約束を忘れる。意味なく仲間に入れない。低学年の”友達あるある”。ママはどうすればよいのか
それまでは「ほら、”仲間に入れて”ってお願いしてみたら?」などママが主導していた子どもの友達関係も、成長とともに変わっていきます。小学生ともなればママの知らぬ間に遊ぶ約束を取りつけてきたり、まったく縁のなかった子と突然親密になったり。「ちゃんとみんなと仲よく遊べているかな?」「ケンカしちゃったみたいだけど、大丈夫かな?」と、見守るママのほうもドキドキハラハラの連続ですよね。
ママスタのトピックに上がったのは、同じマンションに住むお友達とうまく遊べない小学1年生の男の子の話。幼児のころのように口出しもできないだけに、見守るママの胸の内は複雑なようです。
仲間はずれにされているわけでもないのに、遊んでもらえない……
同学年のお友達が20人以上も住んでいるという、大きなマンションに住む親子です。
『息子は別に仲間はずれにされているわけではなく、ふだんから(同マンション内で)家に遊びに行ったり来てもらったりしています。でも最近は息子が「遊ぼう」と誘っても、「◯◯くんと遊ぶからダメ」。お友達どうしが遊んでいるのを見かけて「いっしょに遊んでいい?」と聞くと、「ダメ」。昨日も遊ぶ約束をしていたのですが待ち合わせ場所には現れず、その子の家に行ってみたら「違う子が遊びに来たから、××くんとは遊べない」と言われたそうです。泣きながら帰ってきましたが、今朝はその子と仲よく登校していきました。男の子と女の子の違いもあるのでしょうが、男の子の友達関係は難しいです』
投稿してくれたママさん自身も、団地育ち。放課後は隣の公園でみんなで仲よく遊んでいたし、お友達がほかの子と遊んでいても「家を訪問すれば、その子のママが当たり前のように招き入れてくれた」といいます。
「男の子は難しい」と、ため息をつくママさん。女の子のほうがグループで固まりたがる傾向が強いので、逆に珍しいパターンかもしれませんね。とはいえ、これは小学校低学年の”友達あるある”のひとつかも。
『低学年の子どもの約束って、そんなもんだよ。約束していたのに違う子に誘われてそっちに行っちゃったり、忘れちゃったり。「やっぱ遊ばない!」とかもあるよね。気にしないのが一番じゃない? 同じマンションどうしだからこそ、おおらかに考えないといろいろ引きずるよ』
『そんなの、よくあることだよ。しっかり親が子どものフォローをしてあげて』
『男の子でも、そんなことがあるんだね。女の子は事前に約束をしておかないと、公園とかでばったり会っても「約束してないからダメ」と遊んでもらえない、っていう話はよく聞くけど』
一瞬「意地悪な子もいるんだな」という印象も受けますが、おそらく相手に悪気はないはず。子ども特有の残酷さというか、「こうすれば相手は傷つくだろう」とまだ考えられない年ごろゆえの”あるある”なのでは? 翌朝は何ごともなかったようにいっしょに登校していることからも、わかりますよね。
ここから変化していく子どもの友達関係を、そっと見守ってみては?
傷つけられている息子さんはかわいそうですが、「口出ししないほうがいい」というのがほかのママたちに共通した意見でした。
『自分なら、静観するかな。同じ団地の子以外で、遊べるような子はいないのかな? ただ、相手の子の親には言わないであげて。我が家も似たようなことで関係が悪化した近所の親子がいるんだけど、数年間ずっと無視されているから』
『子どもがこの年ごろの集合住宅暮らしは、大変だよね。気が合う子も合わない子も、いっしょの場所に住んでいるんだから。誰かが遊んでいるところを見かけると、どんな子たちであれ子どもは遊びたくなっちゃうんだよね。でも高学年になれば、割り切れるようになってくるよ。気が合う子としか遊ばなくなると思う』
息子さんが悲しい思いをして帰ってきたときには、やさしくなぐさめる。そして「どうすればよかったのかな?」と、いっしょに考える。でもママのほうから「もう◯◯くんたちと遊ばないほうがいいんじゃない?」とは、言い出さないほうがよいかもしれません。
息子さんも何度も”裏切られる”うちに、きっと身をもって「そんなことをしない友達といっしょに遊んだほうが楽しい」と気づくはず。悲しい思いをさせたくないのが親心ですが、何ごとも経験です。ほかのママたちが言うように、もう少し大きくなればちゃんと約束を守ってくれる子や気が合う子など、息子さんも本当にいっしょに過ごしたい相手がわかってくるでしょう。そうでない子とは、自然に距離ができていくと思いませんか?
文・鈴木麻子 編集・しのむ イラスト・Ponko
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