子どもが学校で配られるおたよりを出してくれない!提出物をめぐるママたちの対策とは
学校にPTA、習いごとや塾。何かにつけ配られるおたよりの管理って大変ですよね。確認するだけでいいものから、期限付きで提出しないといけないものまで……内容もさまざまです。兄弟・姉妹がいるとプリントの量もおのずと増えて、さらに管理が大変……そんなママたちの嘆きを代弁するかのような声がママスタコミュニティへあがりました。
『子どもがおたよりを出さない』
おたよりを出さない子どもを持つママたちの苦悩
中学生の子どもを持つママから寄せられたお悩みは、学校から配られるプリントを出してくれないというものです。
『PTA総会の委任状、納入金のお知らせ、学年だより……私に出さないから担任に切って出すおたよりも提出できないし困ってしまいます』
冒頭でもお話ししましたが、学校などで配られるプリントには確認後、記入して提出するものも多くあります。その多くは「○日までに」のように期限が設けられており、ママたちも忘れないようにするための管理が大変です。
『みなさんはちゃんと出すようなにか対策されてますか?
ファイルつくったり、張り紙してもダメです。ノイローゼになりそうです。助けてください』
投稿者であるママの努力と苦悩がひしひしと伝わってきます。小学校の頃からずっとということで、対策をこうじても改善されないことにかなりお疲れのご様子です。中学生ともなると提出物などを含む忘れ物の多さは内申にも影響するといわれているので、なおのこと投稿者のママは頭も痛いことでしょう。
『うちもだわ』
『毎日探してるよ、私も』
どこのご家庭でもおたよりに関するトラブルはあるようで、共感の声も多くあがっています。その都度、ママたちもあの手この手を考えて、少しでもおたよりに対する対策をこうじているようです。
出してくれないおたよりへの対策法
1度や2度なら「うっかり」で済みますが、何度もとなるとママも頭が痛くなります。投稿者のママもおたよりを持ち帰る用のファイルを用意したり、張り紙を作るなりと努力のあとが伺えます。ママスタコミュニティに集まったママたちは、どのような対策法をおこなっているのでしょう?
基本は声掛け
『出すように私がいっています』
これも毎日となるときついものがありますが、まずは学校から帰ってきたら「声掛け」をすることも大切ですよね。ただそれだけでは解決しないので、できればそのままランドセルやカバンなどを開けて、おたよりがあるのかないのかまで確認できればいいのですが「ない!」と一言だけいわれることもあるんですよね……
『目の前で鞄の中身を全部出させたら?』
声掛けだけではなかなか解決は厳しそうなので、帰ってきたらカバンの中身を全部出すというルールを決めるという意見もありました。実はこれ、筆者も忘れ物対策にやっていました。
出さぬなら実力行使!
頑張って声掛けを続けてもなかなか改善されない……そうなるとママも子どもも疲れてしまうかもしれません。そうなってくると実力行使も視野に入れていくべきなのかも……となるようです。
『上の子はだらしなかったので、小1の間は幼稚園の頃のように私がすべて出していたよ。小2頃からは声掛けをして子どもに出させた後に私がチェック。少しずつ私が手伝う頻度を減らして自立させていった』
『筆箱とかに、プリント持って帰ってこい! って書いた紙を入れておく』
なぜもらったおたよりを出してくれないのか。その理由を追及しても恐らく解決の糸口はみえてこないような気がします。それに「おたよりを出してくれない!」とイライラするぐらいなら、思い切ってママがカバンをチェックするのもありではないでしょうか。筆者も事前に子どもに対し「カバンをチェックするからね」と承諾を得ており、定期的に学校のカバンや、塾・習い事のカバンの中身はチェックするようにしています。ええ、しょっちゅう出てきますよ、大切なおたよりが。さながら宝探しな気分です。
協力者を探すのも一つの手
『先生には相談した?』
『うちは先生に話して、大事な手紙があるときは私に連絡もらってる』
ママたちの意見をみていると「仲間がこんなにもいる!」と筆者は嬉しくなってしまいました。いえ、喜んでいる場合ではないのですが、対策方法に至るまで「わかるわかる」「そうそれ!」と思わず声に出してしまいそうになります。実は筆者も学年が変わる際などには必ず担任の先生に一声かけるようにしています。どこまで協力してくれるかはわかりませんが、何もしないよりママの気持ちの負担が少しは楽になるかもしれません。
学校などに相談しておく場合にやっておきたいこと
学校に相談といわれてもどうしたら……とお悩みのママへ、筆者がどのように学校などにお願いしていたり、どのようなことをしているかをご紹介してみましょう。
先生に伝えるタイミング
基本的には学年が上がるときなど担任が変わる状況に伝えています。タイミングは家庭訪問や、最初の参観日のあとに先生に個人的にお話しするようにしています。子どもにとっては周りに知られたくないと思う可能性もありますので、必ず先生と一対一のときに話しています。
わざと忘れているのではないことを伝える
先生には、子どもが悪気があって忘れているのではないことをきちんとお話ししておくといいでしょう。面倒だからと出さない場合もあるかもしれませんが、よく忘れるのであれば面倒だからだけではないのかもしれません。
ママがやっている対策について話しておく
対策を取っていることを伝えていないと、先生方も対策のしように困ってしまうかもしれません。そこで、ママ自身が行っている対策について、きちんとお話ししておくことをおすすめします。
・カバンの中におたより専用のファイルを用意している
・カバンの中も確認している
筆者の場合は、これらのことを先生に必ず伝えています。
それと「提出しないといけないおたよりは、翌日には出すようにします」ということも伝えておくようにしています。もちろん、いった限り提出しないといけないおたよりに関してはその場で記入して、その場でおたよりファイルに入れて、そのままカバンにいれさせます。これを徹底しておくことで、大事な書類が提出されていないことを先生が気付いてくれるようにしたいからです。参考になるかはわかりませんが、少しでもお役にたてればと思います。
ときには息抜きしながら……子どもたちをあの手この手でサポートしよう
子どもがおたよりを出してくれないというお悩みについてお話ししてみました。まずはママたちがやっている対策を片っ端からやってみてはいかがでしょう? それでもなかなか解決はしないかもしれません。でも、何もしないよりママの気持ちも楽になることでしょう。ママだけで無理だと思ったら、学校などに相談するのもかなりおすすめです。先生によっては一緒に対策を考えてくださる方もいらっしゃいますので、目先を変えることができる可能性も出てきます。ママ一人で悩まないで、あの手この手でサポートしながら、ときには肩の力を抜いて、誰かに相談してみたり、「そんなこともあるか」と一休みしてみるのもいいかもしれませんよ。
文・櫻宮ヨウ 山内ウェンディ
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