子どもに好きな物ばかり食べさせようとする義母。ママとの考えの違いをどう乗り越えればいいの?
好きなものばかり食べて、ママが食べてほしいと思うものは食べない……。子どもの好き嫌いはママにとっても、悩みのタネかもしれません。それなのにママ以外の人が子どもの食事を甘やかしていると分かったら、あなたはどうしますか? ママスタコミュニティにも子どもの食事で義母と意見が合わないというママからの投稿がありました。
『義実家に行ったときのことです。夕飯時、娘に好き嫌いしないでちゃんと食べないとダメだよと注意をしたら、義母が「無理に食べたくないもの食べさせる必要ないでしょ! 冷蔵庫に大好きなプリンあるよ! 持ってきてあげるね!」と言うので「まだご飯中なのでデザートは後でいいですよ」と言ったら「お母さんケチだねー。おばあちゃんの家に来たときは特別!」と言って、まだご飯を食べ終わってないのにプリン持ってきました。旦那に言っても、「お前も嫌いなもの食べないだけでピリピリしすぎ」と言われてしまいました。私がピリピリしすぎなのでしょうか?』
子どもに苦手なものでもちゃんと食べて欲しいと思っているママは、無理に食べさせることはないと考えている義母に違和感があるようです。この投稿に他のママたちもコメントをしてくれていました。
食事に口出しして欲しくない。ママたちの本音
『食育があるんだから、口出しして欲しくないよね。うちは野菜を食べきるまでおかわり禁止にしてるんだけど、「あら~、そんなの可哀想。おばあちゃんが持ってきてあげるからねぇ」としゃしゃり出てきた』
『ごはんを食べ終えていないのに、デザートやお菓子を出す(ごはんの代わりに食べさせる)のは嫌だよね。義実家でもそこはキッチリやってもらい、他は気楽にテキトーにやった方がいいかもね』
他のママたちも、子どもの食事にはルールを決めているようですね。でも他の人がそのルールを破ることもあって、イライラしてしまうことも。そのため、守って欲しいことはしっかり守ってもらい、他は大目に見るというのもアリかもしれません。
ここでおさらい。「食育」の面から子どもの食事を考えてみる
ここで子どもの食事を「食育」という面から見てみましょう。
文部科学省では食育によって、
『食べ物を大事にする感謝の心
好き嫌いしないで栄養バランスよく食べること
食事のマナーなどの社会性
食事の重要性や心身の健康
安全や品質など食品を選択する能力
地域の産物や歴史など食文化の理解 など』
これらのことを子どもが身に付けられるように、家庭でも食事などを通して行うのが食育といえそうですね。今回の投稿者のママのケースについても、バランスよく栄養が摂れるような食事を食べてほしい、と考えていることが伝わってきます。
食事の考えの違いでぶつかる義母とママ。どう対処すればいい?
1日くらいは……と幅をもって考えてみる
『うちも同じような感じだけど何も言わないや。自分の家ではしっかり食べさせればいいし、1日ぐらいバランス悪くてもどうにかなるわけじゃないし』
『おばあちゃんの家は特別でいいんじゃない? 日常的でなければ好き嫌いはクセにはならないよ』
『年に数回のイベントなんだろうから、まったくもう! 程度にやり過ごせば?』
ご飯を食べ終わる前にデザートを食べるのは毎日のことではありませんよね。1日くらいなら健康に大きく影響することはないでしょう。今日は特別! という日を作って子どももママも息抜きをするのもいいのではないでしょうか。
義母宅と家で線引きをする
『おばあちゃん家は特別、普段は駄目と子どもに言い聞かせればいいじゃん』
『今日は特別だよと、きちんと言い聞かせておばあちゃんに甘えちゃえばいいのに』
自宅での食事と義母宅など外での食事で線引きをしてしまうのもひとつの方法ですよね。”おばあちゃんの家は特別”と子どもが認識していれば、自宅での食事ではママとの約束やルールを守るかもしれません。
義母の家に行く回数を減らす
『義実家に行く回数減らすといいよ!』
『ストレスたまるから極力行かないことだね』
義母の家で子どもが好き嫌いをしたり、義母がデザートを食べさせたりするのがストレスになっているならば、義母宅に行かない・行く回数を減らすことも選択肢としてあるかもしれません。
プラスに考えてみる
『孫の大好きなプリンを用意してくれたいいおばあちゃんだね。孫に興味のないおばあちゃんだっているのよ』
『そんなに白黒つけなくてもさ。グレーな時もあるよ。子どもにとって特別な存在は大切だよ』
義母の行動を別の角度から見てみると、孫が可愛いからこそ美味しい物を食べてもらいたいという気持ちがあるのかもしれません。また子どもにとってもおばあちゃんが特別な存在になれば、食べ物のことでママとケンカになっても逃げ道ができますよね。ママの存在が子どもにとって何物にも代えがたいことは事実です。一方でママとは違った方法で守ってくれる存在も、子どもにとって必要なのかもしれません。
ママの思いは義母にも伝えるべき
『私は自分が何か言うことが義実家に(もちろん実家にも)悪いと思わないから、自分が「これだけは義親にはやってもらいたい」と思うことだけは明確に自分で言う。育てているのは親の私、責任あるのは親だから』
義母とママの食事に対する考えが違うのであれば、それを認めた上で「これをしてください」「これはやめてください」と明確に伝えるのもいいかもしれません。コメントにもあるように、育てているのは親ですから、食に関しても最終的な責任があるのは親でしょう。改めて言葉にしないと伝わらないこともあるのではないでしょうか。
たまには頑張ることを休憩してもいい。ただし伝えたいことは遠慮しないで。一緒に考えてもらうために
子どもの好き嫌いや食を通しての社会性など、食育はママにとっても大きな課題と言えそうです。でも周囲の人たちはママとは違う考えを持っていることもあり、ときに衝突するかもしれません。その場合には1日だけならと割り切ったり、食育は自宅のみでやる、というように線引きをすれば、ママのストレスも軽減できるのではないでしょうか。一方で子どもの食育に責任があるのは親ですから、周囲の人にも「して欲しいこと」「して欲しくないこと」を明確に伝えておく必要がありそうです。今子どもが喜ぶことでも、子どもの将来のためにならないこともあるかもしれません。一方的に「これはダメ」と言うよりも、義母など周囲の人も含めて一緒に考えてもらうようにすると、理解が得やすいのではないでしょうか。
文・こもも 編集・しのむ
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