「娘、ちょこくんに靴下を履かせたい!」 #うちの猫ちょこくんシリーズ<第8話>
ちょこくん12歳、相変わらず穏やかに、私の娘うっちゃんの成長を見守る、やさしい猫さんです。
うっちゃんは2歳近くになり、「自分で靴下を履きたい」と、自立への成長がみられるようになりました。お外遊びが大好きな活発な女の子なので、「靴下を履く=靴を履いてお外に行ける!」と思っていたのでしょう。(ちなみに転倒防止のため、室内では靴下を履かせていませんでした)
娘はこんな疑問を持ちます。
「なんで、ちょこくんはいつも、くつしたをはいていないの?」
パパもママもうっちゃんも、もちろんちょこくんも靴下をみんな履くものだと思っていたうっちゃん。一度もちょこくんが靴下を履く姿を見たことがないのが、不思議だったのでしょう……。
駆けつけてみるとうっちゃんは、”お人形の靴下”をちょこくんに履かせてあげようと必死。「うっちゃんがはかせてあげるね~」と使命感に燃えている姿がそこにはありました。
確かにお人形の靴下はちょこくんの足にぴったりなサイズに見えました(笑)。私は「猫さんは靴下を履かないんだよ」と教え、うっちゃんは不思議そうにしながらも、分かってくれた様子でした。
小さい子なりに、ちょこくんのために何かしようと考えてくれたのだなと少し嬉しくなりましたが……。「ちょこくん、びっくりさせてごめんね~!!」と謝って、一緒にたくさんなでたのでした。
脚本・横内みか イラスト・んぎまむ
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