眠れていないと感じる未就学児ママは約6割。睡眠不足の理由第1位は寝かしつけではなく……?
毎日の睡眠、しっかり取れていますか? ママになったことで、睡眠不足に拍車がかかった人もいそうですよね。授乳や夜泣きのために寝不足になっていた新生児のころから、ともすると毎朝のお弁当作りのために早起きしなくてはいけない中高生まで!? もはやママは睡眠不足で当たり前、ということなのかもしれません……。
眠れること自体が、大きな楽しみ。ママはいつも睡眠不足?
ママスタコミュニティにあがったのも、そんな寝不足を嘆く投稿です。
『みんな平均何時間くらい寝ているの? 私は6時間弱くらい。子どもといっしょに寝ているから、子どもが明け方に起きちゃったり寝相が悪くてけとばされたり。もっと寝たいのに、眠れない日もある』
ほかのママたちの声を見てみると6〜7時間というコメントが多いようですが、ぐっすり眠れている実感がある人は少なさそうです。
『深夜2時くらいに寝て、6時くらいに子どもに起こされる。結局4時間くらいかな。これが4日間ほど続くとしんどくなるから、そうなったら0時に眠って6時まで6時間睡眠。これで回復する』
『6時間くらい。1ヶ月に1度、ダンナに子どもたちを朝まで見てもらう。自分だけでしぜんと目が覚めるまで爆睡するのが楽しみ』
たっぷり眠れること自体が、大きな楽しみ。共感できるママも多いのではないでしょうか?
子どもといっしょに寝るがゆえの、幸せな悩みだけど……
寝具などでおなじみの「西川」の社内研究機関「日本睡眠科学研究所」監修による「西川 睡眠白書2019」では、睡眠時間に関するアンケート調査をママたちのみでも実施しています。
全国の18〜79歳の男女1万人を対象に調査した中から、未就学児を持つママのみに尋ねた結果です。
「乳幼児(未就学児)を育てるうえで、あなた自身の睡眠はじゅうぶんに取れていますか?」と聞いた問いに対して、「取れている(十分に取れているも含む)」は40.5%。「取れていない(まったく取れていないも含む)」は59.5%。
さらに「取れていない」と回答した人にのみ聞いた、その理由として当てはまるものがこれです!
トップは「家族の食事の準備」で46.0%。朝早くから仕事に行くパパのための朝食、夕食の下ごしらえ、翌日の朝食の準備など、食事の準備は朝から晩までママについて回るものなのかもしれません。
僅差で第2位となったのは、「子どもが夜中に起きるため」で42.0%。続く「子どもの寝相が悪いため」32.0%が第3位となりました。これは子どもと同室で寝ているからこその理由ですね。いつかは子どももひとりで眠るようになると思えば、それまでの辛抱。「今だけの幸せな悩み」と思えないこともありませんが、実際毎晩これが続いているママにしてみたら「とはいえぐっすり眠りたい」というのが本音かも?
調査では未就学児ママが実践している、快眠法についても尋ねています。回答として多かったのは「子どもを早く寝かせる」「子どもといっしょに寝てしまう」。また、できるだけ「睡眠時間を削らないように意識している」と回答したママも4割近くいたそうです。早めの時間に子どもと”寝落ち”して早起きして家事、ちょこちょこ昼寝するなど、それぞれの状況に合わせた工夫をしているのかもしれませんね。
さてあなたは自分の今の睡眠時間に、ちゃんと満足していますか?
調査概要:日本人の睡眠に関する意識・満足度調査
調査手法:WEBパネル調査
調査時期:2019年7月4日~8日(事前調査)/2019年7月10日~12日(本調査)
調査対象者:全国の18歳~79歳の男女
回収サンプル数:事前調査対象 1万人※居住地別・性年代別人口構成比に合わせて聴取/本調査対象 3,000人※事前調査1万人のうち、性年代別人口構成比に合わせて聴取
調査会社:株式会社クロス・マーケティング
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ
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