中間反抗期の小3の娘。イライラするママが心がけたいことは?
小学校に入学して1、2年が経ち学校生活に慣れてきたころ、子どものちょっと困った言動や行動が気になりだすことはありませんか? 口ごたえや言い訳、嘘や乱暴な言葉づかい……。1つ1つは小さなことでも徐々に増えてきて、なんだか子どもの気持ちが荒れていると感じるママもいるのではないでしょうか?
ママスタコミュニティに小学校3年生の娘さんのママから、相談が寄せられました。
『小さなことなのですが嘘をつくようになりました。例えばトイレの後に手を洗っていないのに洗ったと言ったり、宿題をやっていないのにやったと言ったり。また全部の部屋の電気がついていないと怖いと泣き叫び、お風呂のあとに髪が濡れていて注意をすると「乾いた。面倒くさい」と泣き出す始末。私も頭にきて「そんなに濡れていたいなら濡らしてあげる!」とコップで水をかけてしまいました。私もイライラが止まらず……。もう自分の子なのですが疲れました。可愛いより憎いが多いです。どうしたら良いのでしょうか?』
小学3年生頃から、我が子にイライラさせられる!?
この投稿に多くのママから「うちも小3。気持ちがわかりすぎる……」「3年生、反抗期突入だね」「今は放っておいたら?」とつぎつぎとコメントが寄せられました。
『うちも小3の娘がいる。同性だからかな、イラつくことが増えた。生意気だし、大人びた口調で話したり』
『うちも去年から毎日グズグズ・ギャンギャンされてイライラする。叱っても褒めても効果なし。1学期の途中で宿題やらないのはもう放置した。いつか「ヤバイ」と自分で気づくだろうと思っていたけど、夏休みが終わっても全く治らず。とうとう先生から宿題と忘れ物のことで電話がきた。本当に子育て失敗したと思う』
『気持ちがわかりすぎて……うちも小3。毎日イライラしてしまい、突き飛ばしたり暴言を言ってしまったりして、親として終わっていると思う。可愛くなくて本当に嫌いになりそう』
ほんの少し前まではママの言うことを素直に聞いていた我が子が、生意気で反抗的な子どもに豹変してしまうのは、小学3年生前後のお子さんによくあることだと言われています。この時期は、2、3歳頃のイヤイヤ期である第1次反抗期と、中学生頃の思春期である第2次反抗期の間にある中間反抗期で「ギャングエイジ」とも言われ、子どもの成長段階の節目の時期。きっと投稿者の娘さんも、中間反抗期に突入したのでしょう。この時期の子どもの荒れた様子や、振り回されるママのことを思うと、まさに悩んでいた筆者は心の底から「頑張れ! あと少しの辛抱だ!」とエールを送りたくなりました。
ギャングエイジの息子に手を焼く日々
筆者の次男は、今年4年生。昨年は、本当にいろいろあった中間反抗期の3年生でした。
3年生になって早々に担任の先生から電話がかかってきました。話の内容は、うちの次男がクラスメイトの女の子と口論になったが口では女子にかなわず。こともあろうに相手を蹴っ飛ばし、太ももに青アザを負わせてしまったとのこと。驚いて次男に確認したところ、事実は概ね認めたものの、ケンカの原因は「むこうが悪い」の一点張り。先生の話によれば、確かに先に悪口を言い出したのは相手でした。でも怪我をさせてしまったのですから、筆者は相手の親御さんに平謝りでした。相手の女の子は保育園の頃からの友達でしたので、親御さんも「次男くんが女の子に手や足をだすなんて初めてじゃない?」と驚き「これからは気をつけて」と注意を受け、この件はこれで終わりました。
しかし中間反抗期は始まったばかり。その後はどんどんエスカレートし、男子同士のケンカ、宿題をやらない、暴言や嘘や言い訳は日常茶飯事。夏休みを前にして筆者自身が次男に振り回されて、ヘトヘトになってしまいました。
息子への対応で気をつけたことは
旦那も家の中の険悪なムードに感じるところがあったようです。夫婦で何度も相談し、次男への対応の仕方を変えてみることにしました。次男の言い訳や嘘も否定せずとにかく聞き、親として言いたいことは、気持ちを落ち着けてから「さっきのことだけど……」と冷静に話す。次男から返事がなくても、こちらが話し終わればOKにする。子どものイライラと同じ土俵に立たないよう、一歩引くことを心がけるようにしました。
それでも次男の反抗的な態度は続きましたが、振り回されずに対応できるようになった分、筆者自身は穏やかに過ごせるようになりました。
そして4年生になったころから、急に乱暴な言葉やトゲトゲした態度が影をひそめ、じっくりと考えたり話し合ったりできる、少し成長した次男の姿が見られるようになってきました。半年ほど前は、親の言葉は全く無視されることもあり「子育てを失敗したのではないか」と悩んだ次男でしたが、ちゃんと親の言葉を聞いて考えていたのだと、今は思えるようになりました。
成長の証だと割り切り、子どもに寄り添う姿勢を
他にも先輩ママからは「甘えさせる」、「そういう時期だと割り切る」といったアドバイスや、「共に頑張ろう」という励ましのメッセージがありました。
『3年生はまだまだ甘えたい歳なのでは? 甘えたくて構ってほしいけど、素直に甘えられなくて娘さんもイライラ・モヤモヤしているのでは? たまには一緒に座って宿題をやらせたり、髪にドライヤーをかけてあげては? 絶対に嬉しいと思います!』
『わかる、わかる! うちもそうだったよ。今6年生で落ち着いたけど、3、4年のあたりはひどかった。言うことを聞かない、面倒臭がる、やりたくない。叱っても言い聞かせてもダメ。たまに手を出したりもしたよ。そういう時期なんだと割り切るしかないかな。でも少しずつ楽になるから、息抜きしながら頑張ってね!』
『日々お疲れ様です。娘さんのことでは、命に関わること以外は力を抜いて見守っても良いのでは? と思います。だってママが疲れちゃうもの。母親だって人間だから感情だってあります。腹がたつときもあります。なんでわかってくれないのと悔しくて泣きながら怒るときもあります。子育ては一筋縄ではいきませんよね。共に頑張りましょう!』
多くのママがあたたかいコメントを寄せてくれ、筆者も昨年のことを思い返しながら涙腺が緩んでしまいました。そして投稿者さんからも、こんなコメントが寄せられました。
『同じように頑張っているママがいたり、愚痴を吐き出させてもらって救われました。学校に関することは一緒にやるようにして、他のことはしばらく放っておこうと思います。今は娘の良いところが見えない状態なので、私も冷静になります』
子どもの反抗期は辛い思いをするママが多いと思います。でも同じように頑張ってきたママや、今も頑張っているママがいると思うと、味方がいるようで心強いですよね。そして溜まった愚痴を吐き出すことも大切です。辛いという気持ちに共感してくれるママに、きっと気持ちが救われることでしょう。
反抗期は成長する子どもとの関係を考えるいい機会です。子どもへの対応を見直すことでママも少し落ち着いた気持ちを取り戻し、我が子の良いところ、素敵なところを感じられるといいですね。
文・間宮陽子 編集・山内ウェンディ
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