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子どもへのお小遣いはいつから始める?小学生向けマネー教育とは


子どもへの「お小遣い」はいつから渡すか、どうやって管理させるか、考えたことはありますか?「小学生になったら」「周りがお小遣いを渡し始めたから」などの理由でスタートするのではなくそれぞれの子に合わせてスタートすることが肝要とFP(ファイナンシャルプランナー)海老原政子さんはおっしゃいます。
子どものお小遣いについて詳しくお話を伺いました。

FP海老原先生自己紹介

お小遣いスタートは最高のマネー教育の機会

――子どもへのお小遣いはいつからどれくらいにするか悩みます。目安などはありますか。
お小遣いを開始する年齢や金額に正解はありません。「親子で話し合って決めること」が何よりも大切です。お小遣いの額を決める際に、よく聞く「お小遣いは小学生になってから、学年×何百円」というような決め方は楽だとは思います。
しかし、画一的なルールは子どもに「何を学ばせたいのか」、子どもがお小遣いを「納得して受け取り、使えるのか」という点がぼやけてしまうことも。そのためあまりオススメはしません。きょうだいでもそれぞれの子に合わせて決めたほうがいいですよ。

――子どもが小学生になったから、10歳になったから……という理由でお小遣いをスタートさせないほうがいいということでしょうか。
そうです。子どもにお金の価値がわかる、お金の管理ができそうだと思ったときが始め時ではないでしょうか。また、お小遣いのあげ方も子どもに合わせられるといいですね。

――お小遣いは毎月月初にあげるというわけではない方法あるということですか?
例えば毎月一定額を渡すお小遣い制と、ほしいものや必要なものがあれば、その都度お金を渡す方法と、どちらが良いかは子どもの性格によって異なるはずだからです。
お小遣いを通じて子どもがお金の価値を自ら知り、親子でお金とのつきあい方を学び合うこと、これはご家庭でしかできない最高のマネー教育です。わが子の性格や年齢にあった方法を模索していってほしいと思います。

お小遣い帳は「お金の管理」ができるためのツール

――まだ子どもがお小遣い帳をつけられない場合にはお小遣いをあげることは避けたほうがいいですか?
そうとも言い切れません。お小遣い帳をつける最大の目的は「お金を管理できるようになること」です。子どもがお金を管理できる方向へ、親が誘導してあげればいいと思います。子ども1人でお小遣い帳をつけることが無理でも、親がサポートすることもできますよね。

――お小遣い帳の付け方をサポートするのではなく、お金の管理をサポートするイメージですか?
もちろんです。お小遣い帳の使い方を教えたいわけではありません。お金の管理には「お小遣い帳で管理するのはどう?」という提案をしてみるのも一案です。子どもによっては、お小遣いでやりくりする期間である「1ヶ月」が途方もなく長い時間に感じることもあるでしょう。その1ヶ月で使えるお金と言われても実感がわかないのではないでしょうか。少しずつ使うタイプの子どももいれば、貯めておいて1回でパッと使ってしまう子もいます。それぞれの子どもの性格に合わせて「1ヶ月で使えるお金だ」ということだけでなく「使わなかったお金と来月分のお小遣いでもっと大きな金額の買い物もできるよ」ということが教えられるかもしれません。もし1ヶ月が長いのであれば、1日10円、1週間70円というように、子どもが管理できる期間を1単位にしてお小遣いをあげるほうがいいかもしれません。

――お小遣いをスタートしてみたけれど、うまくいかない場合はどうすればいいですか?
うまくいかなかったときほど、お金について考えるチャンスです。例えば、子どもが不用意に買い物をした結果、欲しいお菓子が買えなかった……という経験もさせてみてください。それでお金が有限であることが学べれば、「何を買い、何を買わずにやめるか」考えるようになるはずです。お金の管理は大人でも一朝一夕にできることではありません。子どもの性格や成長に合わせながら根気強く親子で進めていってくださいね。

子どもが「お金の価値」を理解し、お小遣いをほしがったときが「お小遣いの開始タイミング」なのですね。正解のない子育ての悩みは「周りがそろそろ始めだしたから」と流されてしまいがちですが「わが子」をしっかり見た上で判断したいですね。

取材、文・しらたまよ イラスト・こねこねこ。

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