伝えるのは感謝?激怒?旦那が「俺は仕事してるんだぞ」と威張ったときの妻たちのリアルな対応
「おれは仕事してるんだぞ!」――夫婦間のNGフレーズと言えそうなコチラのひと言。専業主婦のママ、あるいは現在働いているママも自身を専業主婦と仮定して、もしも旦那さんにこの言葉を言われたら、どう出ますか?
旦那さんが家族のため外で働いてきてくれる事実は、とっても有り難いこと。一方で、ママが家庭のため・わが子のために日々、家事育児にいそしむことも、この上なく尊いことだと、筆者としては考えています。
仮に「おれは仕事してるんだぞ!」と旦那さんに威張られたときの、ママたちの出方をママスタコミュニティよりまとめてみました。
「素直に感謝を伝えます!」派
家族が生活していく上で、お金は不可欠なもの。ストレスと戦いながら、家庭のために働く旦那さんに感謝の気持ちしかないというママたちのコメントを、まずは見ていきます。
『「いつもありがとう」って言う』
『「うんうん、ありがとうね」って、肩を揉んであげるかな~。働いてくれるから、家では「お父さんはえらい!」って褒めてあげてるよ』
『「そうだね! まじ感謝!」って言う。私が独身時代、ストレスまみれで必死に頑張っていたときの年収の3倍、旦那が稼いできてくれるから感謝しかないわ』
『「いつもありがとう。私はあなたと結婚できて幸せものだわ。今夜は何食べたい?」』
「軽くあしらう」派
つづいては、旦那さんに労いの気持ちを表しながらも、どこか軽いノリのママたちの投稿をご紹介しましょう!
『「そうそう! 知ってる! ありがと~!」』
『「サンキューでーすっ」』
『「その通りだ! ありがたや~ありがたや~」って拝む』
『「おう! その勢いでどんどん稼いで来い!」ってフツーに言う
『私は仕事していますが、言われたこと何度もありますよ。「お疲れなんですね、疲れとってくださいね」と酒を飲ませ、無理矢理寝かせる。翌朝はお互い忘れたふり~。そんなもん(笑)』
若干旦那さんをおちょくっている感は否めませんが(笑)、妻の感謝の言葉が聞ければ、旦那さんは悪い気はしないでしょうし、ママの突き抜けた明るさが、旦那さんのこわばった心を解きほぐすかもしれませんね。
猛反発!?「家事に育児、私も働いてますけど!?」派
「ありがとう」と伝えるママはきっと、いわゆる”アゲマン”というやつですね! アゲマンになれない筆者としては、見習いたいと思う一方で、旦那さんに威張られたらママはムッとするのが多くの現実ではないかと予想します。家事と育児に注いでいるママの努力が、軽んじられているような気がしますものね! ……というワケで、お次はママたちの怒りのこもったコメントをご覧ください。
『「こっちは家事やってるんだぞ!!」って威張る』
『「そんなに威張られるんだったら、私も働くね。家事育児、分担よろしく」』
『「誰のおかげで毎日、きれいな家で過ごせて、おいしい料理を食べられて、可愛いわが子と触れあえて、自分は仕事だけしてればいい状況になってると思ってんの?」って言ったことある』
『それ、うちの旦那がよく言う。さらに「昼間ヒマなくせに掃除サボって」、「片付けもしないで怠けて」と言いたい放題。でもこの前、旦那がネチネチ言うのを聞いてた子どもが「お父さんは、子育てをサボってるよね」と言ってたよ。ナイス!』
率直な気持ちを伝えることもママの精神衛生上、大切なことですよね。最後のコメント、ママの気持ちを代弁してくれたお子さん、グッジョブです!
「”理詰め”で訴える」派
ただ、ママが感情的だったり言葉足らずだったりすると、察しの良くない旦那さんには、ママの抗議も”のれんに腕押し”状態に終わってしまいそうです。でも、たしかに自分がママになるまでは、本当の意味での「母親の大変さ」って分かっていなかったように思います。だから旦那さんも、家事育児の苦労は想像しにくいかもしれませんね……。そこで、ママたちが乗り出したのが”理詰め”で説き伏せるという作戦です。
『「えらいね!!」って言う。その後「でも、そんな風に威張られたら、感謝の気持ちも冷めちゃうな~。私に、ご飯作ってやってる、掃除してやってる、なんて言われたらどう? それが自分の仕事だろ! って言いたくならない?」……って言う』
『仕事終わりにパチンコ続きになった旦那と喧嘩したときに、それを言われた。「働いてくれるのは感謝してる。働くって、すごく大変なことだと思う。気分転換も必要だから、パチンコが駄目とは言わない。でも私も育児、大変だよ」って伝えた。そうしたら、残業のない日はまっすぐ帰ってきて、育児・料理・掃除を手伝ってくれるようになった。おかげで、私も時々ランチに行けるようになって、旦那に感謝してる。そして、旦那にも月1日フリーの日をあげられるようになったよ』
『1歳の子育て中で、実際に去年までそれを言われてた。はじめは旦那に感謝してたけど、夜間の授乳とか休みなしで、ずっと家事育児をしているときに「なんか違う」と思いはじめて……。「家政婦やベビーシッターっていう立派な仕事があるの知ってる? 私24時間フルタイムで働いているようなもんなんだけど?」って言い返したよ。そうしたら旦那、言わなくなりました(笑)』
ていねいに論理立てて説明したことが功を奏した例もあり、理屈好きの旦那さんには効果テキメンの方法かもしれません!
「外で働いてお金を稼ぐ方が優れているのか?」、はたまた「家事や育児の方が大変なのか?」……こうしたテーマは、そもそも人によって感じ方が異なり、不毛な論争になりがち。今回のトピックを通し、筆者は「家庭のために、いかにお互いが補いあい、敬いあえるか」が重要ポイントになりそうだと再確認いたしました。そのためにもママは、旦那さんの頑張りに感謝するとともに、家事育児の尊さをぜひとも旦那さんに知ってもらいたいですね!
文・福本 福子 編集・山内ウェンディ イラスト・わたなべこ