独身の友達を遠く感じる瞬間。子育て中でも主婦は「ラクそう」!?
子どもができるとそれまで接点がなかったような人たちとの交流も増え、一気に世界が広がりますよね。一方で、それまで仲よくしていた友人たちとは疎遠になることも。ママスタコミュニティに上がったのは、そんなふうに感じるママからのつぶやきでした。
「子育てってラクそう」?昔からの友達の言葉に、がっかり
出産後にはじめて以前からの友人たちに会ったという、とあるママ。その中のひとりに言われた言葉に、がっかりさせられたそうです。
『ある独身の子に「ラクそうでいいな〜」と言われてしまい、ちょっとイラッときてしまった。もちろん言い返したり、態度に出すようなことはしなかったけど。もともと私は悩みごとのないタイプに見られがちだからよけいに、専業主婦で子育てしている姿が気楽に見えるんだろうね。「子育てって大変だな」と思う毎日が続いていたから、その言葉は寂しかった』
面と向かって人に「ラクそう」なんて言うのは、かなり失礼なこと。この場合はお友達という気安さから、つい出てしまったのでしょうね。それまで厚い友情で結ばれていたかもしれない女友達でも、一方にだけ子どもができると目には見えない壁ができた気がするのは、こんなときです。
似たような経験を持つママたちもいました。
『それ、私もよく言われる。「よゆうだね〜」「悩みごとないでしょ?」とか。グチらないし、顔に出さないだけないのに。最初から最後まで座ってゆっくりご飯が食べられるありがたさ、仕事が終わればあとは自分の時間という幸せ……。子どもがいないときにはわからないよね。当たり前のことさえ、できなくなるのに』
『わかる。私も独身のときは早くに出産して専業主婦になってた友達に「のんびりしていていいな〜」「昼寝するの? お気楽やな!」とかメールで言っちゃってた。その子は「そうだよ、いいでしょ〜(笑)」みたいに返してきてたけど、あとあと本当に心ないメールをして申し訳なかったなって思った。自分が同じ状況になったときは睡眠不足で体調ボロボロだし、楽しいことなんて何もなかったよ』
『2週間に1度は誘ってくる、独身友達がいる。外に出かけるのにこっちは子どもを預けたりご飯を作り置きしておいたりで大変なのに、またすぐお誘いがくる。断る理由さえネタ切れだよ』
子どものいるいないは、大きな壁。でもいつかわかりあえるはず
目に見えない壁はできたかもしれませんが、それを薄くすることはできるはず。結局は、相手に対する思いやりや想像力なんですよね。「その人も悪気があって言ったわけではないのでは?」と、想像するママたちからの声もありました。
『子育てしたことのない人に、子育ての大変さなんてわからなくて当たり前。その子は結婚したくてもできなくて、内心あなたをうらやましく思っているのかもよ』
『「幸せそうでいいな」って、あなたを持ち上げてくれているんだよ。悩みを抱えていたとしてもくたびれて見えるより、楽しそうに見えているほうがいいじゃん?』
『私の独身の友達は、逆にすごく気を遣ってくれる。なんでも「子ども優先でいいよ」って言ってくれるよ。毎日ハードに働いて疲れているはずのときでも、すごく子どもにやさしくしてくれるし。遊びにも、めったに誘われなくなったよ』
今はおたがい毎日がせいいっぱいで、とても相手のことを思いやるよゆうもないかもしれません。でもこの先人生を歩んでいけば、きっとどこかでわかりあえるときがやってくるはず!
『私も昔同じことを言われたけど、笑顔でスルーしたわ。言ってきたその子、出産を経験した今はすごいよ。SNSで「もう無理(泣)」とか「毎日毎日忙しすぎる」とか、グチってる』
『こちらには独身の気持ちがわからないし、仕方ない。でも独身でも子持ちでも、歳をとるのは同じでしょ? 40代にもなれば、「どんな道を選んでも、人生ってそんなに変わらない」って心持ちにもなれる(笑)。今は少し疎遠になっても仕方のないお年ごろなんじゃないかな。ご縁があれば、またその子と寄り添えるときがくるよ』
ずっと同じ学校などで環境や価値観を共有してきた友達であるほど、「どうしてわかってくれないの?」と思ってしまう気持ちもわかります。でも人生のステージに差がつけば、そこがズレてきてしまうのは当たり前。子育てがひと段落するなど、またどこかでステージが近くなることもあるでしょう。
イラッときたときは、こんな返しはいかがでしょうか?
『そんなふうに言われたら、「めっちゃラク!」と返してみたら? 子どもを産むことに夢を持たせるといいよ。日本の少子化にも歯止めがかかるはず』
文・鈴木麻子 編集・しのむ
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