「おかあさんといっしょ」のよしお兄さん・りさお姉さん卒業!よしお兄さんの運動能力やりさお姉さんのダンスのキレ、”変顔”の誕生をインタビュー
2019年3月に「おかあさんといっしょ」を卒業した、第11代体操のお兄さん・小林よしひささんと、「パント!」のお姉さん・上原りささん。全3回にわたるインタビューの最終回は、よしお兄さんとりさお姉さんの子どもの頃の思い出について伺いました。よしお兄さんの素晴らしい運動能力や、ママたちが憧れるりさお姉さんのダンスのキレは一体どこから生まれたのでしょう? 中学生の頃から練習していたというよしお兄さんの”変顔”誕生のきっかけも明かされていますよ。どうぞ最後までじっくりご覧ください。
番組での体操やダンスには、子どもの頃の忍者ごっこやチアリーディングの経験が生きている
――ママスタコミュニティではよしお兄さんの運動神経の良さ、りさお姉さんの動きのキレやしなやかな動きがたびたび話題になっています。維持するために日常で気を使っていることや、子どもの頃していた運動があったら教えてください
よしお兄さんの幼少期に憧れていたものは……
よしお兄さん:運動神経は遺伝ではなく環境で作られるという話を聞いたことがあります。僕は小さい頃にどれだけ運動できたか? が重要なのかなと考えています。僕自身はというと、小さい頃から身体を動かすことがすごく好きで外遊びが大好きな子でした。そのきっかけは、親が何気なく見せた映画に出てくる「忍者」や「キョンシー」なんです。俳優さんで言うとジャッキー・チェンさんが大好きでした。映画を見て近所の公園や林で真似をしていました。
――公園で1人で「忍者」や「キョンシー」の真似をしていたのですか?
よしお兄さん:そうですね。「忍者」や「キョンシー」になりきって「ごっこ遊び」をしていました。ですので、僕の場合はスポーツをするというより「何かに憧れてやってみる」「マネをする」というところから運動につながっていった感じですね(笑)。
――今はどんなことをされて身体を維持しているのですか?
よしお兄さん:今も「身体を動かす」というのが日常にあって、好きな筋トレに行ったり、アクロバットの教室で練習したりしています。日々身体を動かす、維持をするという点では努力しているというよりも、好きで日常の一部になっている感じです。
――りさお姉さんはダンスをやっていたのでしょうか?
りさお姉さん:そうです、私は小学6年生までバレエを続けていました。ダンスの基礎の部分はバレエです。でも、高校でチアリーディングを始めたので、両方のいいところが活きているかもしれませんね。
よしお兄さん:チアとバレエとは動きの質や基本が大きく違いますよね。
りさお姉さん:そうですね。全然違います。多分、番組で見せていた動きのキレに関してはチアリーディングの経験が大きいと思います。しなやかさはバレエかもしれません。
りさお姉さんの幼少期に憧れていたものは……
――りさお姉さんは小さい頃に憧れていたものはありましたか?
りさお姉さん:私は子どもの頃から母親の影響で宝塚が大好きでした。テレビでタカラジェンヌさんたちの動きを見て「この動きがきれいだなあ」と思ったら鏡の前で真似したりしていましたね。宝塚だけでなく、舞台を見に行った時もダンサーの方の動きに注目していて「きれいだなぁ、あんな風に踊れたらカッコいいなぁ」と思ったら家に帰ってから真似していましたね。
――お2人とも小さい頃に「憧れ」があって、真似をしていたのですね!
りさお姉さん:それが今も活きていますね。「おかあさんといっしょ」のコンサートのダンス練習でも、自分の動きを鏡で見ながら客席から綺麗にみえる身体の角度や手や足の動かし方、止め方を研究していました。
怒哀楽を顔だけで伝えようとした表現方法が”変顔”だった
――よしお兄さんに質問です。番組でおなじみの”変顔”はいつ頃から始まったのでしょうか?
よしお兄さん:変顔は「おかあさんといっしょ」に出演しはじめてすぐの、最初のほうからやっていますね。
――変顔をし始めたきっかけはありましたか?
よしお兄さん:番組はうたのお兄さん・お姉さんたちが中心になって話を進めていくことが多いので、体操のお兄さんである僕はそんなに言葉数も多くないんです。子どもたちと座って手遊びをするときなんかは、子どもと一緒にそこにいて話を聞くだけの状態だったり、軽い振りをしたりするぐらいです。そこで、もう少し自分がそこにいる意味というか表現をしないといけないなと考えて……(笑)。それで変顔をするようになりました。
しゃべらない分、顔で伝えようとした結果の“変顔”
よしお兄さん:喜怒哀楽を顔で誇張して表現すると、変顔になるんですよ。うたのお兄さん・お姉さんが言葉で表現することを僕は「顔で」表現しようと思ってやっていました。
――大人になってから変顔をマスターしたのですか?
よしお兄さん:実は中学生ぐらいの頃から変顔を練習していました。僕が中学生だった当時はジム・キャリーさんが出演する映画が好きでした。彼はものすごく変顔をする人だったので「こんな面白い人がいるんだ」と真似をしてみたのが原点です。家で変顔の練習もしますよ。おかげで、先ほどメイクさんにも顔が柔らかいねと言われました。
――最後にお2人の今後についてお聞きしたいと思います。よしお兄さん、りさお姉さんとは、これからどんなところで見ることができますか?今後の目標があれば教えてください。
よしお兄さん:今までどおり子ども向けに体操の指導や、皆さんのところに行って遊ぶ機会もしっかり作っていきます。メディアのお仕事などもさせて頂いていて、テレビで見て頂ける機会もありますよ! ぜひ私の動向をしっかり見守っていただければ(笑)と思います。このまま突き進んでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
りさお姉さん:私はもともとミュージカルの勉強をしていたので、ミュージカルに出ることが最終的な目標です。よしお兄さんと一緒に5月の「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサートにゲスト出演しました。これからもいろんな経験をしながら皆さんとお会いできたら幸せです。
「おかあさんといっしょ」を卒業して新たなステージへ羽ばたいていく、小林よしひささんと上原りささん。これからもテレビや舞台で姿をお見かけできたら嬉しいですね。番組を通じて子育てを助けてもらったママとしては、今後のお2人の活躍を全力で応援したいですね! これからも2人から目が離せません。
発売日:2019年6月19日(水)
価格:3,200円+税
収録分数:109分 [本編68分+特典41分]
企画・制作:NHKエデュケーショナル
発行:NHKエンタープライズ
販売元:ポニーキャニオン
取材、文・井伊テレ子
撮影・曽我美芽
ヘアメイク・岩井マミ(M)、安藤千浪
スタイリング・山﨑厚見(SOUP)