカーは、”持ち運び”よりも”走行”に関する不満点のほうがストレスになりやすいと思う」という回答が62%にものぼりました。具体的な意見を聞いてみると、
『段差によるつまずきなどで、子どもが驚いて泣き出してしまうと二重にストレスになる』
『持ち運びはすぐに終わり子どもへの影響もないが、走行は子どもの安全にもかかわるから』
といった声がありました。
ベビーカー選びは焦らず実際に試してみてから選ぶのもオススメ
ベビーカーを選ぶ際は、今回の調査結果にもある、”ベビーカーがつまずきやすい場所”を買う前にチェックするのも一つの手。ベビーカーはメーカーや種類によって、メリットもあればデメリットもあります。店舗で実際に手にとって、重さや折りたたみやすさ、走行性をチェックしたり、レンタルをして短期間のお試しで使ってみたりしながら、焦らずに選ぶ方法もオススメです。最寄り駅から自宅玄関までの動線や、近所のスーパー・公園で通路の狭さや地面のデコボコを見ておけば、「これくらい小さなベビーカーを買った方がいいな」、「大きくても大丈夫かな」と目安になるかもしれませんよ。
一長一短だからこそ、それぞれのライフスタイルや生活環境などに合わせて選んだり、ときには使い分けたりしながら、ベストなベビーカーとの付き合い方を模索していきたいですね。
・調査対象:ベビーカーを使用する0~3歳の子どもを持つ20~40代の母親500名
※子どもの年齢(0~3歳)で均等割付
・調査期間:2020年1月14日(火)~1月15日(水)
・調査方法:インターネット調査
文・AKI 編集・櫻宮ヨウ