妻の「座ってご飯を食べる暇がない」の言葉を男が理解できるまで……

22時、今日も仕事を終えて帰宅すると、リビングで妻が疲弊してぐったりしている。

我が家には7歳、4歳、1歳の子どもがおり、妻は専業主婦をしている。1日中子どもの世話するのは心も身体も休まらなくて大変なことだということは重々感じているが……。「座ってご飯を食べる」ことくらい、いくらなんでもできるだろう。1日中、家にいるんだから（笑）。

俺が妻への連絡を忘れたときに「メールする暇もなかった」と言うと、「そんな暇、自分で作るものでしょ？　トイレに行くときや、お昼ご飯を食べているときにちょこっと送れるじゃない。ただ単に忘れただけでしょ？」と責められる。確かにその通りだが、今回の妻が言う「座ってご飯を食べる暇もなかった」だって同じ理論がまかり通るのではないだろうか。でもそれを正論としてぶつけても機嫌を損ねるだけだし「そうなんだね」と寄り添ってあげる……俺ってなかなか理解のある旦那なんじゃないか？　なんて思いながら週末を迎えた。

座るたびに立たなければならず、座っては立つの繰り返し。いっそのこと立ったままのほうが楽なのでは？　……そこでようやく、妻の「座っている暇がない」の意味をはき違えていたことに気づいた。改めて妻の偉大さを思い知らされた週末。全国のママさんたち、本当にいつもお疲れ様です！

脚本・渡辺多絵　作画・よしはな

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