子どもが不登校になりそうで心配。ママがしてあげられることとは
お子さんにとって学校とはどのような場所でしょう。何の問題もなく自分らしく過ごせる場所であればいいのですが、人間関係のトラブルや、学業の問題、漠然とした不安……。さまざまな理由により、学校に行くことが怖いと感じる子どもたちも少なくはありません。
『子どもが夏休み明けから不登校になりそうな気がします』
今回ママスタコミュニティに投稿されたのは、学校での人間関係の問題でつらい思いをしているお子さんを持つママからでした。
子どもが不登校にならないためにはどうすればいい?
中学1年生になるお子さんをもつ投稿者さんの話によると、お子さんは人間関係の問題で1学期の終わり頃から学校を欠席するようになりました。ときには保健室登校や別室登校をするなどして、クラスメイトとは距離を置きながら学校に通う日々を送っていたそうです。
『何とか学校で1日授業を受けられるようになったと思ったところで夏休みに突入してしまいました。2学期になってもこのまま学校に行けなくなるのではないかと不安です』
子を持つ親であれば心配になる投稿者さんのお気持ちは痛いほどわかります。お子さんが不登校にならないためにできることはないのか、投稿者さんはママスタコミュニティにいるママたちに問いかけました。
ママたちの提案。子どもと向き合い、子どもの気持ちを受け入れる
『無理して学校に行かせて自殺させたくない』
『ママができることなんて何もないよ。諦めて受け入れるのみ』
大切なのはママたちの声にもあるように、無理強いをしないことかもしれません。お子さんの気持ちに向き合い、徹底的に話をして、学校に行きたいのかどうかを確認することから始めてみてはいかがでしょう。
行きたいけど今は行けないのか、もう行きたくないのかを、お子さんの口から聞き出して受け入れてから、問題解決のために何をすべきか考えても遅くはないかもしれません。
学校に行きたくない、行けない理由を知っていますか?
『学校で何があったかによって、対応の仕方も変わってくると思う』
『人間関係でつまずいたのなら、その問題が本人のなかで解消されないと無理じゃないかな』
不登校にならないために何ができるかを考える前に、お子さんが直面している問題について親子で共有しておくことはとても重要です。問題が解決しない限り子どもたちは前に進むことはできません。
親が問題をきちんと把握し、問題解決に向けて立ち向かおうとすることで、子どもは「自分はひとりじゃないんだ」という思いが芽生えるかもしれません。
期待しすぎない、無理をさせない
『期待し過ぎもダメらしいよ』
『不安だけどまずは学校より命が最優先。中学校に行かなくても、今は進学の道はたくさんあります』
学校に行ってほしい、不登校にならないでほしい。親としてそう思う気持ちは痛いほどわかります。しかしお子さんのペースで一緒に歩いてあげることは大切かもしれません。
せっかく学校に行けるようになりはじめたのに長期休みのせいで……と思っても、そこはぐっとこらえて「また行けるようになるといいね、でも無理なら休んでもいいよ」と言ってあげられるぐらいの気持ちで、お子さんの思いを受け止めてあげてはいかがでしょう。
子ども自身も心のどこかで、みんなと同じように学校に行けない自分のことや、人間関係をうまく立ち回れない自分について申し訳ないと感じているかもしれません。「こんな自分でごめんなさい」と心のなかでママやパパに謝っているかもしれません。無理強いや過度な期待で、子どもの心の負担を増やしてしまうのは避けたいですよね。
ママにできることは子どもの居場所を作ってあげること
学校が自分の居場所でなくてはならない。そのようなことは決してありませんよね。問題の内容によっては転校することも検討したり、フリースクールや塾が居場所になったりしても構わないのではないでしょうか。
そしてママたちの声にもあったとおり、家のなかを安心して自分らしくいられる場所にしてあげることが大切ではないでしょうか。そこから新たな道を模索しまた出発できるかもしれません。
今ママができることは、子どもが自分らしく、安心して過ごせる環境を家のなかに作ること。不安は尽きないと思いますが、投稿者さん親子にとって最もいい道が開かれることをお祈りしています。
関連記事
※不登校気味の我が子のことより「ダメな親」と思われるのが気になるママ。一番大事なことは何?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 子供が夏休み明けから不登校