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古坂大魔王:第2回 「生まれたばかりの我が子に『PPAP』を聴かせて泣き止んだときは、本当に嬉しかったです」

『PPAP』と言う楽曲で世界を圧巻し、ピコ太郎旋風を巻き起こした2016年から1年後。ピコ太郎さんのプロデューサーである古坂大魔王さんは結婚し、翌年には第一子となる赤ちゃんが誕生しました。「子どものことや出産に興味があり過ぎて、出産前から調べつくしていた」と語る古坂さんですが、子どもの誕生に感動したのは生まれて2日目だったといいます。そのワケは?
古坂大魔王

ある意味冷めていて、人に期待しない。彼女のそんなところに惹かれました

――世界中でピコ太郎旋風が巻き起こったピコ太郎ブームから1年。かなりお忙しいなかで2017年8月3日にタレントの安枝瞳さんと入籍されましたが、そもそもの出会いは?

以前、AbemaTVの『カツアゲ!』という番組で彼女と2年ほど共演していたんですよ。そのときは、ほとんど交流はなかったんです。それから2、3年後、たまたまディズニーランドのチケットが4人分あり、「誰か行ける人」と誘ったときに、たまたま彼女が来ることになったんですよ。

彼女は、当時レースクイーンをやっていたものの、将来ディズニーランドで働きたいといってました。タレント活動はしているけど、感覚は一般の人と同じなんだなと感じることが多くて好感を持っていました。それに彼女はある意味冷めていて、そんなに人のことに興味がない(笑)。「私を見て、かまって!」という感じじゃなかったのがよかった。それで付き合うことになり、3、4年たった2016年1月に婚約しました。

――それから2016年8月にピコ太郎さんの『PPAP』が大ヒットしたのですね。

そうなんですよ! ちょうどそのころ彼女も写真集を出す話があったので、結婚を少し伸ばして2017年8月3日に入籍しました。

出産は一大イベント。出産予定日は仕事で立ち会えないはずが……

――ご結婚されて約1年後にお子さんが誕生されましたね。奥様が妊娠の際には、定期検診などにも一緒に行かれたのですか?

行きました。毎週水曜日はラジオの仕事があるため、必ず東京にいるんですよ。その収録前に合わせて、奥さんの検診に一緒に行っていました。9割は付き合ったと思いますよ。

――それはすごいですね! 子どもが好きなのですか?
古坂大魔王
それもありますが、「出産という一大イベントを逃すわけにはいかない!」という好奇心も強かったんです。だって、人間からもう一人、人間が生まれるわけじゃないですか。すごく興味があったんですよね。

僕自身、子どものころからいろんなことに興味があり、気になったことを追求したいタイプなんです。ただ、普段からそれをしてしまうと時間が足りなくて大変です。だから普段は意識して、あまり物事を追求しないようにしているんですが、子どものことは別。生まれる前から育児書を読んだり、保育園に入れるなら認可か認証か、私立がいいかということも考えたりしていました。

生まれたばかりの子どもよりも妻に寄り添った

――2018年6月17日の「父の日」にお子さんが誕生されたのですね。初めてお子さんと対面したときの様子はいかがでしたか?

実は、6月15日が出産予定日だったんですよ。でも、僕はちょうどその日は仕事が入っていて、彼女には「立ち合いはできないかもしれないけど、2、3日したら会いに行くよ」と伝えていたんです。ちょうど17日、18日が休みだったから、その頃に生まれてくれたらいいんだけどなーと思ってて。そしたら15日は何もなくて、「明日かな?」と思っていたらその日も何もなくて。17日の朝、彼女が「もうそろそろかも」というので、病院に行ったんです。
内診したら「けっこう子宮口が開いていますね」という話になり、そこから徐々に陣痛が強くなってきて、3、4時間たって分娩室に行き、そこから30分で生まれたんですよ。

――かなりの安産ですね! 初めてお子さんと対面したときは感動しました?

いや、それが……。実は、出産後に彼女がけっこう疲れ切っていて。子どもは1回抱っこしたものの彼女のほうが気になって。赤ちゃんを抱っこして「よし、元気だね。大丈夫! 看護師さんのところで見てもらってね。次はこっち」という感じで彼女の側にいました。生まれる直前まで、子どもがお腹の中で蹴ったりしていることに感動していた分、出産直後は意外と冷静でしたね(笑)

生まれた翌日。泣いている我が子に『PPAP』を聞かせたら

――感動はされなかったのですか?

心の底から感動したのは、実は次の日なんです。病院のベッドで泣いている子どもに『PPAP』の音楽を聞かせたら、なんと泣き止んだんですよ! それをみて「僕の子だ!」って、すごく実感がわいてきたんです。「ピコ太郎とがんばってきた2年間の成果が、生まれたばかりの子どもに効いた!」って。

胎教で『PPAP』を何度も聞かせていたからなのか、日本音響協会の方がいったみたいに(※1回目の記事)、『PPAP』は子どもが泣き止む要素があるのか。両方効いたのかわかりませんが、子どもが泣き止んだときは、本当に嬉しかったです。動画もありますよ!

――ぜひ見たいです!
古坂大魔王

――『PPAP』の曲を聞いたら、本当に赤ちゃんが泣き止みましたね! しかも寝てしまいましたね。

そうなんです。偶然じゃなくて、何回やっても泣き止むんですよ。このときは本当に嬉しかった! この出来事が一番感動しましたね。

古坂大魔王さんが出産翌日に撮った動画に写るのは、大きな声で元気よく泣いている赤ちゃん。そばで『PPAP』をかけると、だんだん鳴き声が小さくなり、そのまま眠ってしまいました。日本音響研究所によると「幼児が泣き止む効果として有効な特徴を有している」そうですよ。赤ちゃんのお世話をしているママたちも、試してみてはいかがでしょうか? 次回はイクメンならぬ「ツマサポ(育児中の妻をサポート)」について伺います。

取材、文・間野由利子 編集・山内ウェンディ

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