”口うるさい”子育てから抜け出したい!ママたちが提案する打開策
子どもには子どもの言い分があるのでしょうが……しつけにおいてママが口うるさくなってしまうのは、きっとありがちなこと。ママスタコミュニティには以下のような悩みが寄せられました。
『わが子は10歳ですが、
言わないと時間がなくなる。言わないと成績が下がる。言わないと風邪をひく。言わないと怪我をする。
……ということばかり。旦那は「子どもが息苦しくなる」と言って、口うるさい私を責めます。だんだんと子どもにも相手にされなくなり、私ひとりでヒステリックになる。私自身の父親もすぐ怒る人だったので、父に似ている自分が大嫌いです。これでも育児も家事も仕事も頑張っているつもりなのに、孤独です』
言い過ぎたくないのに、「やらない」わが子に多くの言葉をぶつけてしまう。けれど、家族に思いは伝わらず、ママに孤独感をもたらしますね。一方で、たしかに”言い過ぎ”の自分を自覚していて、そこから抜け出したいと悩むママも多いでしょう。このトピックにママスタコミュニティのママたちはどう反応したのでしょうか?
”口うるさい育児”をやめられないママたち
投稿者さんの嘆きに、同感というママはやはり多く……。
『すごく分かる。何でも普通以上にできる子ならいいだろうけど、放っておいたら失敗ばかりのようなうちの子。つい言い過ぎちゃう』
『分かるよ、過干渉になるよね。外に出るとまぁひどい。「車くるよ」、「後ろから自転車きたよ」、「溝があるからちゃんと見て!」……間違ったことは言ってないんだろうけどね(汗)』
『同感。子どものために口うるさくなってしまうのに、迷惑そうにされて家を飛び出したくなる毎日』
『分かる。でも私は、子どものためというより自分のために言ってるな、と思うときもある(汗)』
『時間がなくなる→早めに準備させない親の責任。
成績が下がる→家庭での学習は親の責任。
風邪をひく→体調管理は親の責任。
今の時代は何でも親の責任だという雰囲気を感じる。無責任な親と思われたくなくて先回りしてしまう』
ひとくちに口うるさい育児と言っても、その理由は、子どもの気質や性格・わが子への愛・親としての責任・現代の風潮などさまざまなものがあげられそうです。
「責められている」という感情が、”言い過ぎ”を生む??
言い過ぎる現状から抜け出せるよう、ママたちからはたくさんの助言や励ましが届きました。まずはちょっと鋭い視点で、投稿者さんが書いていた育った環境に触れながら、エールを贈るママの声をご紹介します。
『父親が厳しかった、と書いてあるから思うんだけど……「旦那に責められる」と感じることに、投稿者さんの認知の歪みがある気がする。
私の親もガミガミ言う人で、それで育った私は指摘されると「責められている」と感じる。でも認識を変えて、非難ではなく「提案」などと考えるようにしたよ。
子どもに反抗されているときも、責められているような気持ちにならない?』
『育った環境が影響しているのかもしれないけど、気づいているならきっと大丈夫。
私も頑張ってるところなんだ。怒るんじゃなくて「諭す(導く)」のがいいと思う。時間はかかるだろうけど、似た環境で育った者として応援してるよ』
なるほど、自分が置かれていた環境や心理をひも解いていくと、育児のヒントも見つかるかもしれませんね。コメントに投稿者ママは以下のように返事を残しています。
『その通りかもしれません。旦那に「責めてるんじゃない。どうしたらいいかを子どもに話すんだよ」と実際に言われたことがあります。
私は人に認められたい気持ちが強いのだと思います。夫の言葉も子どもの反抗も、自分が責められているように感じて感情的になってしまうんです。あらためて他の方に指摘されるとハッとしますね』
ママたちが推す、”言い過ぎ育児”から抜け出す方法
そして、自分自身を見つめ冷静な目をもてるようになったら、わが子への接し方も前進しそうです。ママたちからは”言い過ぎ”に歯止めをかけるためのテクニックが出そろいましたよ。
『子どももやるべきことは分かっているんだろうけど、能力以上のことを要求されると否定された気持ちになって、できることもできなくなる。褒めることは、意味なく自信をもたせるためでなく、自尊心を築いてあげるためのものだと思う』
『私は、つい言い過ぎちゃうことを「感情抜き」でアドバイスするようにしてる。あとは実際に本人が困ってから「ほら言ったでしょ~」でいいんだよ。本人が納得しなけりゃ学ばないんだからさ』
『ただ見守るのもストレスだろうから、要点だけ簡潔に一度だけ伝える、と決めてみたら?』
『「子どもだから無理」・「言っても分からない」などと子ども扱いせず、話し合ったり実際にやらせてみたりするのはどうかな?』
『「もう○分だけど大丈夫?」、「明日テストだけど大丈夫?」、「風邪ひいちゃうけどいいの?」……という感じで、親が一方的に言うんじゃなくて、子どもに聞いてみたら?』
言い過ぎないためのママたちの工夫、ためになりますね! 日常に埋もれ、口うるさいことに甘んじていた筆者としては、わが育児を見つめ直す絶好の機会となりました。子育ては本当に難しいと実感しつつ……親子そろって笑顔の多い毎日にできたら素敵ですね!
文・福本 福子 編集・山内ウェンディ
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