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制限されるとつらいけど……。妊娠中に生ものを食べてはいけない理由

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妊娠中はお腹の赤ちゃんのために、食べ物にとても気を使うものではないでしょうか。妊娠初期にはビタミンAの採り過ぎに注意したり、水銀を多く含む魚の摂取量に気を付けたり、はたまたお酒を避けたりと、ちょっとした我慢が必要なことがありますね。

妊婦の皆さん、特に刺身や生ハムといった”生もの”については、どうされていますか? 食事を制限されると逆に食べたくなるのは、人間の性というものですが……。かつて妊婦さんだった先輩ママたちが、妊娠中に生ものを食べていたかどうか、教えてくれました。

食べた人もいるけれど……?できるだけ生ものは避けていた先輩妊婦さんたち

先輩妊婦さんたちからは、生ものの種類によっては避けているというコメントが寄せられました。

『お刺身は食べていた。生ハムは食べていない。チーズも種類によっては食べていない。生卵も食べていない』

『避けていたよ。食中毒が怖かったから』

『生肉だけは避けている』

妊娠中は食べ物にあたりやすくなっている?他の人には勧められない

生ものを食べても大丈夫だったという妊婦さんもいましたが……。生ものでお腹を壊してしまったという妊婦さんも少なくありませんでした。たとえ自分が妊娠中に生ものを食べて何ともなかったとしても、他の妊婦さんが同じことをして何ともないとも限らないから勧められない、という意見も。

『一度だけお刺身だったかな? 食べてすごくお腹壊して胃腸炎並みに大変な時があったんだよね。今思えば、やっぱり妊娠中のせいで免疫とか弱くなってたのかなって思う。一緒に食べていた旦那は大丈夫だったし。普通の時に比べてあたりやすいのは多少あると思うよー』

『1人目の時何かに当たって2週間ぐらい腹痛でつらかったから』

『回数の問題じゃなくて、一発でもモシモがあったら怖いから、1人目も2人目も避けていた』

『もし仮に自分が妊娠中に生ものを食べて大丈夫だったとしても、人に「大丈夫だよ! 食べなよ!」とは言えない』

妊娠中は免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる傾向にあります。食中毒に対しても、妊婦さんは注意が必要です。

妊娠中は免疫力が下がる!食中毒に要注意

”生もの”に関する代表的な食中毒には、リステリアによるもの、サルモネラによるものがあります。

「リステリア」は胎児にも影響する可能性がある

リステリア(リステリア・モノサイトゲネス)は、河川の水や動物の腸管内などに広く存在する細菌です。リステリアに感染して重症化することは稀なのですが、免疫力が低下している妊婦さんや高齢者は注意が必要です。というのも、免疫力が低下している人は少量のリステリア菌でも敗血症や髄膜炎などを発症し、重篤な状態になることがあるからです。また妊婦さんの場合はリステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産の原因となったり、生まれた新生児に影響が出ることもあります。

リステリア加熱により死滅しますが、4℃以下の低温や、12%の食塩濃度下でも増殖します。したがって、生ハムやパテなどの食肉加工品や未殺菌乳、ナチュラルチーズなど加熱せずに製造される乳製品、スモークされた魚介類など「十分に火が通っていない食品」はリステリアが死滅しているとは限らず、食中毒の原因食品となり得るのです。

生卵や生肉に存在する可能性のある「サルモネラ」

サルモネラも、河川の水や動物の腸管内などに広く存在する細菌です。サルモネラによる食中毒は、加熱不足の卵、肉、魚などが原因となって、嘔吐や腹痛など食中毒症状を起こすものです。これもまた、免疫力が低下している妊婦さんは注意したいところです。生卵や牛肉のたたきなどは避けて、しっかり加熱されたものを食べるようにしましょう。

卵は新鮮なものを選び、早めに食べるのが理想です。ちなみに卵を冷蔵庫のドアポケットで保存すると、温度変化が大きいために鮮度にも影響してしまいがちです。できるだけ温度変化の少ない棚に保存するようにしましょう。

 

このトピックでは「生ものを食べたければ”自己責任で”」という意見もありましたが、妊娠中の食中毒は”自己”の妊婦さんだけでなく胎児にまで影響する可能性があります。妊婦さんならではの食事の注意は、時に煩わしいこともあるかもしれません。しかしお腹の赤ちゃんの為に、考えられる危険を排除できているはず。

”食中毒を避けている”という立派なお仕事、引き続き出産まで、頑張ってください!

 

文・しらたまよ 編集・しのむ

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妊娠中の生物