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子どもの歯の仕上げ磨きって何歳くらいまでするもの?1人でできれば仕上げ磨きはいらない?

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みなさんは子どもの歯が虫歯にならないように仕上げ磨きをしてあげていますか? 「小さいときにはやっていたけれど、小学生になって自分で磨けているみたいだからもうしていない」というママもいるかもしれませんね。ある投稿者がママスタコミュニティに

『子どもだけでちゃんと歯磨きできているかどうかなんて見ていても分からない。仕上げの歯磨きっていつまでするものなの?』

というトピックを立てていました。ママたちはいつまで子どもに仕上げ磨きをしているのでしょうか?

子どもが小学校の高学年になっても仕上げ磨きをしています

子どもが自分で歯磨きができるようになっていても、隅々まで磨けているとは限りませんよね。また歯茎に炎症が起きる歯肉炎は、子どもには縁遠いイメージのある人もいるかもしれませんが、子どもにも起こりうる症状です。子どもは歯磨きがきちんと行えないことで歯肉炎へと移行するケースもあるので、できるだけ仕上げ歯磨きをしてきれいにしておきたいところです。

『小5の今でもときどきしているよ』

『上の子は中1になってすぐ、嫌がってしなくなった。下の子は小6だけど、まだやっている。嫌がるまではし続けるつもり』

『小1男子だけど、毎回私が念入りに磨いている。今のところ虫歯なし。見ていなかったらごまかすし、歯ブラシをくわえて歯磨き粉を食べてるもん』

『本人が嫌がらなければいくつになっても良いと思うよ。だって自分の口の中って見えないでしょ』

『中3だけどまだやっているよ』

子どもが大きくなっても寝かせ磨きをしているの?

子どもが小さい頃はママが座ったところへ子どもをゴロンと横にして磨く「寝かせ磨き」をしていたのではないでしょうか? でも子どもが大きくなると、寝かせ磨きをするのを嫌がる場合もありますよね。仕上げ磨きは子どもが立った状態でしているというママもいました。

『立った状態で、私が横からかがんで磨いています』

公益社団法人 日本小児歯科学会が推奨するのは、「立たせ後ろ磨き(スターキーズポジション)」です。

『子どもを立たせたまま後ろから子どもの顎を左手で支え、顔を少し上向きにしてみがく「立たせ後ろみがき(スターキーズポジション)」が推奨される(公益社団法人 日本小児歯科学会より引用)』

この方法だとママは子どもの口腔内が見やすく、子どももママの胸や脇のあたりに寄りかかることができるのでお互いに仕上げ磨きがしやすくなりそうですね。

歯科医に仕上げ磨きをする年齢の目安をアドバイスされました!

受診した歯科の医師や歯科衛生士さんに、仕上げ磨きをする年齢の目安をアドバイスされたというママがいました。小学生のうちは小さな乳歯と大きな永久歯が混在している状態なので、磨いているつもりでも磨き残しがあるかもしれませんね。

『小児専門に診ている歯科医に聞いたら「5年生ぐらいまで」と言っていたよ』

『歯科では「小学生の間は仕上げ磨きしてください」って言われたよ』

『歯医者からもらった冊子に小6までって書いてあったよ』

『虫歯ゼロで管理するのは親の責任だよ。虫歯は小学生までは親の責任。それ以降の虫歯は本人の責任。歯は大事だからね。予防歯科の先生に教えてもらったよ』

子どもが中学生になっても仕上げ磨きをしているというママもいました。中には仕上げ磨きだけではなく、フロスなども併用したケアを勧められたというママも……。歯は一生もので健康にも関係してくるので、なるべく長い目でケアを手伝ってあげたいですね。

『中2だけどまだしているよ。本人も嫌がらないし、虫歯になるのも嫌だし。何より歯医者に定期検診に行くと歯科衛生士さんに「この部分の仕上げ磨きをもっと丁寧にしてください」って言われるから「まだやらないといけないのかな」って』

『女性の歯科医から「うちは中3までしましたよ」って言われたけど虫歯ゼロらしい。あと磨くだけじゃなくて、フロスが大事だって』

『永久歯が完全に生え揃って安定するまでは、できれば仕上げ磨きをしてあげた方が良いよ。だから15歳くらいまでかな? 奥歯の咬合面はシーラントを施しておく。歯科衛生士なので理想論ですが……。でも本当に磨けていない子どもが多いから、たまには覗いてあげた方が良いと思う』

『歯を気にかけてあげるって愛情だよね? 私は放置されていたから恥ずかしい話、歯磨きをする習慣がなくて同級生に引かれて「歯磨きしなきゃいけないんだ」って気がついたわ。だから自分の子にはしつこいくらい歯磨きをしてあげたい』

仕上げ磨きをする以外に虫歯予防で気をつけていたことは?

産まれたばかりの赤ちゃんの口腔内にはミュータンス菌はいないのだとか。ではどこでミュータンス菌が赤ちゃんの口の中に入ってしまう可能性があるのでしょうか?

『離乳食を食べ始める頃に親と同じスプーンを使ったり、口移ししたりで、唾液を介して人の口から口へ感染します。そのため保護者の口にミュータンス菌が多いと子供は虫歯になりやすくなります。(引用:ほてい矯正歯科クリニック)』

子どもの口腔内の状態だけではなく、ママやパパの口腔内に潜むミュータンス菌を減らすために、ママとパパに虫歯があるときには治療しておくことも必要なのですね。

『赤ちゃんの頃から虫歯の感染を防ぐために大人の使ったスプーンとか、コップで回し飲みも絶対にしなかったな』

子どもに仕上げ磨きをしてあげたいと思っていても、なかなか叶わない現状もあるかもしれません。そんなときには歯科受診をして処置をしてもらったり、ケア用品で工夫したりしても良いかもしれませんね。

『仕上げ磨きができないなら歯医者さんでシーラントをして、フッ素配合のジェルや洗口剤などのケア用品を使ったり定期的に塗布したりした方が良いかも』

子どもが小さいときだけではなく、自分1人で歯磨きができるようになってもママが介入できるのは良い親子関係ですね。親子のスキンシップにもなる仕上げ磨き。歯はもちろん、口腔内を清潔に保つ必要性を子どもに伝えて、なるべく長く仕上げ磨きを続けるようにしてあげたいですね。

文・藤まゆ花 編集・しらたまよ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
仕上げ磨きっていつまでするもの?