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帰省したら孫の私を忘れていた高齢の祖母。しかしなぜか曾孫のことは覚えていて……?

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一言で言い表せない、いろいろ複雑な家庭環境で育った私。その中でも祖母からは、とてもかわいがってもらっていました。

毎回私と、祖母にとっては曾孫となる息子が来るのを楽しみにしていてくれて、会うたびに昔話に花を咲かせていました。一緒に出かけたことや遊んだこと、果ては私の子どもの頃のイタズラの話まで(苦笑)。祖母と思い出しながら笑いあって、帰省を終えて私が出発するときには泣きながら「またおいでね」と言われ、お別れをするのがお決まりになっていました。

しかし最近の帰省で再会した祖母には大きな変化が起きてました。

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数年前に起きた脳梗塞の後遺症などのせいで、記憶力がかなり低下していたのです。

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息子のことを覚えていられたのは、おばと共有していた写真アルバムアプリのおかげでした。おば曰く、2人でよくアプリで息子の写真や動画を見ていたとのことで、祖母は曾孫のことは覚えていられたようでした。

先日の帰省では、祖母が息子を覚えていてくれたおかげで記憶が戻り、また楽しく話せたけれど、もしかしたら次に会うときは……。

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老いには敵わないのでしょうが、やっぱり大好きな祖母に忘れられてしまうのは寂しいです。祖母の家は遠く、頻繁に会いに行くにはなかなか難しい距離です。もっと祖母と密に連絡を取ったり、息子ばかりではなくて私の写真も撮って見せたりしないと、と思ったのでした。

文、イラスト・Ponko

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