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子どもの「これは何?」がしつこい!?同じことを何度も聞いてくる理由が判明

「これは何ていうの?」

息子(2歳)からこの言葉をよく聞くようになりました。知らないモノの名前が知りたいのかなと思いきや、そのモノは息子がすでに名称を知っているはずのものなのです。

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たとえば、「バス」などを指して「これは何?」と聞いてきます。私は知ってるはずなのになぁ? と思いながらも、「バスだよ」と答えます。しかし、それでも何度もバスを指して「これは何ていうの?」と繰り返すのです。私は当然、同じく「バス」と答えますが、やっぱり「これ何ていうの?」……延々とループ。しつこい聞き返しに辟易しながらも、「バスをバスとしてではないのなら何が聞きたいのだろうか?」と不思議に思っていました。

私には息子の質問の意図が理解できなかったので、何かヒントはないものかと頭をひねります。しばらく、他の子との関わりなども観察して様子を探ってました。

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お友達相手にも同じようにしつこく聞き返すだけで、最後には「しつこいー!」と音を上げられて困らせてしまっていました。子ども同士で通じる何かがあるのかと期待しましたが、特になにもないようで謎は深まるばかり。

しかし、またある日。また同じように「これは何?」と。息子に「バス」を指して聞かれた時に、私はふとした気まぐれで答え方を変えてみました。

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私は息子の質問の意図にやっと気がつくことができました。

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息子は”名称”が知りたいわけではなくて、”用途”や”色”、”大きさ”や”音”など。このバスの情報をもっと知りたくて何度も聞き返していたのです。
息子は「これは何?」以外に聞き方がわからなくて、同じ言葉での聞き返しのようになってしまっていたけれど、その一言にたくさんの聞きたいことがこめられていたのでした。答え方に幅を持たせたことで息子は納得してくれたようで、以降は、繰り返し「これは何?」と聞かれることはすっかりなくなり、落ち着きました。

今は「お名前は?」「何をするものなの?」「何色なの?」など。息子の質問の仕方にも幅が出てきて、意図がとても汲み取りやすくなっています。

文、イラスト・Ponko

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