自分たちが入るための新しいお墓を購入予定……遠方にある義実家のお墓はどうする?
ママスタコミュニティに「お墓」に関する投稿がありました。お墓といえば、亡くなった人のお骨が納められている場所を想像するママが多いのではないでしょうか。子どもの頃から親や祖父母に連れられ、お参りした記憶を持つ人もいるかもしれませんね。今回投稿を寄せてくれたママは、自分たち夫婦が亡くなったときのために新しくお墓を買おうかと思っているそうです。
『20年近く飼っていたペットが旅立ちました。私は犬と一緒にお墓に入りたいと思っており、幸い近場にそれがかなう霊園があります。いずれはそちらの墓地を買って、旦那と私そして愛犬のお墓にしたいと思っています。義実家のお墓に入らない予定の人はいますか?』
愛犬が亡くなったことをきっかけに、お墓について考えはじめた投稿者さん。もちろん自分たちが入るのはまだまだ先の話ですが、希望どおりに犬と一緒に入れる墓地を見つけ購入する予定だそうです。しかし遠方にある義実家のお墓のことも気になっているよう。投稿者さんと同じく、義実家や実家のお墓について、あるいは自分が入るお墓について、今後どうするかを考えているというママたちのコメントを集めてみました。
義実家のお墓に入らない予定の人はいますか?
もし新しくお墓を買わない場合、投稿者さんが亡くなったときには遠方にある義実家のお墓に入ることになるそうです。入れるお墓がすでにあるにも関わらず、そこには入らないつもりだという人は他にもいるのでしょうか?
『私は夫婦だけの墓を建てて、子どもに伝えてるよ。義実家の方のお寺にも伝えてるし旦那の名前で建てました。子どもが将来管理しやすいよう、地方都市ですが便利な場所です』
『うちは子どもが一人っ子だし、その子も障がいがあるから将来的にお墓を管理していくのは難しいだろうと思って、お墓はなくすことを考えてます』
『うちは「私たちの代でお墓はなくそうか~」って言ってるよ。ご先祖さまは大事だけど、家ごとのお墓じゃなくてもよくない?』
『お墓はいらないかな。子どもや孫が遠方に住んでいて、お墓になかなか来れなかったりしてる。重荷になるのも申し訳ない』
夫婦だけのお墓を新しく建てるつもり、お墓はなくすつもりだと考えているママたちからコメントが寄せられていました。今あるお墓は遠方にあってなかなか行けないため、将来の管理が難しいなどの理由も挙げられています。自分たち夫婦が亡くなった後に、子どもたちに同じ大変な思いはさせられないと考えているようですね。
『私は離婚して、子どもたちの苗字を変えるのが嫌だったから元旦那の姓を名乗ってる。今さら苗字を戻して実家のお墓に入るわけにもいかないし、義実家の方はお墓参りにも行けないし』
『私は義実家のお墓に入りたくても入れない。すでに旦那の前妻が入っているから、旦那と結婚したときに私は入れられないって言われた。旦那はそのお墓に入るんだけど私だけ別の場所に入ることになるかな』
義実家のお墓には入りたくても入れないと打ち明けてくれる人も。亡くなったときに入れるお墓があるという状況は、誰にとっても当たり前のことではないようです。
今あるお墓はどうする?ママたちが考える方法とは
投稿者さんの場合、新しく自分たちのお墓を買っても、義両親が亡くなった後は義実家のお墓も管理しなければならないよう。遠方でなかなか行けないお墓に対して、ママたちはどのようにする予定なのでしょうか。
『実家の墓じまいを着々と進めてる私。私が元気なうちは良いけど、子どもたちにはお墓を守ってとか言いたくない。50年後とか私もこの世にいないだろうし、子どもすらどこで何してるか分からないわ』
『私のところは墓じまいをして納骨堂にお願いしました。最近はしょっちゅう行ってるし、お参りに来た誰かに会うことも多くなりました。以前は墓所まで遠かったので、なかなか行くことができなくて本当に申し訳なかった』
『周囲でも墓じまいが多くなってるよ。子どもたちに代々継がせるのがかわいそうっていう理由でね。散骨や納骨堂で良いという人が多いようだよ』
『うちも義実家のお墓を継いだけれど、旦那も私も入らないよ。夫はもう地元を出てるし、永代供養(寺院や霊園が遺骨を預かって供養や管理を行ってくれる)にする予定。私たちに継がせるならいずれ墓じまいをするって義父母にも伝えてある』
『うちの母方は現在は納骨堂、ただ受け継ぐ人がいないからいずれは共同墓地にする予定』
コメントでは今あるお墓を処分する「墓じまい」を行ったり、今後考えていたりするママが目立ちました。代わりにお骨を納める場所として「納骨堂」や「共同墓地」といった言葉が挙げられています。
『私は子どもに「樹木葬にしてほしい」って言ってるよ』
『私と旦那は樹木葬に決めてる。子どもたちに負担をかけたくないから』
『母が散骨を希望しているから私も同じ場所に散骨してもらいたい。旦那に話したら「えっ!?」って言ってたけど』
『私は旦那と子どもには「散骨にして」と言ってある。散骨してくれる業者のパンフレットとか、調べたことをファイリングして置いてあります』
さらには自分が亡くなったときには「樹木葬(墓石ではなく木を墓標としたお墓)」や「散骨」をしてほしいと希望するママも。必ずしも家のお墓がなくても良いという考えには、子どもに負担をかけたくないという親心があるようです。
大切なのは先祖を敬う気持ち。お墓にはこだわらない
『お墓にこだわるより、気持ちの方が大事だと思っています。うちの旦那の実家のお墓が災害被害で流されてるんですよ。山の中にあったし墓石も見つかっていません。遺骨だってなくなったしね。お寺さんからはたとえお墓がなくても供養の気持ちだけで良いと言われましたよ』
『大切なのは、今の自分があるのは先祖がいたからだって敬う気持ちの問題だと思う。お寺の僧侶の方からお話を聞くこともあったけど、先祖を思う気持ちが大切なのであって、必ずしもお墓が大切なわけではないってことが私の中の答えかな』
お墓は亡くなった人の骨が納められている場所であると同時に、先祖を敬う気持ちをあらわしている場所だと考える人もいるよう。大切なのは気持ちであり、必ずしもお墓の形にこだわらなくても良いのではないかというコメントも届いています。今回ママたちからは、家のお墓に代わるスタイルがいくつか挙げられていました。もし気になる方がいたらぜひ調べたり周囲に相談してみたりして、自分や家族にとってどんな方法が最善なのか考えてみてはいかがでしょうか。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ
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