「家の外」の対策は大丈夫?内閣府政府広報オンラインで情報呼びかけ
大型の台風が近づき、食料品の買い出しに走ったり、備蓄品のチェックをしている家庭も多いと思います。ところで、家の外の対策は大丈夫ですか? 内閣府政府広報オンラインでは、家の外の対策についてイラストつきでわかりやすく紹介しています。台風がひどくなる前にしっかりと対策しておきましょう。
家の外のやるべき台風対策
・屋根瓦やトタン(めくれたり壊れたりしていないか) ・テレビアンテナ(錆びたりゆるんだりしてないか) ・物干し竿(飛ばされないよう下に下ろしておく) ・庭木(飛ばされたり、倒れないように固定する) ・植木鉢(強風で飛ばされそうなものは家の中へ) ・プロパンガス(固定されているか) — 内閣府政府広報オンライン (@gov_online) October 7, 2019
「台風対策」でまずやるべきことは、家の外の対策です。風が強くなってから外に出ると危険なので、できるだけ早いうちにやっておきましょう。ただし暗い中での作業は危険を伴います。屋根の確認は明るいときに行ってください。
・雨戸やシャッター(ちゃんと閉まるか点検補修を)
・雨どい(枯れ葉や砂がつまっていないか)
・テレビアンテナ(錆びたりゆるんだりしてないか)
・物干し竿(飛ばされないよう下に下ろしておく)
・庭木(飛ばされたり、倒れないように固定する)
・植木鉢(強風で飛ばされそうなものは家の中へ)
・プロパンガス(固定されているか)
・窓(ひび割れやがたつきがないか)
・雨戸やシャッターのない窓(割れたガラス飛散防止のためにカーテンを閉めたり、窓に飛散防止フィルムを貼る)
三輪車や自転車、窓ガラスは大丈夫?
台風対策の中でも気をつけたいのが、窓ガラス。強風で物が飛んできてガラスが割れる可能性があるので事前に対策をしておきましょう。ほかにも、自転車や三輪車などについても油断は禁物。今一度チェックしましょう。
窓ガラス
窓ガラスは、飛散防止フィルムがあれば貼っておきましょう。ない場合は、窓の内側から段ボールを貼る。段ボールがない場合は、養生テープを米印に貼っておくだけでも効果はあります。ただし、これはあくまでもガラスが割れたときに部屋の中に飛び散ることを予防するものです。ガラスが割れることを防ぐものではないので、その点はご注意ください。
植木鉢や物干し竿
子どもが家に持ち帰った植木鉢、傘などちょっとした荷物を玄関前に置いていませんか。また、物干し竿をかけたままにしておくのも大変危険です。「家の外だから大丈夫」と思って油断していると、強風で吹き飛ばされて、自宅や近所の家のガラスを割ってしまう可能性があります。
自転車や三輪車
自転車や三輪車なども注意が必要です。2018年に発生した台風21号では自転車が次々に吹き飛ばされという話もあります。できるだけ家の中に入れて、飛ばされないようにしておきましょう。
換気扇
意外と見落としがちなのが換気扇。キッチンの換気扇はもちろんのこと、トイレなどについている小さな換気扇から砂などが入ってくることがあります。以前、筆者の家では、手のひらサイズのトイレの換気扇から宙にまった砂やほこりなどが入ってきて、トイレの中が真っ黒になったことがあります。事前に段ボールか袋などを貼っておくと部屋の中が汚れずに済みます。
各省庁の情報をこまめにチェック
今回紹介したのは、内閣府政府広報オンラインのX(旧Twitter)での情報ですが、災害情報は主に「首相官邸(災害・危機管理情報)」から発信されています。ほかにも気象庁では大雨警報や洪水警報の危険度分布、消費者庁では災害発生前の命を守る行動に効果的な情報から、災害後の消費者トラブル回避に効果的な情報までまとめています。X(旧Twitter)の情報をチェックするか、X(旧Twitter)を利用していない人は各省庁のホームページを確認すると、正確な情報をいち早く入手することができます。「食料品の買い出しなどに気を取られて、肝心な家の外の対策を忘れていた」ということがないよう、もう一度チェックしてみてください。
内閣府政府広報オンライン(@gov_online)
首相官邸(災害・危機管理情報)(@Kantei_Saigai)
気象庁(@JMA_kishou)
消費者庁(@caa_shohishacho)
文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ