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平 愛梨:第3回「はじめて男性とふたりきりで食事に行った相手が主人。やさしさに、感動しました」

SNSを通じた報告のみで済ませる芸能人カップルも多い中、少しも隠すことなく堂々と交際会見まで行ったプロサッカー選手の長友佑都さんと、タレントの平愛梨さん。好感度が高いのは、そんなおふたりの清々しさもありますよね。
今回はその会見を通じても知られる、おふたりの出会いを伺います。あらためて話をお聞きすると、本当に運命的なおふたりだったのだなと納得できますよ。
平愛梨

テレビで見ていた真剣な表情とは違って、よく笑う姿が好印象でした

――周知の方も多いと思いますが、ご主人の長友佑都さんとの出会いについてあらためて教えてください。第一印象はいかがでしたか?

それまではユニフォームを着て、真剣な表情をしている姿しか知らなかったんですよ。サッカーのTVゲームをよくしていたので、ゲームの中に登場する実際の選手というイメージでした(笑)。戦闘モードの表情ばかり印象に残っていたので、初めて会ってケラケラ笑っているのを見て“こんなに笑う人なんだ!”って。ギャップもあったので、よけいに好印象でしたね。

――そもそもサッカーファンだったんですか?

観るほうは、それほど熱心というわけではなかったですね。ただ私も学生のときにサッカー部に入っていたので、プレイするのは好きでした。

――じゃあ、サッカーの話題で意気投合したのでしょうか? たしか芸人の三瓶さんがキューピッド役になったんですよね。

サッカーの話はまったくしていません(笑)。もともと彼と私のあいだに共通の知人がいて、その方を通してお食事に誘われていたんですね。バラエティー番組などで私を見て「おもしろそうな人だな」と、興味を持ってくれていたみたいで。ただ私はそもそもが人見知りということもあって、お断りしたんですよ。その話を三瓶さんにしたら「なんで行かないの? 俺、会いたいよ!」と言うので、「え、じゃあ、行く?」と。
先方に「親友も連れていっていいですか?」とお聞きしたら、「誰でも連れてきてください」と言うので3人でお会いしたところ、三瓶さんともすごく仲良くなって。帰るときに三瓶さんが、本当はもうエレベーターに乗らなきゃいけないのに乗らないふりをしていたら、彼が「いいかげん、早く乗れよ(笑)!」って突っ込んだらしいんですよ。「あの人、俺に突っ込んでくれたよ」って三瓶さんから聞いて、すごくいい人だなって思いました(笑)。

――三瓶さんの存在感が大きいですね。それほど三瓶さんを普段から信頼されているのですか?

すっごく信頼しています。当時も男性とふたりきりで食事に行くというのは一度もなくて、つねに三瓶さんがいっしょだったんですよ。三瓶さんの都合が合わなければ、私も行かない(笑)。
そのときも三瓶さんを交えて2度食事をしたんですけど、彼が次に帰国するのが夏か冬かという話になったので、その前に3回目の食事をすることになって。ただ三瓶さんの都合が合わなかったので迷っていたら、三瓶さんが「ふたりきりで会わないと、わからないこともあるよ」と。男性とふたりきりというのは経験がなかったので“どうしたらいいの?”って思ったんですけど、もう30歳だったので”行かなきゃ!”と思いました。

勇気を出して出かけたふたりきりのデート

――勇気を出したのは、年齢が理由だったのですか?
平愛梨
30歳なんだから保護者を連れては行けないな、と(笑)。本当にそれまでは何かと母を連れて行ったり、妹や三瓶さんといっしょに行動していたんですよ。“もうそろそろ自立しないと!”と思って、初めて男性とふたりで食事に行きました。

――おふたりで会った感想は、いかがでしたか?

最初から感動しかなかったです。会った瞬間にまず私のバッグをサッと持ってくれたので、びっくりして。お店についたら「コート、かけようか?」って受け取ってくれたので、“男の人がそんなことするの?”って思いました。そういうのは、女性の役目なんじゃないかなと思っていたので。さらにコップにお水まで注いでくれて。この3つに感動しましたね(笑)。
うまく話せなかったときのことを考えて、私は占いの本や心理テストの本、トランプを持っていったんですよ。それにもすべて付き合ってくれて。

――すべてやってくれたのですか? 心理テストも?

やっぱりどんな人なのか、探っておきたいと思って(笑)。楽しんでやってくれたし、私が読めない漢字があると「それ、合ってるの? 俺が読むよ」って逆に読んでくれたり。それがすごく楽しかったですね。

たしか後日談として、テレビなどで三瓶さんは「実はわざとふたりきりにした」というお話をされていましたよね。持つべきものは、親友です(笑)。
さて次回は、そんなおふたりが結婚に至るまでのお話です。ご期待ください。

取材、文・鈴木麻子 撮影・泉 三郎

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