小学校高学年女子の仲間はずれ。意地悪をされている我が子にかけてあげたい言葉とは
学校で子どもが楽しく過ごせているかどうか、友だちや先生とうまくやれているかどうかはママにとってとても気にかかることなのではないでしょうか。もしも、自分の子どもが友だちに意地悪をされていたら……子どもの幸せを願う親の立場からしてみると非常につらいことですよね。ある投稿者さんは、学校で子どもが意地悪な目にあっていると相談しています。
『高学年の仲間はずれや意地悪。女の子って揉めごとはありますか? 我が子があるやんちゃんで目立つ子から嫌われているようで、仲間はずれや睨みつけられたり無視されます。子どもはその子を特に嫌っていませんが、向こうから一方的に嫌がられているのか、あるアプリに友だち同士がみんな友だち登録し合っているのに我が子が申請しても無視されたままです。子どもは気にしていないようですが、親からしてみればとても辛いです』
小学校高学年の女の子は揉めごとがあるものなのか、子どもは気にしていないそぶりをしているけれど自分は辛いと相談する投稿者さんに、たくさんのコメントが寄せられているので見ていきましょう。
子どもが意地悪な目にあった経験は?
ママスタコミュニティでは「同じように子どもが意地悪な目にあったことがある」とコメントしてくれている方がいました。
『我が家の娘もそうだよ。意地悪な女子集団から睨まれたりヒソヒソ話されたり笑われたりしている。娘が仲良しの子と歩いていると奪い取っていくからね。それに、「○○ちゃん←(娘)と仲良くしない方がいい」とか「無視して」って焚き付けて便乗して離れていった子もいる。言う方もだけど便乗して離れていくような子は本当の友だちじゃないし、そういう意地悪して楽しんでいる子は1人じゃ何もできないお子ちゃまなんだから放っておけって言っているけれど、子どもからしたらショックなんだよね。意地悪な子には何を言ってもムダなんだと思うわ』
『あるよ。長女の学年は、ひどかった。修学旅行の班決めも先生が決めていた。うちは携帯なかったんだけど、持っている子たちが悪口を書いてたり、出先で見かけたのを勝手に学年LINEにあげられていたり。しばらく学校を休んだよ』
ヒソヒソ話をされる、周りの子にも「あの子を無視して」と言われると大人でもショックですね。そんなことが小学生の我が子に起こるだなんて考えると、ママたちも気が気ではありませんね。それでは、ママは一体意地悪をされている子どものためにどんなことができるのでしょうか。
意地悪をされている我が子のために、まずママが出来ることは?
ママができることとしては「子ども本人の様子を見る」ことなのではないかというコメントが寄せられました。
『女の子は揉めだすと陰湿だからね。そういう性格ブスは最終的に周りから嫌われるようになるけれど、それまでが娘さんもツラいよね。本人気にしてないって素振りでも実は傷ついているとは思うから何か様子がおかしくないか気にかけてあげてね』
『娘さん強いいい子に育ったね! けど気にしてないって親に言うだけの場合があるからよく見てあげてね。意地悪がなくなりますように! 楽しく通えるといいね』
『娘さんが気にしてないなら様子見かな。高学年だし、仲のいい友だちがいるなら大丈夫。気になるのは相手の子が周りを焚きつけて娘さんを仲間はずれにしないかだよね。そこだけは気をつけてあげて』
子どもの心に限界が近づいていないか、おふざけの範囲を超えていないかなどを子どもの様子を気にかけながら判断し、「これは大人の介入が必要だ」と思えば担任の先生などに相談をすると考えているママが多いようです。
もしも子どもが仲間はずれにされたら……今後に向けて子どもに伝えたい言葉は?
子どもが辛い目にあっているのに、子どもの様子を見ることしかできない親は歯がゆさでいっぱいなのではないでしょうか。
『理由は思い当たらないんだよね? だとしたら一方的なひがみのパターンかな? 今は本人は気にしてないかもしれないけど、今後に向けて対策はしたいところだよね』
子どもの負担を少しでも減らすために、“もしも子どもが仲間はずれや意地悪な目に合っているのならこんな言葉を伝えたい”といったコメントが寄せられました。
両親は味方であることを伝える
『見ていて辛い気持ちはわかるけれど本人が気にしてないなら今は様子見るしかないよね……。気にしてないフリとかではなさそうなの? お母さんやお父さんは味方だよって話をしておくくらいしかできないかな』
子どもにとって、家や学校は自分の世界そのもの、といっても過言ではないはず。そんな狭い世界で意地悪をされてしまったら、ひとりぼっちのように思ってしまうこともあります。子どもには、ママとパパは絶対に味方であることを伝え、ひとりじゃないことを教えてあげたいと考えるママもいました。
いじめっ子が悪いことを伝える
『うちの子がいじめっ子はいじめをする以外に何も特技がない子って言っていたな』
『このご時世、スルースキルは身につけておいた方が得。小学校で鍛えられて大人になってからラクかもね。馬鹿の攻撃にいちいち傷ついてやる必要ないよー。そういうやつって無視がいちばん堪えるから』
仲間はずれになると、「自分が悪いのかな」と考えてしまう子もいるはず。しかし、いじめられる方よりもいじめる方に理由があり、いじめている方が悪いことに変わりはないと伝えたいというママもいました。
不条理なこともあることを伝える
『「1人でも大丈夫だよ、意思を持って行動して」はダメ? 社会に出てからの方が大変だよを教えてあげる。子どもでも分かりやすく人生解説してくれてる本も多いから読ませてあげてみるのもいいかも。不条理なことをかわす知恵を与えるのも親の役目だと思うのでファイトです』
世の中、生きていれば不条理な思いをすることや理不尽だと思う目にあうこともあるでしょう。今回の仲間外れも、もしかしたらその理由は不条理なことなのかもしれません。世の中には不条理なことがあり、どうすれば上手に世渡りができるのかを伝えたいというママもいました。
助けを求めてきたらバックアップすることを伝える
『辛いけれど、子どもが気丈に振る舞っているなら信じるしかないかなと思う。女の世界はどこまでいっても面倒くさいので。助けを求めてきたら、全力でバックアップ』
投稿者さんの子どもは一見気にしていない様子だとのことですが、もしかしたら心の中では辛い思いをしているかもしれません。しかし、ママに言いにくかったりもう少しひとりで頑張って解決してみようなどと考えている可能性もありますね。「辛くて助けてほしいと思ったら、必ずバックアップするよ」ということを伝えたいというママもいました。この言葉があるだけで、子どもも心強くなるのではないでしょうか。
子どもが学校で意地悪な目にあっているかと思うと、心配で夜も眠れないというママも多いはず。しかし、学校で不条理な目にあっているのは子ども本人です。ママができることは、絶対に味方であることを伝え、子どもの様子に気を配りながら見守っていくことなのかもしれません。しかし、小学校高学年はまだ子ども。ときにはタイミングを見つつママや先生などの大人が介入し、解決に導いてあげることも大切になってくるのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・荻野実紀子
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