定価で買うより断然お得。新幹線の料金を安くする方法は?
家族みんなで新幹線を使って行楽に出かけたり、帰省したりするのは楽しいけれど、家族全員分の交通費を考えると、けっこうな出費になりますよね。少しでも節約するのにはどうしたらいいのでしょうか? 生活コスト削減コンサルタントの生方正さんに伺いました。
バラ売りも。金券ショップで回数券を購入
子どもたちが大好きな新幹線。家族で出かけるとけっこう高額になることも。少しでもお得に買うためには、回数券の利用がおすすめです。
新幹線の回数券(普通車指定席用)は6枚綴りで販売されていて、東京、名古屋間であれば1枚あたり1万360円で利用できます。通常、東京、名古屋間で「のぞみ」のチケットを取ろうと思ったら、1万1090円かかるので、1枚当たりの差額だけ考えても730円得することになります。
「回数券は6枚つづりでしょ。うちは子どもが小さいから膝の上に座らせれば大丈夫だから往復使っても必要なチケットは合計4枚。そうなると2枚余るんだけど、どうしたらいいの?」という人もいるかもしれません。そんな場合は、金券ショップを利用するのが手です。金券ショップに行くと、6枚綴りの回数券をバラで購入することができます。
※繁忙期で利用できない日が定められています
最大50%オフ!JR各社「株主優待券」をフル活用
金券ショップでは、回数券のほかにも株主優待券の販売もあります。JR各社が発行する株主優待券を使えば、指定席のほかにもグリーン席まで使えるのでお勧めです。たとえば、JR東海であれば株主優待券1枚につき10%オフ(最大2枚まで利用可能)。JR東日本の株主優待券は、1枚につき20%オフ(最大2枚)。JR西日本においては1枚で50%も安くなるのです! 使用期限が切れる2、3週間前から金券ショップなどではだんだん値下がりする傾向があるため、買う時期によってはさらにお得になることもあります。
東京、名古屋間(片道・指定席)で2290円も安くなる!「EX早特21」とは
JR東海エクスプレスカード、またはJR西日本J-Westカードを所有している場合は、東海道新幹線や山陽新幹線で使える「EX早特21」がお得です。乗車予定日の1カ月(10時)~21日前(23時30分)までの購入で、かつ出発時間が6時~6時59、11時~15時59分に出発する「のぞみ」普通車指定席であれば、東京、名古屋間で8800円となり、2290円も得することになるのです。新幹線を利用した帰省や旅行で、電車好きな子どもたちは大喜び。ママもお得にチケットを取って、浮いたお金はレジャー費に充てるのもよさそうですね。
取材、文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ