新人パートさんがメモを取りすぎ?「メモは無駄」と考える先輩にモヤモヤ……
社会人たるもの、新しい仕事に臨む際には早く仕事を覚え戦力になりたい、と考えている人は多いことでしょう。新人さんが仕事を覚えるためにいろいろ工夫をしているのは、先輩側としては頼もしいものではないでしょうか。しかしその”工夫”が気に入らないと感じる人もいるようで……。
とあるパート勤務の方から、職場の人間関係が垣間見える投稿がありました。
『新人さんが入ってきました。彼女は全てメモして家に帰ってから違うメモ帳にキッチリ書き直すタイプで、かなり細かな事まで全てメモ。書き直し。更にメモ帳には分かりやすく付箋も付けてすぐに目的のページが開ける状態にしています。パートさんの中には「一度聞いたら覚えられる事までメモする時間が無駄。メモの量が異常」と嫌う人もいます』
どうもメモすることを嫌う先輩パートさんがいらっしゃるようです。仕事内容にもよりますし、仕事のやり方は千差万別で当たり前ですが……。自分の仕事のやり方を他の方にも求めているのでしょうか。
みなさんは、仕事中のメモについて、どう思いますか?
ちゃんと仕事を覚えようとしているからOK!何回も聞いてくるよりずっといい
何回も同じことを聞いてくるよりメモをしっかり取って一度で覚える方がずっといい。メモをすることはすなわち、仕事を覚えようとしている証拠。ということで、「メモをする人は好印象」という意見が集まりました。
『メモもせず何回も同じことを聞いてくる人よりいいじゃん』
『私もメモしたい。新人だからしっかり覚えようとするでしょ。適当な方が嫌だわ』
『私も新人の時は細かくメモをとるし、帰宅して分かりやすく書き直してインデックスだわ(笑)。気が済まないっていうか、周りに迷惑かけないように一生懸命なんだけど』
『きちんと仕事ができているなら気にならないよ』
『なんでもメモする習慣があるのはいいと思うよ。何回も書くことによって意識して覚えるだろうし。やる気が感じられて印象いいけどな』
『数分のメモの時間も待てなかったり、その行為を好きとか嫌いとか言ったりする職場は、いわゆるハズレってやつですね』
メモしない、仕事を体で覚えるタイプの心理とは
このトピックではメモしたくない派も一定数いました。特に体で覚えるタイプの人からすると、メモをする・読み返す時間がもったいないと感じるのでしょうか。実際に見る方が覚えやすい、書く方が覚えやすい、記憶力が優れているなど、覚え方にもいろいろあるのですね。
『昔いた職場に、メモはするな! 脳に刻め! っていうモラハラおばあさんがいたけどその人かしら』
『そういう人は何しても文句言うタイプよ』
『メモしなくてもいいような事を書くって真面目に見えて頭悪いのか要領悪いかと思っちゃう。私は書くと安心して覚えないタイプでメモしないからかも』
『私は感覚で覚えるタイプだから私みたいなのが嫌いな人も多いんだろうなぁ~』
実録!メモをしないけれど仕事を覚えられない人のトラブル
人間の記憶とはおぼろげなもの。結局のところちゃんと覚えていないこともあるようです。
『つい最近、私より後に入った人に「この仕事はどうやるんですか?」って聞かれたんだけど、絶対一度教えたことなんだよね。その時メモしてなくて、メモしない派の人もいるから覚えてくれてるのかな大丈夫かなー? と思ったら案の定。「一度も教わってません!」な雰囲気で聞いてきたわ。覚えられないならメモしなくちゃだめだなって思った』
『うちに入ってきた50歳の新人さんは真逆でメモも一切とらず仕事は全然覚えられない、何度言っても覚えようとしない、口ごたえばかりでミスばかりしてる』
メモ嫌いの上司から「メモなしで覚えて」と言われたというケースもありました。覚えたいからメモしたいのに、いったいどうしろと……?
『ずっと前に働いてたパート先で、教えてもらったことをメモしようとしたら、「わからなかったらまた教えてあげるからメモしなくていいよ」と言われメモしてなくて、後日本当にわからなくなって聞いたら「前教えたでしょ」とイラついた感じで言われたの思い出したわ。そのくせ、新しいシステムが入ってみんなで同時に研修受けた時なんか、後日わからない事私に何度も聞いてきた。こんな事にもなり兼ねないからメモは必ず取った方がいい』
『うちはリーダーが「メモしなくていいよ」って言う。メモしてもそのページ開いて読む時間と、メモ取る時間をロスと考えるタイプみたいで。でも私はメモしたいし、あまり聞きたくないからメモしちゃう、で、「メモしなくていいのよ!」って注意される(笑)。何回でも聞いてって言うから、今日聞いたら「前に教えなかった? 覚えてね!」って言われた。どうやら何回聞いてもいいことと、一度で覚えてほしいことが分かれてるみたい。だからやっぱり私はメモを取る』
メモをしなくてもいい部分はそのうち覚えてくる
「すぐ覚えられそうなことまでメモして効率が悪そう……」と思う人もいるかもしれませんが、仕事を始めたばかりの人には、その「メモをしなくていい箇所」の判断もできません。きっと最初に作業の目的と内容をしっかり覚えておくとメモするまでもなかった部分は後々わかってきますし、作業内容に変更があったとしても柔軟に対応できますよ!
『一度聞いたら覚えられることは、仕事している側からしたら当たり前って思うかもしれないけど、新人は何かも初めてなんだからわからないよね。そのメモした作業を何回かしてると、これメモするほどじゃなかったなってわかってくる』
『一度聞いたら覚えていると思うことほど実は間違えて覚えていたりする。ベテランでも今更そんなミスするって人いるし。新人なら体に染み付くまで何度も目で見て確認できる状態にしておくのはいい心構えだと思う』
『細かいことも覚えておいて損することはないし、走り書きしたメモなんて後になったら見にくいからまとめるよ。たかがパートでも最低限早く仕事覚えたいもの』
『私が新人の時に書いたメモは、新人さんの軽いマニュアルになっています。皆が受け継いで、プラスαメモされてるから。受け継いでいる人達は今も続けてくれている。メモしてあるのを渡せばメモしないで済むしね』
『ちゃんとメモするなんて、貴重な人材じゃない? きっと仕事を覚えたら力になってくれるだろうから、そういう人こそ大事に育てた方がいいと思うよ』
仕事のメモに、仕事観が表れたさまざまな意見が寄せられました。メモをする方が覚えられる人、メモをしない方が覚えられるのが得意な人、両方いると考えると、相手への見方が変わってきそうです。
メモしたい派もしない派も、相手の得意な方法を否定せず、そして自分のやり方を絶対的なものと思わず、協力して業務を進めていけるといいですね。
文・しらたまよ 編集・しのむ
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