きっかけはエビフライ!?スーパーで出会った老夫婦とのあたたかな交流
息子(3歳1ヶ月)とスーパーへ買い物へ出かけたときの話です。
親の私は、息子の突然の話しかけは予期できず、フォローが間に合わなくていつもハラハラ。相手方の反応に合わせて謝辞を繰り返す日々です。
そんな中、お正月の買い物に出かけたときのこと。大晦日のにぎわいに少しハイになっているせいもあるのか、息子はその日もスーパーの店内で会う人次々に挨拶を繰り返していました。
この日は大晦日だったので、本来なら年越しそばとエビの天ぷらを食べることも多いと思います。しかし、我が家は息子の強いリクエストでエビフライを食べることに決めていました。きっと息子はそれが楽しみで、エレベーターにいた老夫婦に話したくて仕方なかったのだろうと思います。老夫婦は、息子の急な発言にとても優しく「それは良かったねぇ」とニコニコと応じてくれて、私はホッとし、お礼を述べました。
それから買い物を済ませ、帰ろうとしたときでした。偶然にも先ほどの老夫婦も買い物を終えたところだったそうで、また会うことができました。今度はあちらから「さっきの子だね?」と声をかけてくれました。そして「うちも今日はエビフライにしちゃった!」と言うのです!
本当はエビ天を買いに来たけれど、息子と話したことでエビフライが久々に食べたくなったと話してくれたおじいさんとおばあさん。小さかった頃のお子さんの話を、それは嬉しそうに、懐かしそうに話してくれました。
息子の挨拶ブームは悪いことではありませんが、急に話しかけることで相手を驚かしてしまうかもしれないし、話しかけられたくない人に話しかけてしまったらどうしようという心配がありました。しかし、今回出会うことができた老夫婦のおかげで、とてもあたたかい気持ちになれました。息子と人との関わりを、これからも寛容に見守っていけたらと思います。