こんな体勢でよく眠れるものだ!子どもの寝相の悪さは心配無用
子どもの寝相が気になるママはいませんか。筆者はふと寝ている子どもを見ると、「どうしてこの体勢で!」とツッコミたくなることがたびたびあります。ママスタコミュニティでも、「1歳の子どもが、正座したまま前に顔をつけたような状態で寝ている」という投稿が寄せられました。そんな体勢で大人はぐっすり眠れないですよね。しかし、意外と子どもはこの不思議な体勢でも眠れているようです。子どもの寝相について、NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」でも「子どもはなんで寝相が悪いの?」というテーマが取り上げられていました。子どもの寝相の悪さには、どうやら理由があるようです。
チコちゃんの答えは「よく眠れている証拠」
番組によると、大人は眠っていても姿勢を戻せますが、「子どもは姿勢を制御する機能が未発達」なために、眠っている間も動き回ってしまうと紹介しています。また、深い眠りから浅い眠りに切り替わるときに体が動くこともあるようです。子どもは大人に比べて深い眠りの回数が多いので、体が動く回数もその分多くなってしまい、姿勢を戻せないままになり寝相が悪くなるようです。したがって、子どもの寝相が悪いのは、“子どもがよく眠れているから”ということになります。専門家によると、子どもの成長と発達の過程なので、無理に寝相を直そうとしなくて大丈夫なのだそうです。
寝相には名前がある
寝相には、その体勢の特徴からそれぞれ名前が付けられていることをご存じでしょうか。番組では3種類の寝相について紹介されていました。
王様型
手をバンザイにした状態の寝相を「王様型」といい、小さな子ども本来の眠り方で、ぐっすり眠れている状態にあります。筆者の子どもたちも赤ちゃんの頃はよく手をバンザイにして寝ていましたが、成長するにつれてあまり見かけなくなりました。
半胎児型
体が横向きになった姿勢で眠るタイプを「半胎児型」といい、子どもにはこの寝相が多いようです。また、利き腕を下にして眠ることが多いといわれていました。
スフィンクス型
正座した状態でうつ伏せの姿勢になる、まるで土下座のような状態の寝相を「スフィンクス型」といいます。ママスタコミュニティに投稿された相談はまさにこのタイプですね。起きていたいという気持ちはあるけれど、睡魔には勝てず寝落ちしてしまうような状態のときによくある寝相だそうです。ママスタコミュニティのコメントにも、子どもがこの寝相をしていることがあるという声が寄せられました。
『うちの2歳もやる(笑)。だいたい寒いときかな。温まると足がニョキっと伸びて、可愛いよ』
『うちの子もやっていた(笑)。苦しそうだけど不思議とぐっすりだよね』
『2歳すぎだけど今もたまにやっているよ。上の子たちもやっていた! ラクみたいだよね。可愛いんだよ、あの寝方!』
番組の専門家によると、うつ伏せの姿勢は子どもが苦しいと感じたら自分で姿勢を変えることができるので、心配しなくていいとのことです。ただ、2歳以下の場合は、呼吸が苦しくならないように体勢を戻してあげたほうがよいと紹介されていました。
可愛い寝相に名前を付けて楽しむママたち
筆者の子どもたちもスフィンクス型でたびたび寝ていますが、見かけるたびに笑ってしまいます。ママスタコミュニティに寄せられた中に、スフィンクス型の寝相に呼び名をつけているママもいました。
『あーたまに子どもたちしている。うちは祈りのポーズと名付けている(笑)』
『うちの6歳もいまだにそれで寝ているよ。ごめん寝と呼んでいる』
コメントから、可愛い子どもの寝相を楽しんでいるママたちの様子が伺えますね。成長するにつれて姿勢を戻す機能が発達してくるので、寝ている間にだんだん動き回らなくなってきます。不思議な体勢で寝ているのは、可愛い子どもの今だけの姿ですね。今のうちにこの可愛い寝相をカメラにおさめておきたいと思う筆者です。子どもの時期だけの可愛い寝相を、こっそり眺めて楽しんで下さいね。
文・ゆかりんご 編集・物江窓香 イラスト・森乃クコ
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