小学校高学年女子のプレゼント交換。肌につけるもの、学校へ持ち込み禁止のものだと後々の関係が悪くなる?
この冬クリスマス会を予定している子どもたちは、どれくらいいるのでしょうか? 楽しい時間のクライマックスを飾るのは、プレゼント交換タイムかもしれません。サンタさんからもらう贈り物とはまた違う、ドキドキやワクワクがありますよね。
子どもたちが期待をふくらませる一方で、「何を用意すればいいんだろう?」と頭を抱えるのはママたちかも? 予算内で買えて、もらった子どもがみんな大喜びしてくれるプレゼント……。そんなものが本当にあるのでしょうか?
かわいいリップや手鏡をクリスマスプレゼントに。女の子が好きな”キラキラした”ものはアリ?
悩んだママからの「アドバイス、求む!」の投稿が、ママスタコミュニティにあがりました。
『小学生のクリスマス会、プレゼント交換の予算は500円と1,000円です。集まるのは女子だけ。娘は「いい香りのハンドクリームや、かわいいリップクリーム、あと手鏡を買いたい」と言っていますが、そういうのはアリでしょうか?』
プレゼント内容から推測すると、クリスマス会に参加するのはどうやら高学年の女の子。「500円」は習いごとのお友達と、「1,000円」は学校のお友達との集まりでの設定予算だそうです。
『いいチョイスだと思う! 女の子はおませだから、リップとか喜ぶよね』
『ありだと思う! 実用的なものもいいけど、プレゼントだから。ふだんは使わないけど、休みの日や放課後にちょっと使ったりすると、うれしいと思うよ』
ほかにもこんなアイデアが寄せられました。
『キャラクターの靴下、使い捨てカイロのケース、お湯で落とせるネイル、オーガニックのハンドクリーム』
『高学年って、やっぱり文房具じゃない? かわいい連絡袋とか、ハイテクなシャーペンとか。うちの学校はキャラクターものやシャーペン、ペンポーチなんかも禁止なんだけど、「塾で使えるから」って交換しているよ』
『給食の時間に使うナフキンやお箸、靴下、ハンカチ、マスクケースなんかをプレゼントしたことがあるよ』
ママ自身が「自分が小学生だったなら」とイメージすると、わかりやすいのかも。「もらってうれしいもの」を想像すると、ママまでワクワクしてきそうですよね。
ところが、そんな楽しいはずのトピックに問題(?)が勃発! 女の子たちが喜びそうな、いわゆる”キラキラしたもの”を候補にあげていたママたちに対して、”待った!”をかけるママたちが現れました。
肌につけるもの、学校に持ち込めないものはプレゼントに不適切?
『子どもがハンドクリームなんて、使う? リップクリームも香りつきはダメという学校もあるし、手鏡も持ち込み禁止ということも。そのへんも、配慮したほうがいいと思う』
じつは投稿者さんも「こういうのはアリ?」と聞いたのは、以前にこんなことがあったからなのだとか。
『以前ママ友と話をしていて、「お菓子はアレルギーがあるから、プレゼント交換にはよくない」と聞いたことがあって。それでいうと肌につけるものもよくないのかな? と、悩んでしまったのです。ハンドクリームや入浴剤なども大人のプチギフトとしてよく見かけますが、子どもにはどうなのかな、とか』
最近はアレルギーを持っている子も少なくない、加えて肌が敏感な子どももいる可能性を考えると、スキンケア用品やコスメはあげてよいものなのかどうか。そこに配慮しはじめるとプレゼント候補がどんどん減っていってしまう……というわけです。
「プレゼントに配慮を!」「かわいいものが一番!」意見がまっぷたつに
プレゼントにもちゃんと「学校で使えるもの」「アレルギー関係なく使えるもの」を求める、ママたちの意見はこうです。
『うちも、学校で使えないものをもらっても困るかも。くれた子が使っている様子を見ないと「あげたのに使わない!」とか、「気に入らないから使ってない?」と思われたら、イヤじゃない? 今どき何がきっかけでいじめになるかわからないから、やっぱり”使っていることがわかる”ものにしたほうがいいんじゃないかな』
『香りつきのハンドクリームって、刺激が強くない? うちの子、私が使っているハンドクリーム「いい香りだから、使いたい!」ってつけたら、少しなのにかゆくなってダメだった。今の子ってアレルギー持ちが多そうなイメージなんだけど』
一方で、容認派のママたちの意見は……。
『学校で使わなきゃ、いいんじゃない? そもそも”学校で使うものじゃないといけない”って決めてないのなら、関係ないと思うけど。うちは小学5年生がいるけど、ハンドクリームもリップクリームも使うよ。鏡も必需品』
『いじめにつながるって、なんか違う気がする……。プレゼント交換なんだから、どこで使うかなんて重視するところじゃないよね?』
プレゼント交換に参加する子たちをよく知っているのなら、「あの子はアレルギーがあるからお菓子はやめよう」「敏感肌の子がいるから、肌につけるものはよそう」など、事前にわかることも多いでしょう。とはいえそうではないとしたら、選ぶものには配慮がいりそうです。
一方で「学校で使えるものかどうか」は、アレルギーなどとはまた別問題かもしれません。おしゃれな文具は持っているだけでもうれしいものでしょうし、学校以外でも使えます。くれたお友達には「お家で使っているよ」と報告すれば何も問題はないように思いませんか?
プレゼント交換でいちばん大事なのは、じつは中身ではなかった?!
また子どもたちにとって、じつは「プレゼントが何かは、それほど重要じゃない」という意見も!
『毎年クリスマス会で思うのは、結局は何をもらったかよりも「誰のが当たったか」だってこと。同じ文房具でも人気がある子のは「かわいい!」となるし、そうでなければ冷ややかな反応だったりする』
何をもらったかももちろん大事でしょうが、結局は用意したのが仲よしの相手だったかどうか、なのかも。さらに自分がプレゼント交換に参加しているうれしさ、何が当たるかワクワクしている瞬間……。プレゼントを購入するための費用は、結局その対価にしかすぎないのかもしれません。
「うちはこんなにステキなものを用意したのに、当たったのは趣味が合わないもの」「当たったものはアレルギーがあって使えないもの」ということだってあります。プレゼント交換でもらってきたものに対して「当たり!」と感じたことのあるママは、実際のところ少数派かもしれません。そう考えるとある程度の配慮は必要ながら、プレゼント選びは子どもたち自身の「これ、あげたい!」という気持ちを尊重してあげるのが一番といえそうです。
お子さんが「これをあげたい!」というものにママがどうしても不安があるのなら、予算内でアレルギーなどに関係のない、かわいい付箋などの文具をプラスしてみるのはいかがでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ
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