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「大人の発達障害」を認めない旦那……。“円満”な未来へ向けて妻ができる3つのこと

大人の発達障害
結婚してからパートナーに対して「発達障害があるのではないか……」と疑いをもったことはありますか? ある投稿者は、子どもが軽度のADD(注意欠陥障害)と診断されたことで、同じような行動をとる旦那さんにも発達障害があるのではないかと感じたそうです。しかし、何度話し合っても旦那さんは病院へ行くことを拒否。かといって今まで通りの生活は自分が苦しいので、今後どのようにしていけばいいのか分からないと相談しています。この投稿に、ママスタコミュニティではたくさんのアドバイスが寄せられているのでご紹介します。

旦那にいきなり「発達障害だと思うから病院へ行こう」はNG?

『旦那さん仕事に支障はないの? 病院にいったところで目立つミスがすぐになくなるわけではないだろうし、私はとにかく否定しないようにしているよ。ほとんど諦めた。1度だけ発達障害を指摘したら「俺を障害者扱いするのか」と怒鳴られたよ』

本人に発達障害の自覚がない場合、何かことをしでかしてしまった後に「病院へ行こう」と言ってもなかなか受け入れてもらうことができません。では、本人が発達障害を自覚して、これからの話し合いを冷静に行うためにはどのようにすればいいのでしょうか?

大人の発達障害。妻ができる3つの方法

『投稿者が一番楽になる方法探せばいい。できないことはできない。やれることをやる。それは、旦那さんを説得して病院に連れて行くことなのか、耐えて生活することなのか、心を鬼にして別れるのか……。あなたにも選んで選択する権利はあるよ』

投稿者は旦那が「物を落とす」「火を止め忘れる」など生活に不便が出ているのにも関わらず、自分の症状を理解せず、妻に逆切れしてくる旦那さんをどうにかしたいと感じています。どのような接し方があるのか、ママスタコミュニティにコメントされた経験談などをご紹介します。

旦那さんへの接し方を変えた経験談

『旦那に求めすぎると怒れることばかりだから、子どもを育てる感覚でいるよ。できると思い込んで、できないことを否定するのはやめた。期待することを諦めた。そんな感じ。うちの場合、仕事は頑張って真面目にやってくれるのと、在宅の時間が短いから我慢できているのかも』

『うちの旦那もよく似ています。ただ、息子が自閉症なので息子にくらべるとまだ関わりやすいです。本当ににいろいろなことがあって何度も何度も離婚したいと思ったけれど、息子の療育からなんとなく関わり方のコツみたいなものを身につけてからは旦那との関わりもだいぶ楽になりました。旦那は他人のことは気にならないというか相手の気持ちが汲み取りにくいところがあるので私のすることも全然気にならないんです。最初はすごく寂しかったけれど、今は自分の好きなことを旦那に遠慮なくできるのはありがたいと思っています』

発達障害には特性があるので、妻が特性を理解すれば、ある程度旦那さんをサポートすることができます。本来は病院で正しい診断をしてもらい、お医者さんと対策を検討していきたいのですが、病院に行くことを旦那さんが拒否するのであれば、旦那さんの今までの考え方や行動を考えて妻がサポートするしかありません。「普通だったらできるものだ」と思っているから何か起こった後に怒りが湧いてきてしまいますが「できないものだ」と思って接すると、事前に危険を回避することもできますね。

離婚を選んだ経験談

大人の発達障害2

『私は耐えられなくて離婚したよ。病院に連れて行けたとしても子どもとは違うから変わらないと思う。旦那さん、仕事はちゃんとできているの?』

『元旦那がアスペルガーとADHDに当てはまり、耐えられなくて自分が壊れる前に離婚したよ』

サポートすることで妻の負担は大幅に増えます。負担や、発達障害の特性に耐えられない場合は旦那さんと離れる選択肢も……。自分と子どもにとってどのような生き方が幸せなのか考えてみましょう。

旦那さんに自覚してもらいたいのなら通院を

『一番良いのは、本人に自覚をしてもらって通院してもらうこと。薬や障害者手帳も取得すると良いですよ! そこまで持っていけるよう良く話し合いかな』

病院で発達障害だと診断されると、大人の場合は主に生活療法や薬物療法などが行われるのだそう。生活療法とは、自身の障害への理解を深めるための心理教育や他社とのコミュニケーションの向上を目的としたトレーニングです。また、近年はADHDの症状を緩和させる効果がある薬が成人にも適応され、うつ病などの二次障害の治療としても期待されているそうです。通院をすることは、旦那さんにもサポートする妻にも負担が軽くなるベストな方法なのではないでしょうか。

自分が“カサンドラ症候群”になる前に対処を

『受診をすすめて旦那に認めさせるなんて無理よ。その努力がもったいない。ATMだと割りきるんなら、それ相応の対処の仕方だってあると思うけど、あなたがカサンドラになる可能性だってあるんだよ。発達障害は自覚がないなら周りを病ませるからね』

『あなたがカサンドラにならないうちに離婚したほうがいい』

カサンドラ症候群とは、発達障害の1つであるアスペルガー症候群のパートナーを持つ方が、パートナーとコミュニケーションがうまく取れずに苦しむ身体的・精神的症状です。「相手の立場を想像することが苦手」というアスペルガーの特徴が、妻に心身ともに負担を与えることがあるのです。また、会社など外では問題がない場合もあり、妻は悩みを周囲に理解されずに、偏頭痛・パニック障害・抑鬱状態になる人もいるといわれています。パートナーのことで苦しんでいるのに、話し合いもできない状況はとても辛いものです。自分がどうしたいか考え、最善の道を選びましょう。

文・物江窓香 編集・横内みか イラスト・善哉あん

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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