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いつもより苦いズッキーニやきゅうりは食べないで!ウリ科植物の「ククルビタシン」に食中毒の危険が!?

※2018年8月時点の情報です。

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夏に旬を迎えるきゅうりやメロンなどのウリ科の植物。みずみずしくて美味しいので、よく食べるという方もいらっしゃるかもしれませんね。でもウリ科の植物は、食べたときにいつもよりも苦く感じたり、渋みがきついと感じたりしたときには注意が必要ということを知っていますか?

ウリ科の植物って何?生産量が増加しているズッキーニもウリ科

ウリ科の植物と言われてもピンとこないかもしれませんね。きゅうりやかぼちゃ、すいか、メロンなどがウリ科の植物です。生で食べられる野菜や果物もあるので、購入後すぐに食べられるという魅力もありますよね。

昨今のブームで年々国内での生産量が増加しているズッキーニも、ウリ科の植物です。ママスタコミュニティにはズッキーニのトピックが立てられていて、

『ズッキーニって美味しいよね』

『ズッキーニって味を例えるとブロッコリーの茎だよね』

『食わず嫌いしてたんだけどめちゃくちゃ美味しいね』

というコメントから、ママたちもズッキーニの美味しさに魅了されている様子が伝わってきますね。

このようにウリ科の植物に苦みや渋みが気になることは通常ほぼないのですが、どのようなときに感じるのでしょうか?

いつもと違う強い苦みや渋みに注意!その正体は「ククルビタシン」という成分

強い苦みや渋みは、通常は含まれていないか、ごく少量しか含まれていない「ククルビタシン」という成分が、たくさん含まれている場合に感じます。「ククルビタシン」を含んだウリ科の植物をたくさん食べると下痢や嘔吐、腹痛などの食中毒症状を起こすこともあるとのことです。

安心してウリ科の植物を食べるために

調理前に味見をしてみてください。いつもと異なる強い苦味を感じた場合は、もったいないと思うかもしれませんが無理に食べずに捨ててください。食中毒を引き起こす菌は加熱すると死滅するものもありますが、「クルルビタシン」は菌ではなく成分であり、加熱をしても成分が変わらず、したがって食中毒の危険性は変わりません。食中毒を引き起こさないためにも、食べないという選択が必要です。

ゴーヤも苦いけど食べても大丈夫?

同じウリ科の植物に「ゴーヤ(ニガウリ)」があります。ゴーヤにも苦味がありますが、「モモルデシン」という物質で「クルルビタシン」とは異なるものです。「モモルデシン」は食べても下痢や腹痛などの食中毒症状を起こすことはないので、安心して食べてくださいね。

夏を感じさせてくれる美味しいウリ科の植物。涼を感じることができたり、暑い日の水分補給がすんなりできたりするので重宝します。でも家族が食中毒の危険にさらされないように、「ククルビタシン」という成分の存在を頭の片隅に置いて、”いつもと違う”と思ったときに対処できるようにしておきたいですね。

文・藤まゆ花 編集・しらたまよ

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