義母が毎年作るおせちを、断りたい。角が立たない言い方は?
気の早いママの中には11月が終わろうとするころ、すでに年末〜新年の予定を立てているママもいらっしゃるのではないですか? お正月の食卓に欠かせないのが、おせち料理。かつては手作りするのが当たり前という風潮でしたが、最近は購入する家庭も少なくないようですね。
さて、ママスタコミュニティに投稿されたのが、義母が毎年手作りおせちを持ってきてくれるというお宅の話。おせち料理がコミュニケーション手段になっているなんて、素敵なことですよね。だけどママの本音は「断りたい」。いったいどうしてなのでしょう?
嫁から言うのは角が立つ?頼れるのは、やっぱりダンナさん
義母が毎年作ってくれるおせちは、お重一式という本格的なもの。結婚して13年にもなるのに、毎年きちんと持ってきてくれるのだそうです。
『ありがたいことなのですが、義母が去年の時点で「作るのが少し大変になってきた」と。年末が近くなると毎年ダンナが「何か手伝おうか?」と聞いてはいるのですが、「あんたたちがいるほうが、せわしないから」と言われます。次回からはおせちを断ろうと思うのですが、なんと言えばよいと思いますか?』
お義母さんにしてみれば、「作るのは手間がかかって大変だけれど、息子たちにおいしいおせちを食べさせてあげたい」。いただくママにしてみれば、「ありがたいけれど、作るのは大変なのに申し訳ない」。おたがい相手のことを思っての、気の遣い合いという感じですね。
ほかのママたちから集まったのは、こんなアドバイスでした。
『ダンナさんはどう思っているの? どんなにやんわり言ったとしても、お嫁さんが言うと角が立っちゃったりしないかな? ダンナさんから「おせちは飽きたから、今年はかんたんなものを作ってよ」と、リクエストさせてみてはどうかな』
『そこはやっぱり「毎年作っていただいて、本当に感謝しています。今年は少しゆっくりされてはいかがですか? おせちの品を減らすか、どこかで頼むことにしましょう。ダンナがお金を出すので、思い切って高いものとか!」と言ってみる』
『ダンナさんにも口裏を合わせてもらって、「今回から自分でおせちを作ってみます。お義母さんのおかげで、かなり勉強になりました。ありがとうございました」と言ってみる』
たしかにママから直接言ってしまうと、おたがい後味が悪いものになってしまうかも。ここはやはり、息子であるダンナさんの協力をあおぎたいところです。しかし……。
『ダンナは”嘘も方便”みたいなことが言えない性格なので、使えません』
これを機に関係が疎遠になりそうな、大胆なアイデアも!
中には「そんなこと言っちゃうの?」と思うような、大胆なアイデアもありました。
『食物アレルギーが出るようになってきた、というのはどう? 「根菜のアクがアレルギーになった。胃の調子が悪いから酢の物を受け付けなくなった」とか。これでなんとか逃げ切れないかな?』
『お金の余裕があるならだけど、「最近はデパートなどでおせちを予約する家庭も多いようですね。どんなものか試しに食べてみませんか? 家で申し込みしておきますよ」と、おせちのカタログを持っていく』
『お義母さまが作るおせちは、私の口には合いませんの。ごめんなさいね。オーホッホッホッ』
お義母さんからどんな反応が返ってくるか、見てみたいものですね(笑)。とはいえ、現実にそんな危ない橋は渡れません。
好物をおねだりするのも手。もっと仲よくなれるチャンスかも?
「おせち全部を断るのではなく、負担を減らせる方向に持っていっては?」というママたちも、少なからずいました。
『お義母さんは大変でも、作りたい気持ちがきっとあるんだろうね。うちの義母も毎年作っていたけど、体調を崩したのをきっかけに「これとこれは、私が作るよ」と分担制にするように。何も作らないのも寂しいんだろうな、って思うよ』
『次回からは自分で作るようにしてみたらどうかな? 「◯◯は、お義母さんに作ってもらっていいですか?」と少しお願いして。その家庭のやり方を、つないでいくことは大切だよ』
『大変になってきたとは言っていても、昔からの習慣もあってやりたい気持ちはあるのよね。「今年はつきあいで頼むことにしたんですが、お義母さんが作る煮しめはおいしいので、それだけいただいてもいいですか?」みたいなのはダメかな?』
「これとこれはおいしいので、ぜひお願いします」とお願いすれば、きっとお義母さんも喜んでくれるはず。「作り方を教えてください」と、手間のかかる品をいっしょに作るのもいいですよね。これをお義母さんとよりよいコミュニケーションを取れるチャンスと前向きにとらえて、一歩踏み出してみるのはいかがですか?
文・鈴木麻子 編集・しのむ
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