2019/01/30

早出残業は違法じゃないの！？パート先、就業時間15分前の強制出勤は当たり前？

※2019年1月時点の情報です。

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出勤前は渋滞に巻き込まれないように早めに家を出たり、慌ただしく始業を迎えないように早めに会社に到着する方もいることでしょう。しかし、ある投稿者は「始業の9時からカウントされる時給なのに、終わらせないといけない仕事があり、いつも15分前には仕事にとりかかっている……この15分のただ働きは仕方のないことなの？」と会社の就業ルールに疑問を抱いています。それでは早速、ママスタコミュニティに寄せられたコメントをご紹介します。

早出残業は当たり前！？みんなの会社はどうなっている？

みんなの会社は“早出残業”がありますか？　不服ではないですか？　の疑問にたくさんのコメントが寄せられました。

早出残業は無給

『私30分前よ、終わりはみんなが帰って片付け終わった後だから30分後よ。福祉系の仕事だから仕方ないと思っているけど』

『私のパート先もそうだよ。契約は9時からだけど8:50に朝礼があるから、その前に仕事の準備しないといけない。早い人は8:30に来て準備している』

『え？　うちも着替えとか含めて30分前には出勤して、10分位はタダ働きだよ。別に普通じゃないの？　9時ぴったりから仕事は逆に難しいでしょ。投稿者さんも着替えもあるんだし』

『うちの会社もそうだよ。9時から作業できるようにしていて15分タダ働き』

早出残業はなし

『うちは最初に「来るのはギリギリでいいですよ」と言われた。みんな2分前くらいに来る』

『私のとこは、行ったらすぐタイムカードだからその後着替えたりできるよ』

早出残業は「当たり前」と思っている方もいれば、「仕方のないこと」だと思っている方もいて、はたまた早出残業がないのが「普通の会社」だと思っている人もいるため、早出残業に関してさまざまな感じ方があるようです。

たかが15分、されど15分……早出残業は違法ではないの？

『1日15分は月単位で見たら結構なタダ働きだよね』

『たかが15分、されど15分。1日15分でも、4日間で1時間。20日勤務したら5時間分の時給が未払いってこと』

しかし、塵も積もれば山となるもので、1日15分の早出残業といっても月単位で計算するとかなりの時間となります。このお給料が支払われないのは違法ではないのでしょうか？

泣き寝入りしないためには「労働基準監督署」への相談

『労働基準監督署に通報すればいいだけの話』

「遅刻が嫌だから」「余裕を持ちたいから」などの理由で就業時間よりも早く出勤することは個人の自由ですが、雇い主に早出出勤を命じられ、業務をしていた場合は立派な就業時間です。労働基準監督署のパンフレットには以下のように記載されています。

1日の労働時間は1分単位で計算しなければなりません。端数を切り上げることは問題ありませんが、切り捨てることはできません。ただし、1か月の労働時間を通算して30分未満の端数が出た場合には切り捨て、30分以上の端数を１時間に切り上げて計算することは認められています。

つまり、働いた時間は1分単位でお給料がもらえるということ。自動車メーカーのスズキも、過去に始業前の体操や朝礼に伴う未払い賃金があり、約500人に計約1000万円を支払ったというニュースもありました。この事例から分かる通り、過去の未払金は徴収することができます。労働基準監督署や弁護士などに相談しましょう。