給食のおかずを全部食べないとデザートはなし。小食の子どもがデザートを食べられないルールに疑問
子どもが小学校に入学したころ、学校から配られた給食の献立一覧をみてはその豪華さに驚いたことがあります。とくにデザートは、自分自身が給食を食べていたころとは段違いに立派になっていて、美味しそうなデザートを食べられる子どもを羨ましく思ったこともありました。でも、もしその美味しそうなデザートを我が子だけが食べられないとしたらどうしますか? ママスタコミュニティに寄せられたのは、ある事情で子どもが給食のデザートを食べさせてもらえないというお悩みでした。
おかずを全部食べないとデザートはなし。それはわかるけれど……
投稿者のママの小学生になる娘さんのクラスでは担任の先生が給食に関する独自ルールを設定しているそうです。そのルールとは「おかずを食べてからデザートを食べる」というものでした。これだけを聞くと、特に厳しいとも難しいとも感じなかったのですが、決められたルールにはある条件が設けられていたのです。それが「配られたおかずを減らすことは禁止」というものだったのです。
デザートを食べる前に満腹になってしまう
ただ単に「おかずを食べてからデザートを食べる」だけであれば納得も行くかもしれません。デザートを食べたいためにおかずを残すというのはよくありませんので、主食やおかずを残さず食べてからデザートを食べるということには投稿者のママさんも理解を示しています。ですが、投稿者のお子さんは小食のため、みんなと同じ量のおかずを配膳されてしまうとお腹がいっぱいになってしまいデザートを食べることができなくなってしまうそうです。
デザートまで完食できるような配慮があってもいいのでは?
ママスタコミュニティに集まったママたちの声をみてみると「デザートは食事の最後になるのは仕方ない」という声があった一方で、「おかずの量を調整して貰えば?」というものもありました。
おかずの量を調整してもらえないのは可哀そう
子どもの体質や体格などにより、たくさん食べられる子もいれば、少ししか食べられない子どももいます。だからこそ、残さず全部食べられるように、個々に合わせた量で給食を配膳するべきではないでしょうか。投稿者さんの話を聞くと、娘さんのクラスはおかずの量を調整するのはいけないことで、他の兄弟のクラスでは調整ができるのでデザートもしっかり食べているとのことでした。
『デザートが最後なのは当たり前だけど、減らせないのはかわいそう』
『残すなというのにデザートは食べさせないっていうのがおかしい』
デザートを含めて残さず食べることが望ましいはずの給食なのに、おかずの量を調整できないルールとはいかがなものなのでしょう。ただ、食べたいデザートがあるときだけおかずを減らそうとしたり、嫌いなおかずが出たら減らしてほしいとなったら、学校側も対応しきれない可能性も出てくるのかもしれません。そうなると一律におかずを減らすことを禁止するしかないケースも出てきそうです。
特別な日のデザートも食べられないこともある
『全部食べないとデザートには行けなくて、時間内に食べ終わらなくても残すの禁止だから掃除中も5時間目も食べさせられてた。それなのに時間内じゃないとデザートは食べさせて貰えないから掃除中とかになったときはデザートは残すことに』
ママたちの声の中には、投稿者のママと同じように、フルーツポンチなどの通常に出されるデザートだけではなく、誕生日やクリスマスなどに特別に配られるケーキなども、おかずを食べきらないのであれば食べてはいけないと決められているという話もありました。せっかくの特別なデザートも、先生が決めるルールひとつで食べられないとなると、なんのための特別なのか分からなくなりそうです。
給食を残さず食べるためにどうしたらいいか親子で考える
デザートを食べるためにおかずを残すようではよくないので、先生側も考えた上に決めたルールなのかもしれません。でもクラスの中でわが子だけがデザートを食べられなかったら……親としては心配になりますね。
まずはお子さんと話をしてどうしたいのか、子どもがデザートを食べたがっているのであれば、デザートまでたどり着けない程小食で困っていることを先生に相談してみるのも一つの手です。「デザートを食べたいから」ではなく、小食で食べられないので普段から配慮をしてもらいたいとお願いするのは悪いことではないと思います。子どもも自分の食べられる量を把握し、残さない努力をするのも大切なことですね。投稿者のママとお子さんも良い解決方法がみつかるといいですね。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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