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抑えても大暴れ!病院嫌いの子どもにママができる具体的な対策は?

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お子さんは、耳鼻科や歯科といった、小児科ではない病院に行ってくれますか? 行ったとしても、診察や処置の段階で嫌がって大暴れ、ということはないでしょうか?

こちらのママさんのケースでは、4歳の息子さんが耳鼻科を嫌っているよう。

『もう私の力では抑えきれず、主人が抑えつけてやっとのこと何とか診察してもらえる感じです。耳鼻科の先生からも、これ以上暴れられると……と、軽く診察拒否されてしまいました。同じようなお子さんいらっしゃいますか?』

人が見ている前でわが子が暴れるなんて恥ずかしいし、先生や看護師さんはおろか受付の方まで総出で抑え込むのを手伝ってもらって申し訳ない。先生は「もうこの子は診たくない」と思っているのでは……? そんな気持ちになってもおかしくないですね。

小児科でないお医者さんのなかには、子どもの診察に慣れていない方も少なからずもいらっしゃいます。安全に診察できないとお医者さんが判断されたのであれば、それは医者としての責任を果たしていただいているということではあります。

とはいえ子どもが鼻水や中耳炎を頻繁に起こすのであれば、かかりつけの耳鼻科を決めておけるなら大変助かりますし、親としても安心できますよね。

他のママから、病院嫌いの子どもに行ってきたことと体験談が寄せられました。医者が匙を投げそうな子どもの暴れっぷりは、どのように改善していったのでしょうか?

対策その1:言い聞かせるだけでなく具体的に何をするか子どもに伝える

「治療が必要であること」「動くと怪我をするから抑えること」を事前に伝えておくのは、診察をスムーズに進めるために必要なことです。もっと言えば、「耳のなかにピンセットを入れる」「鼻水を電動鼻吸い機で吸い取る」など、どんなことをするのか具体的に伝えられるとベターかもしれません。というのも、子どもは”何をされるかわからないから”怖いと感じ、暴れるケースもあるからです。耳鼻科なら、耳の処置は自分では見えないからこそ怖く感じることもあります。

もしお医者さんからご協力を得られるのであれば、何をするか説明していただけると親子で安心できますね。

『医療事務経験者です。歯科の話ですが、お人形やぬいぐるみを使って、おウチでお医者さんごっこをしてもらい練習をしてもらいました。練習は、子どもにわかるようにどんな事を先生がするか、何のためにするのかをよく言って聞かせてもらいます』

『うちの小学生の子は、耳鼻科ごっこをして暴れなくなったよ。家のソファで練習したら、自信になるね』

『うちの小5年生男も矯正歯科で5年生まで泣いてた。さすがに恥ずかしくなり今は暴れず淡々と診察を受けてます。私が言い聞かせた事もあるけど、本人が気が付かないといけないね』

対策その2:ご褒美を用意する

「物で釣るなんて良くないこと」なんて思っているママもいるかもしれません。しかし優先すべきは、子どもが暴れず周りに迷惑をかけず、安全に診察を受けることです。

ご褒美作戦でなだめ、徐々に静かになったという人もいました。一度成功すると、子どもは「思ったより怖くなかった! 次は大丈夫!」と思えるのかもしれません。最初は物で釣ったとしても、子どもの成功体験を積み重ねるのは大事なことなのですね。

『暴れて嫌がってたので、「頑張ったらラムネあげるよ! 暴れるともっと痛いから、頑張ろう」って言ったら暴れず、泣かずにできるようになったよ。物で釣るのは良くないかもだけど、耳鼻科の処置は痛いし気持ちわるいし、ご褒美もありかなぁって』

『物で釣れるんなら、病院や周りに迷惑かけるよりマシじゃない?』

『うちは「大きな声をずっと出さないようにしたらガチャガチャできるよ。大きな声出さなかったら。泣かなかったら」って段階的に静かになった。静かにできるようになったときは「頑張って静かにできたね。良かったね。お兄さんだからね。次からはガチャガチャなんてご褒美がなくても静かにできるかな~?」って言ったらそれからはご褒美がなくてもできるようになった』

対策その3:抑えつけることを嫌がっているのかも?

子どもを抑えるのは暴れると危ないからなのですが、その抑えること自体を嫌がっているという盲点! 抑えつけられると痛いのもありますし、子どもが周りの様子をなんとなく察して「ただごとではない」と思うのかもしれません。

『8時間待ちがあたりまえの耳鼻科に行ったら「お母さんあちらに行ってて」と言われ、全く抑えつけずに「はい我慢なー」とか言いながらすぐに診てもらった。それから抑えなければ泣かないことに気づいた(笑)』

『家の子も大暴れして大変だったんだけど、話せるようになってから理由を聞いたら、抑えつけられるのが嫌だったみたいなんだよね。前日に言い聞かせて、当日も抱っこして手を握りながらひたすら「大丈夫だよ、痛いことないよ、ちょっと見るだけだよ」って言い続けたら暴れなかった。暴れなかったのが嬉しすぎて感動した』

『私が行ってる耳鼻科、「お子さんの固定の仕方」と書いた図解が貼ってある。親御さん達がそのやり方で慣れてるし、先生の処置も素早くて、順番回ってくるのめちゃくちゃ早い』

最終手段:転院する

最終手段としては、転院でしょうか。子どもの治療に長けている耳鼻科の先生ももちろんいらっしゃいます。

『うちもすごい暴れる時期があって転院したよ。今通っている耳鼻科は抑え込みがうまくて無駄な治療はしない』

『うちも一時期そんなときがあって、危ないから治療はできないと言われ、たくさん人が来る、口コミのいいところに行ったよ』

どの分野にもプロはいるようです……!

ちなみに耳鼻科ではありませんが、筆者の知り合いの歯科衛生士は「逆に年齢が上がって状況が理解できるようになったからこそ嫌がる子もいる」と話していました。その子にとって何がベストかは、年齢だけでなく性格にもよるようです。

病院に迷惑をかけていると思うと申し訳ない気持ちとともにストレスもたまるものですが、パパに行ってもらったりお医者さんに協力してもらったりと、試行錯誤してみてくださいね。

文・しらたまよ 編集・しのむ

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