テスト前日に大量のLINEを送ってくるわが子のクラスメイトに憤慨。勉強中、スマートフォンはどう管理している?
中学生のお子さんをお持ちのママたち。お子さんにスマートフォンを持たせていますか? 「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、7割弱の中学生がスマートフォンを所有もしくは利用しているということがわかりました。スマートフォンの所持率は年々増えており、「子どもにスマートフォンを持たせたものの、親はどう管理したらよいのだろうか」と迷ってしまうママも多いのではないでしょうか。ママスタコミュニティに、中学2年生のママからこんなお悩みが届きました。
『期末テスト前日なのにクラスメイトからずっと質問のLINEきて、うちの子は勉強を中断して返信している。「成績下がったらどうしてくれるの!」と思うと怒りが収まらない。次の定期テストからは夜だけ親が預かるしかないかな。最近の子は「LINEは即レスしなきゃ!」みたいな強迫観念があって面倒くさい……。みなさん、スマートフォンの管理はどうしていますか?』
テストの前日に何度も質問を送ってくるお子さんのクラスメイトに怒っているようですね。投稿者さんのお子さんは勉強する手を止めて返信をしているようで、成績が下がったらどうしよう……と心配しています。この投稿に、お子さんにスマートフォンを持たせているママたちからさまざまなアドバイスが届きました。
テスト期間中は親が預かる
『テスト期間中、スマートフォンは預かっている』
『うちは預かっているよ。通知とか気になっちゃうみたいだから』
テスト期間中は預かることにしているママたちも多いようですね。通知が来ても勉強に集中できる子もいれば、気になって返信してしまう子もいるはず。スマートフォンを手に取るお子さんを何度も注意するより、テスト期間は預かるという期間限定のルールがあるほうがママも子どもも余計なことに気を取られずにすみそうですね。
リビングに置く
『うちは勉強に集中しているときは、リビングおきっぱなしにしているよ』
『うちはテスト期間だけでなく、勉強中はリビングに置くようにしているよ。LINEが来てもわからないようにしているし、まわりの子たちもそうみたい』
スマートフォンを親に預けるのではなく、勉強中はリビングに置いておくという方法。勉強する部屋とは違うところに置いておくことで、通知に気づくことなく勉強に集中することができます。預けるのが嫌だというお子さんは、こちらのルールの方がハードルが低く感じるかもしれませんね。
スマートフォンやLINEの設定を工夫をする
電源を切る
『うちも受験時期に質問を送ってくる子がいたけど、うちの子はその通知を鬱陶しいと言って自分で電源を切っていたよ』
『勉強中は電源を切っておけば? 相手にしなきゃいい』
『電源を切れば解決するし、自分で一言「テスト期間は返信できない」って言うだけですむ』
勉強するときは電源を切る。勉強が終わってから電源を入れる。単純ですが、スマートフォンは手元に置いておきたいけれど通知も気になってしまうお子さんにはこの方法がシンプルでよいのではないでしょうか。
LINEの通知をオフにする
『うちの子は、集中しているときはクラスLINEの通知をオフにしている』
『勉強中は通知を切ってスマートフォンを開かないようにすればいいのに』
通知をオフにしていれば、メッセージが来ても気づくこともありません。グループLINEなど、多くの人からメッセージが来る可能性があるものは積極的に利用したい設定ですね。
ステータスメッセージを設定する
『テスト週間は、携帯禁止の子とかいっぱいいるよ。うちもスマホを触らないようにしたり勉強のときは通知オフにしたりしているよ。ステータスメッセージに「LINE禁止中」って書いておけば?』
『みんなテスト期間中は「返信できません」とか「スマホ封印中」とステータスメッセージに書いているよ。通知オフにしとけばいいじゃん』
『テスト前になるとLINEのステータスメッセージに「テスト中のため返信不可」ってやっている子が多いよ』
LINEのステータスメッセージとは、プロフィールの名前の下に表示されるメッセージのこと。子どもたちは省略して「ステメ」とよんでいるようで、自分の近況や状態を表すことができます。このステータスメッセージに、「テスト期間中はスマートフォンを使用できない」という内容を設定したうえで、電源を切ったり、通知をオフにすれば相手にも嫌な印象を与えずに済みそうですね。
お子さんと話し合ったうえで最適な方法をみつけよう
テスト期間中、クラスメイトからのメッセージがたくさん届いてわが子が勉強に集中してくれない状況に困ったママから届いた今回のお悩み。実は投稿者さんのお子さんはこんな思いがあったようです。
『友だちから質問が来て無視するのは失礼だし、いじめに加担しているみたいでできなかった』
決して勉強するのが嫌でサボっていたわけではなく、友だちの気持ちを思ってのことだったようですね。友だちに優しくできることは嬉しいけれど、勉強中はしっかり集中してほしいと思うのもまた親心。まずはどんな方法ならお子さんは集中できるのか、お子さんの気持ちを聞いてみることからはじめてみるのはいかがでしょうか。そのうえで勉強中におけるスマートフォンのルールを話し合えば、「取り上げたいのではなく、勉強に集中してもらいたい」というママたちの気持ちがお子さんに伝わるかもしれませんね。
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ
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