緊急帝王切開になった!急に出産方法が変更となったママの気持ちは #産後カルタ
ひと口に「出産」といっても100人のママがいれば100通り以上の「出産」があるのです。ママひとりが2人以上の子どもを出産するときでもひとつとして同じ出産はありません。そして「出産」はママにとっても赤ちゃんにとっても時に生命に危険がおよんでしまうこともあります。ママと赤ちゃんを生命の危機から救う手段のひとつに「緊急帝王切開」での出産があります。今回は、緊急帝王切開で出産したママたちに経験談を伺っていきます。
『緊急帝王切開だった人、なんで? まさかの帝王切開だよね! なぜそうなったの?』
緊急帝王切開になった!ママと赤ちゃんの状態によって理由はさまざま
『誘発剤を使っても出てこなかったから!』
俗にいう「(分娩)誘発剤」、厚生労働省の資料では、「陣痛促進剤」として解説がありました。「陣痛促進剤」の役割は陣痛を誘発させたり陣痛を促したりするために使用される薬剤、とされています。
『へその緒が絡まって胎児の心音が低下したから』
『陣痛中にへその緒が首に巻き付いてしまったから』
お腹の中でへその緒が赤ちゃんに巻き付いてしまうこともあるようです。こうなってしまうとお腹の外からではお医者さんも手を出せませんね。
『骨盤が狭くて』
赤ちゃんの頭のサイズに比べて、ママの骨盤のサイズが小さい場合の出産方法はおのずと限られてしまうようです。これはママのせいでも赤ちゃんのせいでもありませんね。
緊急帝王切開を経験したママたち。出産方法についてはどう考えている?
いくつもの出産方法がある中で、緊急帝王切開となったママたち。出産方法についてどのように考えているのでしょうか。
術中・術後の経過が良くなかった
『陣痛も痛かったし、腰の麻酔も場所ずれて打たれて痛かったし、後陣痛も痛いし、傷が雨の日はいまだにかゆい』
緊急帝王切開の場合は、ある程度陣痛を経験することもあるのですね。注射による麻酔もあるでしょう。必要なこととはいえ、痛いことが続いた、というママ。術後の経過もあまり良くなかったと感じているようです。
自然に産みたかった
『39週で破水したのはいいんだけど、微弱陣痛の上に子宮口がまったくといっていいほど開かず、2日が経ってしまって……。切りました。自然に産めなかった事が悲しかったなぁ~』
『2日間陣痛に苦しんで子宮口が3㎝から開かず分娩停止で緊急帝王切開に……。私も普通に産めない事に泣きました』
陣痛が強まっていかず、なんと2日が経過したというママがいました。筆者は20時間ほどの陣痛を経験したのですが、さらに長い時間の陣痛とは……。2日も陣痛が続いた上にこれ以上強くならない、となるとママの体力や赤ちゃんの状態によっては緊急帝王切開となるようです。突然お腹を切ることになってしまったママは、気持ちの整理に時間がかかるかもしれませんね。
赤ちゃんが無事に産まれてくれたら出産方法はなんでもいい
『逆子で首にへその緒を巻いていたから帝王切開にしました。次の子も必然的に帝王切開。子どもが無事に産まれてくれれば出産方法は何でもいい』
『元気で産まれてきてくれたら一番ですよね。帝王切開だって立派なお産だし!』
一方で、赤ちゃんが無事に産まれてくれるのなら出産方法はなんでもいい! という考え方のママもいました。帝王切開になったことに負い目を感じているママも、もちろん赤ちゃんが無事に産まれていくれたことには感謝しているはず。ただ、帝王切開での出産にネガティブな考え方を持つ人がいることも事実なのかもしれません。
「帝王切開になります」と言われ、同意書を書く寸前までいった筆者の出産に対する考え方
筆者も実は、帝王切開で出産するところでした。陣痛が20時間を超え、子宮口がなかなか開かなかったため、主人が急遽呼ばれ、帝王切開の同意書を書くところまでいきました。が、たまたま処置室が満員だったため、助産師さんが子宮口に拳を入れて筆者のお腹を圧迫し、子宮口をこじ開ける処置をすることに。その処置が功を奏し、子宮口が開いたことによって分娩へとこぎつけたわけです。が、その処置でも子宮口が開かなければ、緊急帝王切開となっていたのかな、と考えることもあります。主人は「無事に赤ちゃんが産まれるなら出産方法は関係ない」と同意書には二つ返事だったそうです。筆者もそう考えます。出産に際して、ママと赤ちゃんの生命以上に大切なことはないのではないでしょうか。どのような出産方法でもママと赤ちゃんが無事なら、何も問題はないはず。
くれぐれも周囲の人々は出産方法について、ママにネガティブなことを言わないでいただきたいと願っています。
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