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原口あきまさ:第1回 奥さんから電話で告白されたとき、絶対ドッキリだと思いました

明石家さんまさんのものまねでお馴染みのお笑い芸人であり、ものまねタレントの原口あきまささん。私生活ではタレントである奥さま、原口めぐみさんとの間に4人の男の子がいるパパでもあります。今回、ママスタセレクトでは原口さんへのインタビューが実現。
9歳年下の奥さまとの出会いから、4人のお子さんの子育てについてまでお話を伺う中で、普段見ることのない子煩悩なパパとしての顔、奥さま想いの旦那さまとしての姿をたくさん発見することができました。
原口あきまさ

出会いはバラエティー番組の共演

――まずは、奥さまとの出会いについて聞かせてください。

初めて会ったのはバラエティー番組での共演です。当時、彼女はアイドルだったんですよ。バラエティーにもよく出るようになってきて、ロケや現場が一緒になる回数が増えていく中で仲良くなりました。奥さんのほうから、「ずっとファンでした」と言ってくれていて、僕の単独ライブにも毎回来てくれたんです。

仲良くなったばかりの頃は、お互いの恋愛相談なんかもしていたし、恋愛対象というよりは兄的存在なんだろうなと思っていました。

――毎回ライブに来てくれて、ファンだと言われたら、女性として意識してしまいませんでしたか?

意識しないと言ったらウソですけど、「こんなにかわいい子には手を出せない! 俺にはもったいない!」と、気持ちを抑えていたんです。でも奥さんのほうが我慢できなかったみたいで(笑)、奥さんからきっかけを作ってくれました。

気持ちを抑えていたと言いましたが、実は何度か僕のほうから食事に誘ったことはあったんですよ。でも当時彼女は実家住まいで家が遠かったので、帰りが遅くなるからと断られ続けていたんです。

そういうことが続いたので、彼女のほうから食事に誘ってくれたときに、「このチャンスを逃したら、もう一生ごはんを食べに行くことはないかもしれない!」と思って、二つ返事で食事に行くことにしました。

二日酔いで迎えてしまった初デート

――そのお食事会で、お付き合いがスタートしたのですか?

それがですね……、その日はとっても早い解散になったんです。前日に友だちの誕生日パーティーで飲みすぎちゃって、その大事な日を最悪の二日酔いで迎えてしまったんですよ。

焼肉が好きって聞いてたから焼肉屋を予約していたんですが、気持ち悪くて焼肉なんてとてもじゃないけど食べられない……。でも彼女が勇気を振り絞って誘ってくれたんだからと頑張って行ったんだけど、20時集合で22時解散という健全なお食事会になりました(笑)。

――それは、勇気を出して誘った奥さまからしたら物足りない展開ですね。

そう思うじゃないですか。でもね、これが結果として良かったんですよ。当時、僕はなぜか「合コン王」と呼ばれているようなキャラだったんですが、22時に解散して帰ってきたのを見た彼女のお母さんが「あの原口あきまさが、この時間に娘を帰してくれたの!?」となったわけなんです(笑)。

功を奏してお母さんにも好かれ、それで背中を押された彼女が後日電話をかけてきて、告白してくれました。

――告白は奥さまからだったんですね。そのときはどんな気持ちで告白を受けたのですか?

僕、その電話を受けたとき、ロケで長崎のホテルの部屋にいたんですよ。それで「お付き合いをしてください」と電話で告白された。これ、お笑い芸人としては、絶対ドッキリだと思うじゃないですか。

告白されながら、「これは、確実にひっかけられてるな」と思い、「そういうことは女性から言うものじゃないよ。改めてまた僕から連絡するから」と、キョロキョロと隠しカメラを探しながら伝えたんです。電話を切って部屋中を探したら、隠しカメラはなさそうだったので、ベッドでガッツポーズしました(笑)。
原口あきまさ
そして後日、僕の家にお招きをしたんです。僕の部屋の合鍵を用意して、「もしよければ、この鍵を受け取ってください」と伝えました。

喜んでくれると思ったら、「何人の女性にこういうことをしてきたんですか?」と言われたんですよ(笑)。「あなただけですよ」と伝え、鍵を受け取っていただいて、お付き合いがスタートしました。

付き合うときから意識していた「結婚」

――お付き合いをすると決めたときから、結婚は意識されていたのですか?

結婚はもちろん意識していました。「そろそろ落ち着かないとな」と思っていた時期ではあったし、僕は結婚願望が強くて早く結婚したいと思っていました。次に付き合う人は結婚を前提にと考えていたので、お付き合いを決めた時点で結婚は考えていましたね。

――出会ったときから、「この人と結婚するかも」と感じるものがありましたか?

僕の中ではなかったんですが、奥さんは「この人と結婚する」と思ったらしいですよ。こんなこと言うの恥ずかしいんだけど、ほんとにそう思ったらしいんですよ。

僕はそれを聞いて、「もっといい人いるでしょ?」と言ったんだけど、後々聞いたら「男はね、顔じゃないんだよ」と言われたことがあります。「さらっと失礼なこと言うんじゃない!」って突っ込みましたけどね(笑)。

彼女とは9歳年が離れているんだけど、こんなおじさんを想ってくれるんだなぁという気持ちはありましたね。僕の中では、「信じられない、きっとドッキリだろう」が8割、あとの2割は「今後、こんな子は二度と現れないだろう」という気持ち。その2割にかけてみたら、10割本気で奥さんになってくれました。

――プロポーズはどんな風にされたのですか? 

付き合って2回目のホワイトデーにお返しを忘れてしまって「やばい!」と思ったんだけど、「あ、なんかこのタイミングかな」と思って、「結婚しましょう」とプロポーズしました。

付き合って初めてのホワイトデーにもお返しを忘れて彼女を怒らせたことがあったんですよ。怒って寝室に閉じこもっちゃったから、その間に驚安で有名なディスカウントストアまで走って、真っ白い白鳥の全身タイツと、「本日の主役」というタスキを買って家に戻り、顔も真っ白に塗って、「僕がプレゼントだよ」と言おうと準備しました。リビングで飲みながら奥さんが出てくるのを待っていたら……いつの間にか寝ちゃったんです。

朝になって起きてきた彼女は、顔も全身も真っ白で寝ている僕を見て、死んでると思ったらしいです(笑)。

そんな思い出があるし、忘れっぽい僕が記念日を忘れないようにと、ホワイトデーに入籍をしました。

奥さまのお話をするときの原口さんの表情が活き活きと、愛情あふれる表情だったのが、印象的でした。次回はお子さん誕生についてのお話を伺います。お楽しみに。

 

取材、文・上原かほり 撮影・chiai

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