「家事も子どものこともやりすぎ!」と旦那に注意された。でも本当に旦那が言いたかったことは?
家事が得意な人もいれば、苦手な人もおり、「主婦」と一括りでいっても人それぞれですよね。今回ママスタコミュニティに投稿してくれたママは現在、小学生の息子さんをもつ妊娠8ヶ月の妊婦さんです。仕事も辞めて主婦業にやりがいを感じていたのですが、ある日旦那さんから思いがけない一言をいわれてしまいます。
『旦那に「家事も子どものこともやり過ぎ!」と言われてしまいました。家もいつも綺麗だし、洗濯物が溜まっていることもなく、いつもちゃんとご飯も作っていて。この3連休のうち2日間は旦那が仕事だったので、私が子どもを遊びに連れていってました。それを旦那が「やり過ぎ!」と。
この記憶のまま息子が大きくなって結婚して、奥さんが妊娠しても、これが普通と思ってしまったら、息子にとっても良くないんじゃない? と。だからもっと、だらしない方がいいのでは? と。
確かに、お嫁さんが妊娠中に何もできなくなったときに、息子からしたら「え? うちの母親は完璧だったのに」みたいになるのかな?』
投稿者のママからすれば「普通」のことだったとしても、旦那さんは息子さんがそれを「当たり前」に感じてしまうことを懸念しているのですね。果たしてママたちのアドバイスとは?
旦那さんの言い分も分かる……
『まぁ、旦那さんの言いたいこともわかる』
『あ~わかる! 将来の嫁が困りそう! ま、投稿者さんみたいな人を選んだらいーんだろうけど』
『うちの父方のばあちゃんが投稿者さんみたいな人で完璧だったから、父がそれを母に求めすぎて離婚したよ』
確かに旦那さんの言い分も分かるというママたち。母親があれやこれやと手を尽くしてしまうと、子どもがそれを「当たり前」としてしまい、将来の配偶者にも同じことを求めてしまうのでは? と旦那さんと同じ心配をしてしまいます。子どもの頃から刷り込まれた価値観を変えるのは、なかなか難しくなりますからね。
妊娠中でも子どもがいれば、いつもの生活。それは「完璧」じゃなくて「普通」なのでは?
『何がやり過ぎかわからない。
2人目3人目がお腹にいて、体調が悪くない限り家事をこなすのは当たり前じゃないの?』
『つわりも酷くなければ掃除洗濯ご飯は普通のことじゃないの? そんなこと言ったら私もやりすぎだよ(笑)。旦那は激務だから、休日は9割私1人で3人連れて出かけるし』
『上の子が小学校なんだから、学校に行ってるあいだ家事し放題なんだし。
上が未就園児だと、多少しんどくても相手しなきゃいけない。それが普通』
妊娠中であってもゆっくり休めるのは1人目だけかもしれません。2人目であれば上の子のために動くのは普通のことであり、決してやりすぎではないというコメントも目立ちました。1人目と2人目以降の妊婦生活はまったく異なることを身をもって知っているからこそのアドバイスですね。家事だって、上の子が小学校に行っている間に自分の体調と相談しながら自分のペースで進めることができるので、「完璧」というより「いつも通り」なだけなのかもしれません。
その言葉だけを真に受けないで!旦那さんなりの真意とは……?
『頑張りすぎ、もう少し手を抜いてもいいよ。と言っているんだと解釈したら?』
『ご主人なりの、投稿者へのいたわりの言葉なんじゃないの?』
『素直に「心配だから」って言えないご主人なりのねぎらいだよ。
もうちょっとゆっくり、お腹の赤ちゃんとのんびりする時間作ってってことじゃないかな? ありがとうって受け入れたらいいよ』
「家事も子どものこともやりすぎ」という旦那さんの言葉は、決して投稿者のママを批判するものではなく、投稿者のママを心配するものなのでは? というママたち。2人目とはいえ、やはり赤ちゃんが産まれるとしばらくはゆっくりとした時間は作れなくなります。旦那さんは、投稿者のママに今のうちにゆっくりと休んでもらいたいだけなのかもしれません。
『そんな風に言ってくれる旦那さんは優しいと思うけど、奥さんが完璧過ぎて、本音は旦那さんからしたらしんどいのかもよ』
『もっと勘ぐっておけば、ここでご主人の望む家事レベルを下げておけば、産後に手が回らなくて家事育児のレベルが下がっても、妻のカリカリした姿を見ずに済むし、自分もサポートしなくて済むんじゃないかと思って、予防線を張っているとかね』
『旦那さん、投稿者さんの完璧主義がちょっと息苦しく感じてるとか』
産後の自分の負荷を下げるための布石なのでは? と、深読みをするママも。または普段からしっかりしているママを頼もしく思う反面、「家庭」というものに対してもう少し抜け感を求めている可能性もありますね。ただこればかりは、旦那さんの本音を聞かなくては分からないのですが……。
『旦那が言うようにこれが当たり前だと息子がインプットされないように、昨日は
「妊婦さんは、体調が悪くなって寝たきりみたいになることもあるし、家事や子育てができて当たり前じゃないからね」
と言っておきました』
大切なのは、息子さんがすべての妊婦さんが軽快に動き回れるものだと思わず、その人その人で状況は異なり、周りの人はその状況に合わせて協力していくべきだということを理解させることですね。
どうか投稿者のママの体調が万全で、無事に赤ちゃんを産むことができることを祈っています。
文・渡辺多絵 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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