「成田エクスプレス」「スカイライナー」「高速バス」成田空港に行くならどれがお得?
空への玄関口、成田空港に行くとき、何で行きますか? 電車やバスなど、それぞれの時間と料金、快適さなどを比べて、それぞれにあった行きやすい方法を選んでください。生活コスト削減コンサルタントの生方正さんに伺いました。
乗り換えなしの成田エクスプレス、安さ重視のスカイライナー
東京から成田空港まで電車で行く場合、2つの方法があります。1つは成田エクスプレスを使う方法。成田エクスプレスなら、東京→空港第二ビル駅まで3020円(普通車)、乗車時間は約50分。始発は6時台からあります。
もう1つは、日暮里から成田空港まで行く京成電鉄のスカイライナーを使う方法。最短36分で行けますが、東京から日暮里まで山手線で12分かかるので、トータルすると48分。乗り換えも考えると約1時間ほどかかります。乗車券とライナー券で2465円(ICカード利用)+山手線代154円で2619円となります。
「家族の人数が多いから料金を少しでも安くしたい」という場合は、成田エクスプレスを利用した場合と比べて1人400円ほど安いスカイライナーを利用するといいでしょう。「小さい子がいるし、荷物も多いから乗り換えがないほうがいい」という場合は、成田エクスプレスが便利です。
早割900円!深夜早朝にも利用できる京成バス
「もっと安く行きたい」というときは高速バスがおすすめ。京成バスなら東京駅(八重洲口前)、または銀座駅から乗車して成田空港まで900円(2日前までの予約・決済/前日・当日決済は1000円)で行くことができます。乗車時間は約55分で、日中は20分間隔で運転しているうえ、車両によってはwi‐fiが使えたり、トイレもついているため快適です。さらに、深夜1時30分から出ているため、早朝のフライトに間に合うように出たいといった場合にも助かります。
ただし、始発から早朝5時まで利用する場合、予約をしていないと運賃は2000円かかるので、もし利用する場合は事前に予約することをお忘れなく。
無期限で利用できる回数券なら1枚あたり856円
50枚つづりの回数券(4万2800円)を利用すると、通常1000円の乗車券が1枚あたり856円で使えることになります。しかも、無期限で利用できるので、家族でよく海外に出かけるという場合は回数券を買っておくといいでしょう。ただし、早朝5時までに出かける深夜・早朝便は、乗車券が1人につき2枚必要になります。またインターネットからの事前予約はできないのでご注意ください。ほかにも、ジェイアールバス関東&ビィートランセ・グループの高速バス「THEアクセス成田」もあるので、こちらもチェックしてみるのもいいかもしれません。
ANAマイル、楽天ポイントをお得に貯める技
インターネットから事前予約する場合、楽天トラベルを使うと楽天ポイントが貯まり、ポイントプログラムによってはさらにお得にポイントが貯まることも。ついでにいうと、ANAマイルを貯めている場合は、ANAのサイトを経由して楽天トラベルから予約をすると、ANAマイルも貯まります。もちろん支払いはクレジットカード支払いにすることで、クレジットカードポイントも貯まる……という、二重三重においしい思いをすることができるのです。
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文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ